APlayer miniとDirettaの組み合わせで、タンノイ風のアナログテイストの設定を紹介します。プレイヤーは低レイテンシー、レンダラーも低ノイズ低ジッターを維持できることが前提です。私の環境はマイルームをご覧ください。
ミュンシュのベルリオーズ幻想交響曲は1967年アナログ録音の傑作で、2011年のリマスターがすばらしい出来上がりです。
APlayer miniは Only WAV Player mode で Direct Input が最も低レイテンシーとなります。asio_x64_config.exeで Hold ASIO Output にチェックを入れ、Preload bufferを初期設定の256KBにします。
Diretta Sync_Lowest はASIOバッファ4096、デプス10、レイテンシー1000にしています。再生開始・停止から約3秒のタイムラグが発生します。
Diretta HostとTargetはイーサネット銅線直結でファイアウォールは無効、専用としているネットワークアダプターも以下の項目以外はすべて「無効」設定です。速度とデュプレックスは「100 Mbps ハーフデュプレックス」に変更。
・RSSキュー:最大(4キュー)
・WOLとシャットダウン:速度低下しない
・割り込みモデレーション:有効
・受信バッファ:1
・受信側スケーリング:有効
・伝送バッファ:1
IPv4を含めIPv6以外全部無効にしますが、IPv6アドレスも固定します。詳細はDiretta.linkを参照ください。
DACフィルターはSlow Roll-Off(Traditional Tone)にしています。緩やかなフィルターでプリエコーもポストエコーもほとんど無く、Sharp Roll-OffよりNOSに近い音色です。
ミュンシュのチャイコフスキー交響曲第4番&弦楽セレナード(1955年録音@ボストン・シンフォニーホール)もアナログレコードのように響きます。RCAは1953年からステレオ録音開始しており、このリマスターもたいへん良好です。
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