ミネルヴァさんが少し前に投稿された「ハイレゾと同じくらい超高音質なのは○○だった!」が、そこに寄せられた皆様のコメント含め、とても興味深く感じました。
(フィルムコミュニティは会則でリンク禁止なのでURLのみ記載します)https://philm-community.com/minerva/user/diary/2023/05/20/19135/
特に興味深かったのは、コメントで紹介された、AESのレポートです。
https://www.aes.org/e-lib/browse.cfm?elib=18296
2017年に発表されたもので、論文タイトルは「ハイレゾオーディオの知覚評価のメタ分析」。
著者: Reiss、Joshua D. ジョシュア・D・ライス
所属: クイーン・メアリー大学ロンドン、ロンドン、英国
音響工学教授
論文の概要を一部引用します「18 件の公開された実験が含まれており、12,500 件を超える試験の 400 人以上の参加者を組み合わせたメタ分析が提供されました。結果は、被験者が高解像度のコンテンツを識別する能力は小さいながらも統計的に有意であることを示し、被験者が広範なトレーニングを受けると、この効果は劇的に増加しました。」というような内容です。
興味深かったので、原典を翻訳して読んでみました。
それを、YouTubeの動画にて皆さんにシェアしたいと思い、動画を作成しました。
現在限定公開中で、来週末位に一般公開予定です。
興味のある方は、限定公開なので、以下のURLよりご覧ください。
https://youtu.be/vvNbZpyEgEA
PS.
毎度のことながら、レポートの翻訳は疲れます。また、肝心な部分のニュアンスが不明のままで終わりました。残念!
コメント ※編集/削除は管理者のみ
百十番さん、こんにちは。
YouTubeを拝見しました。
全く同意です。こと音の違いを聴き分けるのは、「オーディオマニアの耳は世界一」だと思います。
「気圧の違いを聴き分ける」「CD再生が毎回音が違うのを聴き分ける」なんて、常人の域を超えていますね。自分の友人には、リモコンのボタンの押し方で音が変わるのを聴き分けていた人間もいました。(これは自分にはわかりません)こ奴はスタジオメンテナンスのプロになりました。
と言うことで、ハイレゾと通常CDの音が変わるのは、オーディオマニアであれば聞き分けると思います。ですが、聞き耳を立てればわかるけれど、CDで充分と思うか否かは別の話ですよね。
自分は、以前のYouTubeにもあったように、
・スタジオ録音のポップスならCDで充分と感じています。
ですが、ハイレゾは下記の優位性があるように感じています。
・ライブ録音ならハイレゾは効果的
・アコースティック楽器や声はハイレゾが好ましい
・キレのいい音を求める向きにはPCMのハイレゾが優位
・柔らかい(生々しい)音を求めるならDSDのハイレゾが優位
・クラシックの大編成なら買い換えてでもSACD(ステレオでも)がいい
追伸
・「フィルムコミュニティは会則でリンク禁止なのでURLのみ記載します」、こんな会則はありますか?
リンクの方が手間がなくてよいと感じています(スマホからの場合は特に)
⇒誘導するようなリンクは禁止、なのではないかと思いました。
ヒジヤンさん
早速ありがとうございます!
ご意見もかなり近しいものもあります。
ただし、今回の論文も一つの材料でしかなく、検討事項は多く、多くの意見交換が有効だな、というのが率直なところです。
私は以前は、国内ポップスは、わざわざロッシーに落としていました。
ただ環境が進んだので、ハイレゾで聴けるものは、マスタリングが高音質な場合もあるので、聴き分けはともかく、精神衛生上ハイレゾで聴くようにしています。
それと、リンクの件は、以前別のコメントでも皆さんと意見交換しましたが、「リンクはそもそも誘導するものである」というのが元々の私の見解です。
歓迎できないリンクの手法を禁じるなら、それを対象とした会則にするのが王道と考えています。
銭湯の除き犯罪が心配なのでLGBT法案に反対する自民党右派の論理と同じで、犯罪の対策はそれを対象とした法律や規制を検討するのが筋では?的に考えております。
「リンク」についての見解がよくわかりました。
百十番さんは厳格な方なんだなと。
自分はゆるゆるな性格なので、リンクはよく使っていますし、「怒られたら直せばいいか」くらいに考えています。
さてYouTube内容について、もうひとつです。
「事前説明をすると聞き分け度が上がる」・・・これも実例から事実かと思いました。
「CDの音は毎回音が変わる」・・これを言い出したのは、PCオーディオのMFさんです。
自分は調整用Discで、その定位から左右のスピーカーの焦点の合い方を判断し調整しているのですが、同じセッティングでも定位が変わることがあるのを不思議に感じていました。
その話をMFさんにしたところ、下記の解説でした。
「CD再生は、読み取りエラーがあると無音にする制御がされている」(PCは読み取りエラーはそのまま出す)とのこと。
「低音はデータ量が少ないので、読み取りエラーの影響が強く出る」「PCの低音が(CD比)しっかりしているのは、(よきにつけ悪しきにつけ)全部出すから低音が増加する」という説明でした。
その解説を聞いてから、納得して、「あれ?おかしい」と思ったら再生をやり直すようになりました。
何も説明がないときは、「変わるはずはない」と思い込んでいるものが、
説明を受けると、「変わるのは当然」と思えますし、違いがあるはずと言う思考で聴くので、聞き分けが出来るようになるのだろうと感じています。
百十番さん、こんにちは。
とうとう動画をアップされましたね。
我が家では少ないながら有料で購入したハイレゾFLACファイルがあります。これとCDからリッピングしたWAVファイルと比較すると、明らかにハイレゾの方が高音質に聞こえます。暗騒音の出方からして全く違います。
これはハイレゾだから音が良いのではなく、マスタリングが違うのではないかと疑っています。
TidalのHiFi Plusプランに入っていますが、実はMQAデコードの環境が無いのでほとんど意味がないのです。
でもMQAフルデコードと非デコードの差が分からないという方もいらっしゃいますね。
Tidalも間もなくハイレゾFLACの配信を始めるとのことなので、ハイレゾFLACとCD品質のFLACの音質差を確認したいと思っています。
ハイレゾFLACの方が良い音に聞こえるようマスターに細工していないと良いのですが(笑)。
ヒジヤンさん
ご指摘通り、違いがあることやなぜ違うかという知識があるのとないので、判別能力は違ってくるというのに賛成です。
これは、オーディオのみならず、料理や飲料の味やそのたもろものに言えると思います。
ちなみに、液晶TVの画質の違いは、あえて学ばないようにしております。
知っちゃうと欲しくなるので(沼)。。
それと、CDの読み取りエラーは今ではほとんどないというのが一般論と思います。
とはいえ、デジタルはまだまだブラックボックスな部分でいろいろ音は変化しますね。
ミネルヴァさん、こんにちは
面白いテーマをご提示いただきありがとうございました!
おかげで少し勉強になりました。
ちなみに、釈迦に説法でしょうが、MQAはデコードだけでも音質が良くなるという事がMQAサイド及び、それを採用した多くのレコードレーベルから示されております。
こういうのも、小さい変化なので「聴き分け」となると疑問ですが。
なお、屁理屈に聞こえるかもしれませんが
>ハイレゾだから音が良いのではなく、マスタリングが違うのではないか
ここは、私の理解では少しニュアンスが違います。
マスタリングでの音の違いは、CDでリマスタリング版が発売されているように、相当に大きく、ハイレゾうんぬんよりも違いが出ると思っています。
「ハイレゾがどうのこうの」とは別問題だと理解しています。