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Full Metal Jacket フルメタルジャケット

日記・雑記
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ベトナム戦争時の海兵隊員を描いたスタンリークーブリック監督の映画フルメタルジャケット、1987年公開。

主人公ジョーカーのヘルメット
[:image1:]

同時期、少し前に公開されたPlatoonが良くできた作品で、海兵と陸軍の違いはあるけどベトナム戦争を舞台にした映画なのでどうしてもフルメタルジャケットには不利になった。
Platoonは確かによくできた作品だ。 より感情移入ができるし、大好きな作品ではあるが、フルメタルジャケットは全く異質な映画。
簡単にいえばやっぱりスタンリークーブリックの映画。

原作はグスタフハスフォードのThe Short Timers。
ショートタイマーズというのは1年間程度の短期召集兵のこと。
海兵隊員は志願制だがベトナム戦争中(第二次大戦後期も)は人数確保のために陸軍で召集された若者たちに海兵への志願を促した。
海兵隊が招集したわけではなくあくまでも陸軍が招集した若者たちから志願させた。
グスタフハスフォードはマイケルハー、クーブリック監督とともに映画の脚本に参加している。
原作はぜひ読むべき作品だ。 映画よりもより過酷で冷酷なストーリー展開になっている。

前半のパリスアイランドでのブートキャンプ、若者たちを意思がある戦闘マシーンに変える訓練。昔観たときには結構面白がってみていたけど、今見ると、親の目線で見てしまって、つらい。

ところで映画題名になったフルメタルジャケット。 銃弾の種類だ。
.30口径(7.62mm)フルメタルジャケット
[:image6:]
フルメタルジャケット弾(FMJ)、日本語だと完全被甲弾とでもいうのか。 鉛を中心に回りを銅などの金属で覆った銃弾。
写真で見えるように通常お尻は鉛がむき出しなので完全に覆われているわけではない。
ジュネーブ条約かなんかで戦闘ではフルメタルジャケットしか使ってはいけないことになっている。

訓練中に使用している銃は.30口径(7.62mm)のM14
[:image2:]
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戦闘ではM16、.22口径(5.56㎜)の銃弾を使用
[:image3:]
現在は30発弾倉が標準だがベトナム戦争時は20発弾倉だった。
[:image4:]

映画と関係ないけど(オーディオとも関係ない…)民間の護衛用、警察などが良く使用しているのはHollow Pointという先端が割れていて物にあたると大きく広がって止まりやすく貫通力がFMJよりも劣る。 
.357マグナムのHollow Point
[:image8:]

.45ACP、.45口径のFMJとHP(ホローポイント)比較
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