「えっ、本当にこの音量で聴くんですか?」「そうです。夜はこの半分以下ですね。」こんな会話から始まったKYLYN邸でのオーディオ・オフ会です。音量が小さいだけに、いつにも増して耳を澄まして聴きました。
KYLYNさんはバズケロさんが箱根越えをされた時に一緒に来訪され、その折り返しの相互交流です。以前からKYLYNさんが鳴らしているサウンドのことは耳にしていましたので、昨年から相互交流の話はしていていましてようやくの実現です。Lotus Rootsさんと一緒に訪問して来ました。
単身赴任でのマンション住まいとのこと、6畳洋室のリスニングルームは専用ルームとなっています。鳴らすスピーカーはB&W805SDで、今回オフ会での変更点はCDPをマランツのSA-11S3からSA-10への代替とのことです。同社の世代交代されたフラッグシップ機へ変更されたとのことでした。
KYLYNさんが目指していることは、
「どんなジャンルの音楽も楽しめ、新しい録音でも古い録音でも楽しめるオーディオ」
とのことです。
ここをポイントに試聴は始まりました。最初はピアノの曲がかかりました。とても小さな音量ですが、耳を澄まして聴くと素直な美音が部屋中にあふれています。スピーカーの存在は感じません。やさしく音楽につつまれる感覚でした。Lotus Rootsさんとは、センター、サイドと座る位置を交代しながら聴かせてもらったのですが、流れるサウンドはどこで聴いてもそれほど変わらないです。変わるのは、センターに座って聴くときには、聴き手がその気になることです。反面、サイドで聴いているときは全体を俯瞰するような聴き方になります。流れる音楽をシステムと部屋と調整方法など、客観的に感じながら聴くので、よりオーナーのオーディオが見えてくると思いました。
試聴タイムは、用意されたCD~レコード、そして持ち込みDiscを聴く流れで進んでいきます。この日に聴かせてもらった中で、一番感動したのはカーペンターズの“Sing”です。冒頭の伴奏では、「このソフト、録音はもうひとつかな・・・」などと思いながら聴いていたのですが、エレンの歌声が流れた瞬間に、ビビっと来ました。
優しく張りのある歌声が、実在感をもって迫ったからです。この音量で、これほど体に感じるサウンドは聴いたことがありません。自分は体に感じるような音が好きです。だから自然と音量も大きくなるのだと思います。そんな感覚を小さな音量で実施するのは、とても難しいことだと思います。その他、様々なジャンルの音楽を聴かせてもらいました。CDもレコードも持ち込み音源も。どの音源も違和感なく、素直に聴けます。バランスがよい証拠ですね。
俯瞰してみるオーディオの調整は繊細です。
部屋に溶け込むスピーカーの位置調整。それに加えて、スピーカーまわりの丁寧な吸音処置や部屋中のすべてのコーナー部に設置された整音処置がその音を物語っていると思いました。スピーカーが設置されるボードに敷かれたフェルトの波々の形にも注目です。この波々は吸音具合の調整がされていることに加えて、もう一つの秘密が隠されていました。なるほど!と思わせる理由は最後に明かされたのです。
どんなソフトでもバランスよく鳴らしてしまうKYLYN邸のサウンドですが、唯一引っかかったのはロックでしょうか。音が優しいのです。音量も小さいので、体が揺れるようなビートが感じにくいと思いました。そんな感想を告げると、物腰柔らかなオーディオ格闘家の目が光りました。
「ロックはレコードがよく鳴るんですよ。」と言われレコードを取り出されます。
取り出されたのは、ビリー・ジョエルの“ニューヨーク52番街”でした。
ホホ―と思い、Lotus Rootsさんも自分も聞き耳を立てます。♪♪♪・・・・
Lotus Rootsさんがセンターを取っていたのですが、聞き耳を立てた表情がこれまでになく硬いです。サイドで聴いていた自分も何とコメントしようかと頭の中がぐるぐるしています。曲が終わり、何か言わなくてはいけないタイミングが迫りました。どうしよう・・・と緊張感が高まった時、すかさずLotus Rootsさんが上手いコメントでその場をかわしてくれました。
「このソフトは私も持っているのですが、録音が悪いですよね。」
この一言にホッとしました。気持ちのつかえがとれて、私も言葉を発します。
「KYLYNさん、オーディオ・オフ会なんですからコメントに困るような選曲はなしですよー(笑)」
それに答えるKYLYNさん、
「いやー、この曲が好きなもんで。。。」
ここで皆で大笑いです。相変わらず、ユーモアたっぷりのボケをかましてくれます。先ほどまでの緊張がほぐれた、なごみの場面でした。
和やかな雰囲気で行われたKYLYN邸のオフ会でした。腰が低く、物腰柔らかな側面と、負けん気の強いオーディオ格闘家の側面を併せ持つサウンドです。小さな部屋で音量は絞ってもバランスよく精緻に鳴らし、邪心に満ち溢れた「箱庭美園」を見るようなサウンドだと思いました。
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キリン師匠の箱庭庭園オーディオにようこそ((笑)
私もキリン師匠と同じ、小音量再生、
どこの位置でも音楽を楽しめる空間定位、
そしてジャンルを問わず楽しめる事。
この3点の用件を追求しております。
私がはじめましてキリン師匠のサウンドを聴いた時は理想としているサウンドをはじめて聴いた時でした。
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キリンさん宅のサウンドバランスはお見事ですね。
ブックシェルフで到達し得る一つの最終形だと思いました。
ところで、フェルトの波々に隠されたもう一つの理由というのが気になります・・。テレビ画面と何か関連されてるとかでしょうか?
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先日はありがとうございました。
愉しいオフ会でしたね〜。
ビリージョエルの音はキビしかったですね。ただ、ファンの1人として申し上げますと音楽はすばらしいのですよ。(^_^;)
その後に聴いたアート ペッパーのLPはビリージョエルの52nd Stよりはるかに古いのですが素晴らしい音で鳴っていました。
ヒジヤンさんか言われたようにKYLYN さんのアナログはCDやSACDとかなり近い明晰な表現ですね。またそれはKYLYN さんの目指す所だと言うことで納得でした。
それにしても今回のSA-10はこだわりのプレイヤーです。DACそのものをマランツが開発したということでメーカーの思い入れも一汐のようです。
以前の音と比べ声と弦が格段にリアルになり、前回僅かに感じられたトゲトゲしさが一掃されております。ヴォーカル好きの私としては堪らない質感でした。また音場もさらに広がりを加えていました。相変わらずスピーカーの外側のリスニングポジションからでも楽しめる環境です。ピアノは相変わらずすばらしいのですが、さらに豊かな響きがのっています。
二次会も安くて美味しい居酒屋さんでオーディオ談義盛り上がりましたね。その時教えて頂いた周波数と制振材の長さのお話は大変参考になりました。
またよろしくお願いします。
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小スペース、小音量派にとっては、お手本のサウンドです。
何時も何か秘技があるのではと思っていても見つかりません。
〉なるほど!と思わせる理由は最後に明かされたのです。
最後にヒジヤンさんが明かしてくれるかと読んだのですが、見つからず。
それとも、見落とし?非公開の秘技?
とても気になります。
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KYLYNさん邸の訪問記大変興味深く拝読させていただきました。
私も昨年の夏前に訪問させていただき、音楽を楽しませていただきました。その時はプレーヤーがSA11-S3でしたし、フェルトも確か無かったように記憶しています。日々着々と調整をされているKYLYNさんの努力にはいつも凄いなぁと感嘆している次第です。
さて、その際の私の印象と何点か違っているが興味深かったです。
音量に対する印象(私には適量もしくはやや大きめに感じました)もそうですが、特にビリージョエルのLPに対するお二人の反応には驚いてしまいました。
多分KYLYNさんはBIG SHOTをかけられたのかと想像いたしますが、私には自分もこのソフトが欲しくなる様な魅力的な再生、音楽に聞こえたのです。それがコメントに困る様な再生でしたか・・・
やはりオーディオのオフ会は基本的に優秀録音を再生しなければ反応に困ってしまうものなのでしょうか。個人的には、その人の顔が見えないベタな優秀録音・オフ会で良く再生される音源よりも、「これが好きなんです」と言いながら好きな音源を再生していただいた方が嬉しいですし、こちらも楽しめてかつ得るものがあったりすると感じます。
この辺りの再生する音源の選択も含めて、相手との距離感、相手の嗜好・性質の把握が大切だと改めて思いました。オフ会はやはり難しいですね。(何が言いたいのか分からないレスになってしまいすみません。)
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ビリージョエルの録音が良くないというお話しにちょっとホッとしました。私も音が良くないと悩んでいました。genmiさんに触発されて何枚か買ったのですが、一番良いというリマスタリングの限定盤SACDだったのでものすごく期待して聴いたから悩みが大きかったのです。初出CDをラジカセで聞くぶんにはいい音だと思っていたのですけどね。思い出は美化されるものですね。
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キリン師匠とは昨年の夏から相互交流の話をしていたのですが、ようやくの実現となりました。
このサウンドを目指しているんですね。だから師匠ですか。
ニッキー邸にもまたの機会に訪問させてもらいますね。まだ先の約束があるので。順番に実施してゆきますね。
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キリンさんとは何度もお会いしているのですね。お人柄どおりのサウンドだと思いました。
CDPのは、マランツのフラッグシップ同士の代替でした。先代のフラッグシップから、最新のフラッグシップへの変更です。何でも、自社開発のDACでここが代替のポイントとのことでした。自分は初訪問でしたので、この変化はわかりませんでしたが、同行したLotus Rootsさんはサウンドがリアルで滑らかになったと賞賛されていました。
KYLYN邸は、小さめの部屋で様々なジャンルの音楽を小音量で聴くケースのお手本的な位置づけにあると思いました。その意味で、多くの方に聴いてもらいたいと思います。
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思わせぶりな日記で失礼しました。
その秘密は…..スピーカー横の波々に張り巡らされたフェルトの下には、金属製の重しが隠されていました。帰り際にフェルトをちらっとめくって見せてもらったのですが、なるほど!と思いました。
本当にバランスのよいサウンドで、目指す意図通りの調整をされていると感心します。
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Lotus Rootsさん
心地よいサウンドを堪能し、会話をはずませ、笑いありの楽しいオフ会でしたね。オフ会後の放課後談義も盛り上がり、満足の1日でした。
CDPの変更の効果は初訪問の自分にはわかりませんでしたが、Lotus Rootsさんが賞賛される様子をみて、自分も改心が必要かな…と思いました。機械なんて、どれを使っても似たようなもの…なんて極端に考えていましたが、考えを改める時期が来たのかもしれません。
自分の認識では、同社の同クラスの機械への代替なら使いこなしで充分吸収してしまう程度の差しかないだろう…と言うのがこれまでの認識でした。このあたりは、次の訪問先で確認させていただこうかと(笑)
当日の三人での内談も楽しみにしています。またよろしくお願いいたします。
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いたちょうさん、コメントありがとうございます。
>小スペース、小音量派にとっては、お手本のサウンドです。
本当にそうですね。一番特徴的なのは、スピーカーが部屋に溶け込んでいる点でしょうか。音が部屋中に回り、どこで聴いても同様なサウンドです。間接音はほぼ同じで、スピーカーからの直接音だけが変わる感じですね。それに加えて、丁寧に調音されていました。
〉なるほど!と思わせる理由は最後に明かされたのです。
すいません、実施内容はにらさんへのコメントに書いたとおりです。その効果は説明がありませんでしたが、私見では下記と捉えました。
805SDが置いてあるサイドボードの天板の共振がスピーカーから出る音に乗るので、重し(マスダンパー)で天板の振動コントロールがされている。
ベルウッドさんから聞いた話では、以前はコントラバスの開放弦の音がボーンと部屋中に響き渡ったそうです。オフ会での出来事だったそうで、オーディオ格闘家のキリンさんがこの現象をねじ伏せた結果であろうと推定しました。
天板の1次共振は、スピーカーと下に敷かれた御影石の重量で振幅を抑制し、2次共振をフェルト下の重しで抑制しているのだと思います。
サウンド的には低音のバランス調整手法の一部だと推定しました。ただ私見ですし、そのお宅それぞれに異なる環境への対応なので同じことが他のお宅に効果があるとは限りませんので、固有の使いこなし技だと思います。
私見を長々とすみません。
キリンさん、よかったら解説をお願いいたします。
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kanataさん、コメントありがとうございます。
「意表を突く」と言う言葉がありますが、今回の訪問で印象に残った2点は正にこれかなと思います。
1、3人で大きな声で話した後の第1曲目です。音量がとても小さく感じました。これは、キリンさんが大音量派の拙宅にお越しいただいた時のアンチテーゼでもあり、オーディオ格闘家としての邪心でもあったのだろうと思いました。
2、ビリー・ジョエルの“ニューヨーク52番街”ですが、正に”BIG SHOT”がかかりました。普段なら、それほどコメントに困ることもなかったかもしれませんが、「ロックがもう一つ」「そう言うなら、これを聴いてみろ」的な会話の後でしたので、何と言っていいのか困ってしまいました。
>やはりオーディオのオフ会は基本的に優秀録音を再生しなければ反応に困ってしまうものなのでしょうか。
この日記の意図と捉え方が違います。音楽を楽しむにしても、交流を楽しむにしても、相手の意図を意図通りに捉えることも必要かもしれないですね。
>日々着々と調整をされているKYLYNさんの努力にはいつも凄いなぁと感嘆している次第です。
自分は初訪問でしたが、オーディオ格闘家と呼ばれる所以を十二分に感じさせてもらった初訪問でした。
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ベルウッドさん、永世中立国からのコメントありがとうございます。
ビリー・ジョエルは安心されましたか。。。
ロックがもう一つと言う会話の後に、そう言うならこれを聴いてみろ!的な流れでしたので、聞き終わった後に何と言ってよいのかコメントに困りました(笑)
お話に聞くとおりに、キリン邸のサウンドはとてもよく調整された素敵なサウンドでした。ご一緒できなかったのが残念です。
>思い出は美化されるものですね。
本当にそうですね。
その昔、楽しんだ、音に酔いしれたソフトが、
今聴いてみると・・・そんなことがよくあります。だから、古きよき思いでは、そこで封印してしまう方がよい場合もあるようですね。
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先日は長時間お付き合い頂き、ありがとうございました。
またお忙しい中、日記を書いて頂いたことにも重ねて感謝申し上げます。
お二人から丁寧にご感想を頂き、とても参考になりました。自分の狙っている方向には向いている様に感じられて良かったです。
ローボード上の対策については、ご説明頂いた通りです。さすが振動コントロールの達人のヒジヤンさんです。
ビリージョエルはいわゆる高音質ではありませんが、あの曲は何か胸踊るものがあって好きなんです・・・まあ、笑いも取れたので、結果オーライですね(笑)
>邪心に満ち溢れた「箱庭美園」を見るようなサウンドだと思いました。
とは、とても嬉しいお言葉です!
ヒジヤンさん、Lotus Rootsさん、次の機会では少し格闘家モード?でお役に立てればと思っていますので、よろしくお願いいたします。
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いよいよオーディオ格闘家のアジトへ突入ですね!
あの浮世離れした四角いリングのお味はいかがでしたか?
まるでロープから解き放たれた巌流島の戦いの如く、のびのびとした音楽が広がっていたのではないかとワクワクします。
それにしても、ビリーのLPネタ、KYLYNさんの前振りがあってこそ、微笑ましい展開だったのですね。
日記の文中だけでは、少々不安になりましたよ(笑)
実はバズケロもビリーのLPは同じアルバム含めて持っているのですが、不思議と音質が悪いと感じないのですよ…
きっと、昔聴いたビリーに比べて良い音という感覚が強いのですね。
再発のCDベストを聴いていても、良いねえ〜って思いますもん(笑)
さて、どうやらKYLYNさんも、あの音量からは計り知れない熱いオーディオ格闘家である事を隠さなく成りましたので、今後の展開も、どこまで進展するかワクワクしてきました(爆!
大ぼけをかましながら、その実、よそ見した隙にトップロープからリングサイドへフライングドロップキックを後頭部へぶちかます様な抱腹絶倒を狙った一撃が炸裂するかもしれません(半分くらいは冗談です)
きっと、ユーモアに溢れた楽しい交流バトルが繰り広げられるでしょうね!
音楽も交流も、本当に楽しいです〜(^^)
では、では
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KYLYNさん、先日は楽しい時間をありがとうございました。
この日記で描きたかったことは、
「物腰柔らか」「オーディオ格闘家」「ボケ」の3点です。
思い返すと、KYLYNさんの特徴そのものですね。皆さんが言われていますが、「小さめの部屋で、音量を抑えて、実在感を持たせる」お手本のようなサウンドだと思いました。
課題だったのは、ユーモア溢れる「ボケ」の特徴をどのように描くか、でしたが、ビリー・ジョエルのソフトやオフ会での選曲の話に流れてしまったのは、読む方の関心事と私の文章力のなさゆえですね。
オーディオ的には、きめ細かなサウンド調整が大変参考になりました。訪問の翌日に思いついたことがあったので試してみたらとても良いです。日記にするのははばかれる様なホンの些細なことですが、とても具合がいいです。コーナーの吸音効果に触発されました。機器の買い替えが、また遠ざかってしまったような(笑)
さてさて、いよいよオーディオ格闘家の本領発揮でしょうか。これからのご活躍も楽しみです。今後ともよろしくお願いいたします。
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バズケロさん、本当に楽しくてこのところオーディオの世界にどっぷりです。
まじで歌の練習はほっぽりぱなしなので、鬼の教官から冷たい視線と厳しい言葉を浴びています(笑)
それにしてもバズケロさんの洞察力には感心いたします。私がキリンさんにお会いするのは3回目ですが、バズケロさんからの助言がなかったら物腰柔らかな面から「オーディオ格闘家」としての側面に気づけずにいたかもしれません。
>よそ見した隙にトップロープからリングサイドへフライングドロップキックを後頭部へぶちかます様な抱腹絶倒を狙った一撃が炸裂するかもしれません
いやいや、本当にそう思います。
次回の訪問時に、「ちょっと弄ってみたのですが。。。」と言われ、ビリー・ジョエルの“BIG SHOT”がかかり「どうだ!」「参りました!」と言っている姿が見えていますから(笑)
オーディオに燃えている方との交流は本当に楽しいですね。そして、その情熱に触発されて自己のサウンドも磨かれていくようです。
ニッキーさんからは、聴きにキテキテのラブコールが来ています。だから、ちょっと待ってね。次にバズケロさんが箱根越えされた時に一緒に行くから!とお待ちいただいています。是非是非、また関東に遊びに来て下さいまし~♪
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なるほど、そういう事でしたか。音量とビリーに対するヒジヤンさんの解釈が分かり、日記の内容に得心が行きました。
私の読解力が無く、不躾なレスになってしまい申し訳ありませんでした。また、日記の意図する趣旨から外れた流れになってしまったことに関してもお詫び致します。
とても勉強になる日記とレスでした。今後ともよろしくお願い致します。
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kanataさん、日記の意図を理解していただきありがとうございます。
皆さんの反応や自分でも読み返してみて、意図が伝わりにくいと反省していました。キリンさんのユーモア溢れるボケには、いつも大受けしていていまして、この感覚を表現したかったのですが難しいです。
そして、このボケの後の格闘家魂に火が付いてからが、また楽しみです。今後ともよろしくお願いいたします。
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genmiさん、当日はオフ会の最中も、放課後の時にも中央線805の会の話を聞かせてもらっていたんですよ。
キリンさんが耳を大事にされているのはよくわかります。拙宅にお越しいただいた後で、大音量を心配されるメールをいただきました。本当に耳を大事にしないといけないですね。
genmi邸でも更なる進化が図られているのですね。皆さんのオーディオに向ける情熱は本当に素晴らしいと思います。また聴きに行かせてもらいますね。そして、その前にお招きしなければですね。やはり、互いのサウンドを聴き合っていないと話が通じにくいのが音の世界だと思います。
と言うことで、genmiさんにひとつ宿題です。
私がオーディオで目指すサウンドとは何か?100字以内で語れるようにしておいて下さい。
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genmiさん、まさか。。。
もちろんgenmiさんがオーディオで目指すサウンドとは何か?のことですよ。端的な言葉にするのは難しいかもしれませんが、自己を見つめて目指す目標を置くのは大事なことだと思ってのことです。
すでに明快な目標をお持ちであれば、それを書き込んでもらえればよいかと思います。文章にして公言するのは勇気がいりますが、それが実行できるほどに腹を決めることも大事かと。
拙宅にお招きする件ですが平日は厳しいので、いづれまたの機会に。
それにしても、また私の文章力のなさを露呈してしまいました(笑)
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genmiさん、お返事していなくてごめんなさい。
悪くないと思います。ただ、少しだけ心配な面もあるんです。
それは、すでにgenmi邸ではよいサウンドが流れていると思います。今は音楽を聴くのが楽しくて仕方がないのではないかと思います。ですが難しいのがこの先だとも思うのです。
オーディオが上手くいき、音楽を聴くのが楽しいと、更に良くしたいと思うものですね。その時に、いろいろ弄って、AとBを比べたらBがよいのでBにした。BとCを比べたらCがよいのでCにした。CとAを比べたらAがよいのでAにした。気づいたらもとに戻っていた。なんてことがよくあるのです。進化しているときは、オーディオも音楽を聴くのも楽しかったのに、だんだん音楽を聴くのも楽しくなくなってきて、他のことに興味が移ってしまいオーディオの趣味は止めてしまい音楽も聴かなくなったと言う人を沢山見て来ています。実際の話、自分のまわりもオーディオを楽しんでいる人が激減してしまい、ここに戻ってきた感じなのです。
同じ場所を回ってしまう現象を回避するためには目指すことや目標が必要かなと感じています。現に、自分のまわりでも明快な目標を持っている人は、いつまでもオーディオ趣味と音楽を楽しむことを続けています。
ただ、これまでのやり方でダメかと問われたら、
「わかりません。そのまま続けていけばよいかもしれませんし、よくないかもしれません。」「ですが、ぐるぐるしてしまう懸念もあります。」
と思ったので、レスを躊躇していました。
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ですが、これまでそのやり方でやってこられたので、急に明快な目標を100字以内で述べよ!と言われても困りますよね。自分が逆の立場だったら困ってしまうかな….と思いました。
そこで提案が一つあります。これは、キリンさんのお宅でも皆で話していたことなのですが、
「可能なかぎり生の音楽にも親しんでみてはどうでしょうか。」
例えば、ピアノが好きと言われていましたね。生で聴くピアノの音色が、例え同じピアノであっても演奏者で音色がこんなにも違うということに驚くと思います。あるいは、聴く場所や位置でこんなにも音が違うということに驚くと思います。
そうした気づきや感動の中で、自宅のオーディオで試してみよう、とか自分のオーディオでも再現したい、などの目標が生まれてくると思います。
横からおせっかいしているようでごめんなさい。ですが、われわれの世代も先輩方から、当時は皮肉とも感じるような言葉をもらいながらやって来ました。趣味の世界も楽があれば、苦もありますね。
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genmiさん、よくわかりました。
明快な考えをお持ちではないですか。
>それはいわゆるB&Wの特徴と言われる音です。ワイドレンジで高域は開放的でどこまでも伸びきり、低域はタイトで正確に描写する爽やかなモニター基調的サウンド。以前はこれを言葉にできませんでしたが、感覚としてはずっと持っていて、この部分はまったくブレていないと思います。
この音の特徴はキリンさんも言われていました。自他共に認めるサウンドの特徴ですね。失敗を成功に導くことも身につけておられるようですので言うことはありません。思う通りに進んでいって下さい。
その上でモニター基調的サウンドを目指しているなら、ひとつ先輩から学んだことを書き添えておきますね。音色や特徴の描きわけです。
例えば下記は女性ボーカルのCDですが、伴奏のピアノの演奏者が皆違います。同じスタジオで録音したものだと思うので、ピアノも録音環境も同じです。それでもピアノ奏者ごとにタッチもピアノの音色も違います。モニターであれば、この違いを如何に描きだすかが大事ですよね。そんな点を調整のチェックポイントに入れてみるのもよいかと思います。
I Love a Piano/今井美紀
http://www.hmv.co.jp/artist_%E4%BB%8A%E4%BA%95%E7%BE%8E%E6%A8%B9_000000000008854/item_I-Love-a-Piano_2665066
自分は弦楽器指向ですので、音色の描きわけは下記の演奏者と録音環境は同じで同じ曲を異なるヴァイオリンで演奏するDiscを使っています。
https://www.amazon.co.jp/What-About-This-Mr-Paganini/dp/B0006OPW8A/ref=sr_1_90?ie=UTF8&qid=1495932491&sr=8-90&keywords=tacet
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