仕事で上京した機会を利用して、ずっと気になっていたベルウッドさん宅と、いたちょうさん宅を、ラズパイ3を引っ提げて訪問させていただきました。
最初にベルウッドさん宅へお邪魔しましたが、部屋に入ると存在感のあるSP、金田式アンプ群とGrandioso-K1が目に付きました。
ベルウッドさんにお任せして、色々なジャンルの音楽を聴かせていただきましたが、予想していたモニター的な音とは違って、やや暖色系で厚みのある音に驚きました。
SPは中~小型ですが、空間表現が素晴らしくてオケのスケール感やホールの響きの違いが良く出るし、、録音によっては生演奏より解像度や音の定位が良いのではと思うものもありました。
オーディオで生演奏を再現することを目指している方もいますが、録音にもよりますがベルウッドさんのシステムは音楽の内声部まで見通すことができて、音楽の意図を生演奏以上に克明に表現されているようにも感じました。
それから、持参したラズパイ3+VolumioをX-DDC経由S/PDIFでK1に接続しいただきましたが、ソースによって良し悪しが分かれるようです。
(後で分かったのですが、土竜ッモグさんから頂いた音源が良くて、私がリッピングした音源はジッタが多いのかピントが甘くなるようです。)
思い切ってUSBで直接K1に入力すると、やはりDDCの差もかなりあるようで、明らかに音の鮮度が良くなることがわかりました。
天下のK1さまと比較すること自体が無謀というものですが、ラズパイ3はノイズフロアが少し高いようですが使えなくはないといったところでしょうか。
これについては、ラズパイに入っている3つのDC-DCコンバータをリニア電源にすることで改善を図りたいと思います。
あっという間に昼になりましたが、昼食を用意していただいたので、お行儀が悪かったですが時間節約のため食べながらアナログ等を続けて聴かせていただきました。
例の、カートリッジの裏側を削ってチタンネジで固定したDL103は、滑らかで耳当たりの良い音になっているように感じました。
特にJ-POPS系と相性が良いようで、陽水やさだまさしは、レコード作成時のリファレンスがDL103ではないかと思うくらい最高でした。
それにしても、ベルウッドさんのシステムで聴く音楽は楽しくて、クレーメルの聴いたことが無いような優しい表現やシカゴ響のヨーロッパ的な深い響きに感心したり、チェリビダッケの止まりそうに遅いキエフの大門にドキドキしてしまいました。
やはりシステムは音が良いとか悪いとかより、音楽が楽しめるかどうかが一番大事ですね。
今回は、音楽とオーディオ両方に精通されているベルウッドさんの凄さ(ほんの一部分だと思いますが)を知ることができて、貴重な経験をさせていただきました。
ベルウッドさん、色々とご配慮いただきありがとうございました。
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