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音響の不思議 – バズケロ邸2021冬

日記・雑記
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今回で、2021冬のバズケロ邸訪問の備忘録も最終回となります。面白いと思ったのはJBL部屋のサウンド変化だけではありませんでした。

長岡Discで有名なカンターテ・ドミノを聴かせてもらっていたときのことです。

「サブウーファーの効果」の話となりました。
バズケロさん曰く、「ウチのサブウーファーは低域補強のために使っているのではなく」「音響を整えるために使っているのです」とのことです。

具体的にどのような効果なのかを知りたかったので、「サブウーファーのON/OFF」をしてもらいました。

アナログ盤から有名な「B面の2曲目:JulsNg」です。(CDではTr9,SACDではTr11)試聴位置は、部屋の後方にあるテーブルのところでした。
サブウーファーONでは・・・合唱が両サイドの高い位置(バルコニー)から聴こえる
サブウーファーOFFでは・・・合唱が両サイドの低い位置(床位置)から聴こえる

JBL部屋では・・・合唱が両サイドの高い位置から聴こえる

合唱の定位が変わりました。確認のために何度か聴かせてもらいましたが、「サブウーファーのON/OFFに連動して、合唱の高さが変化します」

もうひとつ変化を感じました
サブウーファーONでは・・・ソプラノの声が右方向から聴こえる
サブウーファーOFFでは・・・ソプラノの声がセンター付近から聴こえる

なぜだろう?と気になったので、同じアナログ盤でJBL部屋でも聴かせてもらいます。

JBL部屋でも・・・ソプラノの声が右方向から聴こえました。

この音源のことは以前に日記に書いたことがあり気になったので、帰宅後に自宅でも確認してみました。
自宅では・・・ソプラノの声がセンターから聞こえたり、右から聞こえたりしました。最初にセンターから聞こえるとセンターに定位しますし、一度右から聞こえると、右に定位します。

スピーカーに耳を近づけて聞いてみると、両方のスピーカーからソプラノの声は出ています。むしろ、左の方が大きく感じるくらいでした。

どうもこの定位の変化は、低音によるもののようです。’JulsNg’では、オルガンの低音が左chに多く入っています。
《低音により高域がかき消されると、定位は反対方向から聞こえる》そんな仮説を持ちました。

◆音響による聞こえ方は不思議です。そもそもオーディオの定位は錯覚を利用しているので、人により聞こえ方が変わりますし・・・

かないまるソフトのTake Love Easy /ソフィー・ミルマンから13曲目’Where Do You Start? ‘では、

かないまる氏のHPでは、ボーカルとピアノが天井付近から聞こえるとあります。(左CD/SACD欄の「その6」です)
HPから抜粋すると、
『この曲、きちんと再生できると、冒頭のピアノの音がフロントハイRの位置から聴こえてきます。つまりフロント右chのスピーカの上空、正面壁のほとんど天井に接するあたりから聴こえてくるのです。フロントハイが鳴っているわけではなくて、2チャンネル再生で高い位置になるんです。ボーカルもほとんど天井スレスレ・・・』

ですが、ハーベス部屋でもJBL部屋でも自宅でも、ソフィー・ミルマンは地に足をつけて歌っているように聞こえました。カンターテ・ドミノでの仮説を当てはめると、下記が思い当たります。
《低音が沈み込んでいないと、ボーカルもピアノも高い位置から聞こえるのではないか?》

カンターテ・ドミノもソフィー・ミルマンも不思議です。
◆皆さまの家では、どのように聞こえますでしょうか?よかったら教えて下さい。

【参考情報】
だまし絵

「若い女性の見返り」と「老婆の横顔」

「壷」と「向かい合った人の横顔」

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