PAA3でお手軽に色々なものを測って遊ぼう!会が結成されつつあります。こんな中で、場所が離れていようが測定基準さえ決めれば、Web上でデータ比較が可能になる!とのかつどんさんの提案に大賛成しました。この基準の策定は、かつどんさんが最適任者であることは周知の事実なので、お任せしています。ですが、決めごとには必ず検証が必要だと思いやってみました。
今日は、検証なので3脚を使ってセッティングしてみました。
耳位置は難しかったので、少し上の少し後辺りの中央です。
①最大音圧レベルの測定
かつどんさん提案の測定基準
(1)レスポンスタイムは35ms
(2)weightingタイプはFLAT
(3)LEVEL RANGEは50-110dBSPL
測定位置は、
(4)PAA3のマイク高さはリスニングポジションのほぼ耳の位置
(5)PAA3は水平保持でマイク角度は最大角(45度斜め)(取説写真図)
測定曲はオフ会で使ったホテルカルフォルニア/HELL FREEZES OVERです。全てプリ表示65で測定しました。
1)レスポンスタイム:35ms⇒103.7dB
◇設定により、約6dBも差が出てしまいます。どの辺りが良い線なのか。35msとすると誰でも100dBクラブになってしまいそうです。
オフ会の時の音量(プリ表示72)で測定してみました。
なんと、110.7dB。これではでかく出過ぎてしまうようです。35msでは、瞬間的なピークも捉えて表示が高く出過ぎるようです。
◇上記から、PHONICがMID(中間)として推奨している250msを標準にしてはどうかと思います。
②周波数特性の測定
基本的には①と同じセッティングで、上記と同じレスポンスタイムだけが悩みどころです。
かつどんさん提案は、1000msでした。
音源はピンクノイズが良いようです。ホワイトノイズでは、高域により過ぎます。スイープ信号は測定結果にばらつきが多いようです。
1)レスポンスタイム:1000ms
◇グラフは測定中にPrt Scrしたものです。かつどんさんが言うように、グラフが常時揺れていますので、1000msが測定誤差が少ないと思いました。1000msで賛成です。(グラフの上側に横線が入っているのがピーク値です。)
◇この方法は、測定場所がピンポイントとなってしまうので、定在波の影響が顕著に出てしまいます。うさぎ仮面さんは、両耳の間辺りを動かして平均化されているようです。この辺りは、今後の課題と致しましょう。
③残響時間の測定
残響時間(RT60)とは、音の出るのが止まってから、その音が1/1000の大きさになるまでにかかる時間のことです。PAA3では、代表周波数として500Hzの特性を計測しているようです。
ですから、SNが低い時に測らないとバラツキが出てしまって使い物にならないようです。
かつどんさん提案の測定基準に賛成です。
(1)weightingタイプはAとする。(生活ノイズが入り難くする。)
(2)音源はピンクノイズとする。
音源は500Hz付近の音があればよいので「アッ」と声を出して測定した方が、測定のバラツキが少なかったですが、原始的過ぎますね。
かつどんさん、ほぼ検証できたと思いますが、
①最大音圧レベルの測定のレスポンスタイムは250msにしませんか。
多数の方のご意見をお持ちしております。
追伸
・今日は森林浴サラウンドの実験は出来そうにありません。来週に延期いたします。
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