フォッサマグナツアーと前後して、伊豆のAuro3D友の会会長宅を訪問してきました。
伊豆の別荘地の静かな所にあり、静かに音楽を聴いたり思索にふけるには最適の場所と思います。シバンニさん、kawausoさんK&Kさん4名の訪問でした。で、早速Auro3Dの懸案の曲をいくつか聴かせて頂きました。(アイキャッチ画像はkawausoさんのものを利用)
1)2023ニューイヤーコンサート: Heiterer Muthのボーイソプラノの位置
これ自宅ではまったく駄目なんですが、ここで聴いてもそれほど上ではないということがわかりました。でも、こちらのよりはずっと自然に聴こえます。
2)Polarity:Polarity
これはかわったJazzでドラムスがうしろに配置。これが、前方のピアノも含めて、面白く聴けた一枚。だがそれ以上にこのアルバムに入っている低音のAuro3D邸の音にびっくりしました。これは自分の所ではまったく出ない低音、サブウーファの音です。他にも低音が活躍するアルバムがあり、こりゃ自宅もサブウーファ入れなければと覚悟をきめました。
また、フロントに中心になっているソナス・ファベールのスピーカーも自分としては初体験。なかなか現代的な音がしています。このシステムでスピーカーをまとめられているのでAuro3D的にも聴き応えがあります。Auro3D邸、前方でかなり立体的な音がするので、これがAuro的なメリットかと納得した次第。
自宅のソースでAuro3Dは0.5%もない位で、自分としては、これはというAuro3Dの音を聴く経験を積んでいくしかないかなと感じました。
これから先、2chからサラウンド、Auro3Dも含めて同じシステムで聴きたいと思っているので、当面、
1)サブウーファをいれた2chの強化
2)その先のサラウンドの完成(サラウンド音源はかなりあるので)
3)その拡張として上の層のスピーカーを加えた、Auro3D, Atmosを聴ける環境づくり
こんな感じで取り組んで行こうかなという所です。
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Cmiyajiさん
フォッサマグナツアーの印象をお願いしていたら、ついでに(笑)、拙宅への訪問記もお書きいただいたんですね。ありがとうございます。もう1か月以上前のことになりますが、その節は機器の入れ替えと新しい音響補正ソフトを導入したばかりでお迎えしてしまい、未成熟な音をお聴かせしてしまって失礼しました(汗)。
近々、今回のツアーの4システムに拙宅を加えた「串刺しまとめ記事」を書こうかと思っているので、ツアーの試聴記に加え、拙宅の印象をお聞かせいただいたのは執筆の参考になります。
>ソナス・ファベールのスピーカーも自分としては初体験。なかなか現代的な音がしています。
これは存じ上げませんでした。確かにSonetto VIIIは「若者向け」で、Sonus初体験であったのであれば、往年のSonusの音の香りが残るElecta Amator IIIをちゃんとお聴かせすればよかったですね。女性ボーカルなんか、独特の魅力がありますよ!またの機会に是非!
>Auro3D邸、前方でかなり立体的な音がするので、これがAuro的なメリットかと納得
これはお耳が高い(笑)。私は何度か書いているのですが、Auro-3DやMaticは、「見た目」でどうしても第二層・三層のSPに注意が向いてしまうので(特に拙宅の場合、目立つ…)、「視覚優位の人間の五感による認知メカニズム」の性質上、音を聴く前から脳に「音像定位が浮く<はず>」というような刷り込みが入ってしまいます。
しかし、私はAuro-3DやMaticは、少なくとも伊豆の拙宅のシステムで聴く限り、高さ感もさることながら、「音に奥行き感・立体感が出る」と主張し続けているのですが、特に初訪問の方からはなかなか賛同を得られません(汗)。どなたも部屋に入った見た目の第一印象にやられてしまうようで、皆さん、「高さ感が出ますね!」とだけおっしゃるのですが、Cmiyajiさんは初訪問でこの点によくお気づきになられましたね!(目を瞑って聴いておられたからかな?)
ただ、これは私が最近書いたブログの内容ともリンクしてきますが、あちこちで聴かせていただいている中で、どうも必ずしもすべてのAuroシステムでこのような聴感上の特徴が顕れるわけでも無いようなんです。その決定要因が何なのかが、今後の研究課題です(笑)。
>Auro3D邸の音にびっくりしました。これは自分の所ではまったく出ない低音、サブウーファの音です。他にも低音が活躍するアルバムがあり、こりゃ自宅もサブウーファ入れなければと覚悟をきめました。
そうですか、K2をお持ちなのにSWの導入を決心されましたか!(日本に多い38JBLファンから冷たい視線が来るかも・・・笑)
拙宅の低音は、このところ、「そこそこ聴けるようになってきたなあ」と思っているのですが、それはSWのお陰、というよりは自分的には前方の6台のSPによって「平面波」が正しく形成されていることとDirac Liveの最新ハイテク補正のお陰だと思っています(いらっしゃったときは、DLBCに加え、ARTを導入した直後)。SWを4台も入れているのですから(そのうち、大型が2台)、低音の「量」は出て当たり前なのですが、Cmiyajiさんもよくご存じのように、低域は「質」が大事で、ヤンキー系のお兄さんのカーステレオのSWじゃあるまいし(笑)、出りゃいい、ってもんじゃないですよね。
その後のフォッサマグナツアーでも、X1邸、グランドスラム邸と行かれたわけで、どちらもものすごいSWが入っていますが、印象はいかがでしたか?(全部同じPolarityを聴いたはず)
今回、一連のツアーの中で私が驚いたことの一つに、「人によってこんなに聴感というのは異なるものなのか!」ということに改めて気づかされたことです。「同じ音楽」を聴いていても、「同じ音」には必ずしも聞こえていないんですね。個人差があって。
実は、拙宅とX1邸は密閉型のSWであるのに対し、過日ご一緒したTomy邸とグランドスラム邸、そして今回Cmiyajiさんが導入されたSWはバスレフ型のはずです。f特で見るとほとんど同じでも、聴感上ものすごい違いを感じる方がおられるようですので、Cmiyajiさんが「覚悟」を決める原因となった拙宅の低音とは、もしかして異なる音を、今、ご自宅では感じておられませんか?
好ましい低音再生用のメカニズムは「密閉」か、「バスレフ」か、は、オーディオの世界では古くて新しい、永遠のテーマの一つですよね。Cmiyajiさんがどちらの再生音がお好みなのか、そしてそれは部屋や設置方法、よく聴く音楽ジャンルによっても異なるのかなど、興味深い研究テーマですので、また気が向いたらご自宅のSWの成果をレポートしてみてください。
会長コメントありがとうございます。アップしたグラフのようにJBLの特性は元々60Hzから下はだらっと下がっています。これはそういう音作りをしているんじゃないかと思います。こうすると低域がしまってだぶつかないけど、超低域がなくなる。それがJBLがJazzに向いている理由でもあるのかと。逆に低域の方を拡げていくと、弦とかの響きが良くなり、ちょっとクラシック向きという感じになってきます。今は、バスレフ密閉の違いと言うより、超低域をどこまで出すかという調整を、サブウーファのレベルとターゲットカーブでしています。大太鼓がドカンと鳴るのではなくて、後ろで鳴っているのがしっかりわかるという程度に押さえ。伊豆はARTの設定で低域がますます良くなったそうなので、それも聴いてみたい所です。
cmiyajiさま、初めまして。素晴らしいレポートありがとうございます。
Auro3D さま、お久しぶりです。全国を股にかけて精力的に活動され凄いです!
当方は同学年ですが7月末の肋骨骨折&8月末の健診再検査でガンマGTP125と高めで加齢も意識してしまい少し自粛して生活してます。
横スレ気味コメントですが今年に入ってからAuro-3D系のネタで何度か(も)ご紹介の「2023ニューイヤーコンサート」とても気になって仕方なかったのです・・
クラシック系の作品は余り聴かない当方ですが、映像付きの本コンテンツだけは別格で過去の放送は極力録画してますが、近年は某国営放送の出し渋り戦略?で地上波教育テレビと8K放送のみの両極端で何だかな~と言う感じです・・(涙)
今回のcmiyajiさまのレポートを拝見し、辛抱堪らずアマゾンでポチッてしまいました。一瞬、価格の安い輸入版にしようと思いましたがリージョンコードが合わないかもしれず国内盤にしました。
収録音声がドルビーアトモスかどうか確認できませんでしたが、今週中に到着するようなので楽しみにしています。(笑)
たかけんさんコメントありがとうございます。ニューイヤー・コンサート2023、私のものも国内盤となっています。解説冊子をみると、DTS-HDの5.0サラウンド、Auro3Dの9.1とありますが、Atmosはないように思います。たかけんさんのシステムにもよりますがBDプレーヤーとAVアンプで認識してくれればAuro3Dで聴けると思います。この演奏の弦のセクションの音はとても響きがよく、聴いていて気持ちがいいです。クラシックそれほど聴かれていなくても、きっと満足されると思います。なにせ世界一のオーケストラ、ウィーンフィルのムジークフェラインザールでの録音ですから。
たかけんさん
ご指名いただきましたので、Cmiyajiさん、横レスですみません。
>全国を股にかけて精力的に活動され凄いです!
最近、新幹線代やホテル代などの旅費がかさんで…先日は仙台までは行ったのですが非常に盛りだくさんで時間がなく、たかけんさんにはご挨拶もできず失礼しました。でもまた「遠く」から来い、という声が…(笑)。
New Year’s concertは、たかけんさんはせっかくZR-1をお持ちなのだから、22.2chで録音してそれをAtmosにして聴けるんじゃないですか?Cmiyajiさんがご指摘のように、残念ながらこれはAtmos録音はされていないので、たかけんさんのシステムだとNative再生なら5.1chになってしまうと思います(まあ、それをDolby Surroundにすればそれなりには楽しめると思いますが)。
でも、せっかく「ポチって」しまったのであれば、ここは、一気にどうですか、Auro-3Dに対応するAVアンプに買い替えては!(笑)
スピーカーはたくさんお持ちのようですから、VOGぐらい簡単に設置できるでしょうし!「友の会」がお待ちしておりますぞ!!!
あー、悪魔のお誘いだ:-)
いや、「天使のささやき」と言ってください(笑)
cmiyajiさま & Auro3Dさま、このたびは返信ありがとうございます。
Auro3Dへのお誘いについては父親が長期入院中につき何かと物入りなことから当面ないと思いますが、定例の中古店巡りで定価の1/10くらいでAuro-3D対応アンプを捕獲できる可能性もあるので唐突にお仲間に加えてもらうかもしれません。(笑)
昨日(9/15)、中古¥2,929でBDコンテンツが無事到着し鑑賞中でちょうど少年少女合唱団のパートが始まっています。指揮者のフランツ・ウェルザー=メスト氏はどこかで拝見したような・・と思ったら「笑点」司会者の春風亭昇太氏にどことなく印象が似ていて威圧感を見せたり大げさに振る舞ったりもせず好感持てますね。楽団のメンバーはベテランも残っていますが、世代交代も進みアイドル並み容姿の若くてカワイイメンバーもいらっしゃいますね!
各位からご返信いただいたとおり音声のアトモス収録はなく2ch-PCMかDTS-HD MSTR5.1chの二者択一で後者を選択してアンプ側の7.2.4ch Classicalモードで拡張再生しています。音質的には各位のAuro-3Dを聴かない「限り」何の不満もないでしょう・・(笑)
映像ビットレートは衛星放送と同等の30Mbpsですが圧縮効率の高いMPEG-4AVCでの30MbpsはMPEG-2の衛星放送だと50~60Mbpsに匹敵しますからDMR-Z1だと高品位に4K画質にしてくれます。
なお、Auro3Dさまからご提案のあった中継放送の22.2ch音声については・・教育テレビはAAC5.1ch、8K放送はMPEG4-AAC5.1chと22.2chで、肝心の4K放送で22.2ch音声付きの放送はありませんでした。4K22.2ch音声付きで放送されていればDMR-Z1で録画してDolby Atomosで再生できたのですが、仮に4K22.2ch音声付きで放送してしまえばパッケージメディアのセールスにも影響するでしょうから素材提供側から「地上波か8Kでお願いします」と注文がついたのではないでしょうか・・(汗)
よって8K放送が試聴できる方でも8K22.2ch音声を復号できる民生用の機材がないため視聴時の音声は5.1chどまりで、8K22.2ch音声を視聴できるのはNHK関係者か8Kパブリックビューイングを行っている事業者、そして業務用機材を導入された方に限られ、NHKの出し惜しみも甚だしく極めて酷い状況なんです・・(泣)
Cmiyajiさん
なるほど、いい塩梅の超低域の出し方を発見されたら、是非またご報告ください。後学のためになると思いますので。
それにしてもこのf特はスゴイですね。これ、チャンデバで駆動しているCmiyajiさんのK2のものですか?60Hz以上は5万Hzまでほぼ一直線ですね!
Auro3Dさん、このf特性はJBLがこのスピーカーの特性として発表しているものです。それが60Hzから下はだら下がりにしているのが、面白い点だと思いました。