前回の日記
「身の周りのもので観る電流波形とノイズ」
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4813/20191118/63911/
ではコモンモードノイズ電流の存在をパソコンで観てみました。
注意:この記事は前回の日記を理解していないと意味が分かりません
[:image1:]
コモンモードノイズ(あるいは漏洩電流)が iFi AC iPurifier の
アース線から大地アースに逃げていくようなイメージが
日記をご覧になった方々はできたと思います。
さて、大地アースは分かった。
では仮想アースではどうなのだろうかというのが本日です。
普通に考えて仮想アースはどこにも繋がってはいませんので
電流が流れるはずは・・・ありません。
しかしそれは小学校で習った電池と豆電球の直流のお話で
交流となると空中に飛んでいったり理屈に合わない動きをします。
というわけで、
部屋に転がっていたオートトランスを仮想アースとして見立て
iFi AC iPurifier のアース線をこのオートトランスに繋いで
電源線に電流が流れるかを観察してみました。
いきなりですが前回と同じセットでは失敗しました。まるで観測できません。
取り出す電圧を高めるためにコアの2次巻き線を6ターンほど巻き、
パソコンの代わりに7千円の安物オシロに出番をお願いして・・・・
やっと、ほんの少し見えました。
写真だとよく分からないので動画にしました。
iFi AC iPurifierのアース線をオートトランスに繋いだときと
繋がないときの波形の違いに注目です。
オートトランスに接続すると薔薇のトゲのような波形が現れます。
恐らくはこれがコモンモードノイズに関係する電流ではないかと
想像します。電圧だと測定は簡単ですが電流は難しいですね。
↓↓↓動画はこちら↓↓↓
https://youtu.be/19DBGMD4_nY
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
※コモンモードノイズが派手に発生している時であれば、
オートトランスの接続有無の差は誰がみても明らかでした。
ただしそれが果たして今回の実験意図を示す結果になるかは不明
であったのでそれは紹介しません。
最後に、
ド派手にアースにノイズ電流?が流れる様子を撮影した
動画がありましたので紹介しておきます。
iFi AC iPurifierに
アース接続するとノイズが逃げる電流が生まれてスピーカーから音が出ます。
この電流が強烈過ぎると逆に「ノイズ伝播」を生む可能性が
ゼロとは言えませんし、あんまり量が多いと漏電ブレーカーが落ちます。
とはいえ「そこは使い手側」でコントロールすれば良いと思います。
↓↓↓ド派手な動画はこちら↓↓↓ 2分50秒からアース接続
https://youtu.be/JJeK_RctWNQ
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
コメント ※編集/削除は管理者のみ