音圧による響振と電圧による共振を上手くインシュレーションして、好みの音と響きにできたので紹介します。瞬間最大音圧100dBA以上で歪みゼロの、いわゆるスピーカーが消えて半球の音場にピンポイントで音像が浮かび上がる、ハイエンドの音響空間状態です。
乱反射防止のため収納ラックは使わず、左右スピーカーの中央やや後方の床に直置きで調整しています。その位置の瞬間最大音圧は114dBA以上です。マイルーム の写真をご覧ください。
ネーメ・ヤルヴィ指揮 エーテボリ交響楽団「シベリウス 交響曲全集 1番~7番」2001年から2005年にかけての優秀なデジタル録音で、1番2番はライブ収録です。涼し気な北欧の雰囲気がよく伝わります。
重量のあるスピーカーとアンプ、大出力リニア電源とPCトランスポートにはフィンランドバーチベニヤ製の丸型木製インシュレーターを使っています。安定重視で4点支持を原則とし、時には3点支持にて音色調整。
低音は積極的に床を使って増強していますが、ベタ置きではさすがにキレがなくなります。私のトールボーイには絨毯やカーペット用のスパイクが用意されていますが、フローリングでは直置きが前提です。
DACとDDC、マスタークロックは黒檀製三角セッティングベースの3点支持です。筐体前部は縦筋方向、配線のある後部左右は横筋方向にて支持。Target Lucia Piccoloは真鍮製の円錐形インシュレーターの3点支持。
スピーカーケーブルは外径8.3ミリでバイワイヤ2本となりますが、アンプの電源ケーブルと同じくバーチブロックインシュレーターで支えています。1か所でも床に落ちていると響振して音が濁り音像がボケますので、15センチ間隔くらいで支持してします。RCAラインケーブルは空中配線。
PCトランスポート外部はレアルシルト 超・制振シートを上蓋と底面に貼り、筐体は立てて丸型木製インシュレーターで4点支持です。
以上すべての箇所で、ゴム・スポンジ系は一切使いません。響振が変調して不快な歪みとなるからです。電圧の共振をコンデンサーで吸ってしまい、きれいに響きも消してしまうのと似た弊害があります。
PCトランスポート内部の電源線はVITROPERMコアでインシュレーションしています。CPUから出るGHz帯の電磁ノイズが電源線に飛び込み、CPUが共振するのを防ぎます。私の環境ではCPU電源線には2個が最適でした。6個まで試しましたが、響きが消えて乾いた音になりました。マザーボード、内蔵ストレージ、空冷ファンの電源線には各1個ずつ。
デジタル信号での共振の悪影響は、立ち上がり時間の変化によるジッターとビットエラーです。メモリとCPUは隣接していますので、使用率を下げる方が悪影響は少なくなると推測できます。
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