サラウンド用サブスピーカとして、部屋の四隅の隙間に上手く収まり、廉価に、且つ、その条件で最良の音質を得る事を目標に検討を重ねた結果、この形状に落着し、2012年に製作/完成しました。
仕様として、メインスピーカの後ろへの設置でき、ドア開閉の邪魔にならない等、置き場所の制約条件で 150mm角 で 高さ 1530mm、(従って内容積は17リットル)、そして、成るべく低音を(自然に)再生したいので密閉型としました。
使用ユニットは WAVECOR WF118WA01 と DAYTON ND20FB-4。
寸法は、
1台分の板取は、
上記の詳細(PDF)。
尚、36合板1枚で2台分。近所の材木屋で 4台分 材料費と切断費で14800でした。
接着組立し、
木目壁紙を貼り、箱が完成し、
ネットワークは、ツイータ側は 10μF と 0.22mH、ウーファ側は 0.5mH と 30μF で 2kHzクロス。ATTなし。
そのままの周波数特性が上側ですが、それを 120Hzターンオーバ 18dB ローブースト で補正すると下側となり、
の如く、30Hz 以下までフラットな特性となり、(大音量でなければ)サブウーファの必要性は全く感じない程、低音を伸ばす事ができました。 但し、今回は、部屋の各コーナーに設置した事で、コーナーバッフル効果に依りローブーストの必要性も無くなった為、何もせずそのままで鳴らしています。
因みにウーファは(店員の見ていない時)コーンを撫でて、カリカリ言わないもの(高域にピークが無さそうなもの)を選んだのですが、これが勝因の様です。(良い子は真似してはいけません)
所で、本機の周波数特性は可也フラットですが、周知の如く、フラットである事は高音質の条件では無く、本機もその例に漏れず、(ダイレクトラジエータ故に避けられない)固有振動により、リアル感や透明感は今一なのですが、一応水準以上の音質は得られた様に思います。
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