PCからのTELOS USBアースが効果的との情報です。ならば、USBポートからの金属たわしアースも効果があるはずと思い、試してみたところビックリの効果だったのが前回の日記です。今回は、どのような効果があるのか?、どの程度の効果が期待できるのか?、活用素材はステンレスがいいのか、真鍮なのか?など探っていこうと思います。
TELOSのGrounding Noise Reducerとは、電気的に大地アースを生成するものです。この機能は、創業者のJeff Lin氏が「機器の性能は良くても、設置する環境によっては十分に実力を発揮できないという~オーディオの宿命~」を、何とかして打ち崩せないかと考え同社を立ち上げたと聞きます。
◆TELOSでは、機器の性能を発揮させるためには、オーディオ専用のアースが必要と提唱しています。
【HPからの抜粋】
「一般的な大地アース」
・オーディオ製品のセットアップにおいては、アース設備の効果の良し悪しがそのままバックグラウンドノイズに影響を与えます。
・電気の基準点となる場所がノイズで汚染されてしまうと、その汚染は信号経路に入り込み、それがノイズとして聞こえます。
・このノイズは、デジタル回路に入り込んでビットエラーを引き起こす可能性も持っています。
・これらの問題を解決するためには、今までオーディオシステムだけのために単独の大地アースを設置するしかありませんでした。
「一般的なパッシブ仮想アース」
・1つのオーディオシステムためだけに単独の大地アースを設置する – これは誰もが考える理想的な環境ではありますが、実施できる人は極々一部です。
・そこで考え出されたのが仮想アースと呼ばれる機器です。大地アースを設置するのが難しいのであれば、大地アースの代わりとなる機能を供給する機器を用いるほかありません。
「Telosのアクティブアース」
・単独の大地アースと同じ効果をアクティブアースを使うことにより得ることができるのです。
・アクティブアースによって生み出されたアースの電位はオーディオ機器のためだけに使われるので、他の一般的な家電製品のノイズからは完全に隔絶されるのです。
◇簡単に言えば、Telosのアクティブアースはオーディオ専用アースの代用品ということになります。
さて、以前から取り組んでいる金属たわしアースですが、自宅で設置しているオーディオ専用アースとの比較において、下記の効果を確認しています。
・金属たわし仮想アースとオーディオ専用アースを比較すると、オーディオ専用アースの方が効果は大きいが、極端な差ではないこと
・オーディオ専用アースの大地間に、金属たわし仮想アースを挟み込むと、オーディオ専用アース単独より効果が大きくなること
◆上記から、Telosのアクティブアースに対して、金属たわし仮想アースは近しい効果が出せると予測しました。
(更に大地アースを加えれば、Telosのアクティブアースを上回ることが期待できます)
◆以上がTELOSのUSBポート専用のアクティブアースの情報を受けて、USBポート金属たわしアースの実施をすることにした動機です。
前置きが長くなりましたが、Telosのアクティブアースにならった金属たわしアースですので、同様な繋ぎ方をしました。
USBポートからはグランド線をアースに落とします。
4番ピンをアースに繋ぐ
USBケーブルを切ると4本の導線が出てきますので、その中のGND線のみをアースに繋ぎました。(2種のケーブルをばらしてみましたが、両方共に黒線でした)
ケーブルの長さをPCからの設置に合わせ、出来るだけ短くして、アース内の裸線は長めにして、タワシポッドに入れ込みます。
ここで、ステンレスと真鍮の比較です。
結論から言えば、自分好みは真鍮でした。音色や帯域バランスを変えずに、ノイズに埋もれていた細かな音が浮かび上がり、広く立体的な空間を創出します。PCからのストリーミング・ビデオでも、サラウンドのような立体的な音響を感じました。
一方でステンレスも悪くなかったです。
ややドンシャリ的な音でメリハリが強くなるように感じました。ノイズ除去も真鍮ほどではなかったですが、充分な効果を感じます。
◆USBアース用の金属たわしは真鍮で決めました。好み次第かもしれません。(USB GNDの細線設置の構造から、真鍮たわし単独で進めます)
今後は、アースケーブル、たわし設置ポッドなど、システム面を検討していきます。
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