ちょっと、今回のネタは、個人的にはやや恥ずかしい類のものなんですが、先日拙宅にお見えになったヒジヤンさんが目ざとく見つけて、「これ何?」と突っ込まれたものですから、止む無く(笑)。
私はプロフィールのところにも、音がよくなるという名目の「お祓い」レベルのものはやらない、と宣言している自称「合理主義者」なんですが、実は一つだけ、「合理的なロジック」は解らないけど(汗)現在の拙宅のシステムに組み込んでいるものがあります。このコミュニティには真空管の自作アンプをお持ちの方も少なくないようですので、これはどのような仕組みで、果たして「意味・意義」のあるものなのか、またオーディオ的には「邪道」なのか、「アリ」なのか、等の解説をいただければ幸いです。
さて、問題(?)のブツがこの写真です。①[:image1:]
ラックスマンのSACDプレーヤーの上の左側の小さい箱。うっすらと、「怪しげな」(笑)あかりが点いているのが、それです。
実は、ヒジヤンさんに「これ、何?」と聞かれたときにすぐに個体名すら思い出せず、「なんかの雑誌の付録です」とだけ答えてその場をしのいだくらい、私は機械には無知・無関心で使っています(笑)。でも記事にするに際し、「名前ぐらい探さないと」と思って、東京の書斎の書棚を探っていたら、ありました!
これです。②[:image2:]
表紙には、「怪しげな」(笑)うたい文句が並んでおり、当時、「真空管サウンド」という言葉に吸い寄せられて購入したことを思い出しました(「ラックスマン製」という言葉も、背中を押しました。無名ブランドはどうしても怖い素人なので=笑)。
裏表紙を見ると、約3年前のもので、13000円との定価が。音楽之友社のものでした。③[:image3:]
中には「回路図」(左)と「使用例」(右)が書いてあったので、私には何の意味も持たない「記号」に過ぎませんが(笑)、ここのコミュニティの方は、工学的にお詳しい方が多いので、参考になるかなと、以下に貼り付けておきます。④[:image4:]
さて、文系の私が言えることは、主観的な感想のみです(笑)が、これを機器の間に入れると、音が1.甘くなる、2.暖かくなる、3.濃くなる、4.主題以外の音(暗騒音など)が聞こえにくくなって、音楽に集中できる―というイメージを持っています。ボーカルやバイオリンなどを聴く際には、「麻薬」のような味つけをしてくれます(笑)。
興味本位で入手したので、当初東京の書斎の2chシステムにつないで遊んでいました。特に当時使っていたパイオニアのネットワークプレーヤーの音がCool&Solid&Tightだったので、女性ボーカルなどをしっとりと聞きたい気分の時に、XLR出力からRCAに切り替えてこの「秘密兵器」を通して聴いたりしていました。
そのうち、機器の入れ替えなどをしているうちに、すっかり埃をかぶるようになり、忘れていたのですが、今回、AVプリをStorm ISP MK2に入れ替えて、それまで2chのAmator III用に使っていたLuxman のプリメインアンプを東京に持ち帰ったときに、伊豆に持っていったのです。
これを持って言った理由は、ISP MK2の2chプリの音が、どちらかというとCool&Solid&Tight気味で、私がAmator IIIに期待する「甘く、ユルイ感じ」が出ていないと感じていたからです。
今はLuxman のRCA出力とISP MK2のRCA入力の間にこれを入れています。つまりSACD/CD再生時専用です。電源投入直後はちょっとノイズも出たりして、あまりいい音ではないのですが、温まってくると(?)、こちらの目論見通りの音を出しているなあ、と一人悦に入っていたのですが、先日、ヒジヤンさんとバズケロさんという耳の肥えたお二方がお見えになり、ヒジヤンさんの日記に書いていただいたような感想をお持ちになられたようですので、ただの自己満足ではなかったと喜んでいます。
ただ、所詮「付録」ですので、保証があるわけでなし、壊れてもまさかLuxman が修理してくれるとは思えないので、工学音痴の私は恐る恐る使っております(笑)。どなたか、この「回路図」を見て、仕組みを解き明かしていただいて、願わくば同様の機能を持つ「まともな」商品があればご紹介くださいませんでしょうか?または壊れたら修理を請け負っていただけるとか(笑)。
コメント ※編集/削除は管理者のみ