NHK- FM放送で平日夜に放送されているベスト・オブ・クラシックで、福井県立音楽堂ハーモニーホールに設置されているパイプオルガンを、新潟県にあるりゅーとぴあ専属オルガニストである山本真希さんが弾くという、公開収録番組が流れています。
アナログ放送のためダイナミックレンジはCDにも劣るのは致し方ないので、フルオーケストラやこのようなパイプオルガンの録音では、音が大きくなるクライマックスになると音量が絞られたりすることによる、違和感を感じることが時折あるのですが、今回の収録はホールの空気感も良く(その分聴衆の咳払いなども時折聞こえますが)臨場感タップリです。
勿論、よりダイナミックレンジのあるハイレゾ音源ならより迫力が出て満足できるかもしれませんが、加工の少ない公開収録だからこその生々しい音に満足です。
パイプオルガンのコンサートに出かけてみようか、と思える良い放送ですね。
NHKホールやサントリーホールの収録音源には、時折首をかしげるようなものもあるので、いつもは海外の放送局提供音源を聴いているのですが、このようにたまにしか収録しない地方のホールでの録音で意外とヒットするものもあるのだと、NHK収録スタッフの力量を再認識しました。
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