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昭和のフォーマット「EDベータ編」

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 当方の前回記事に「レーザーディスクのほか、VHDやS-VHS、EDベータなどイニシエの「昭和」フォーマットで何かディープな思い出がございましたら、ぜひ、コメントをお寄せ下さい。と記しましたので、言い出しっぺの当方から・・なお、記事中の写真は2004年のCS EP試験放送で流れたSONY PCLの素材でたまたまD-VHSに録画していたものです。

【EDベータ】1987年9月に発売されたのがSONYのEDV-9000(定価295,000円)で結論から言うと既にパナのS-VHSデッキを入手していて予算的余力がなく指をくわえて見ているうちにEDベータのほうから自然消滅しちゃいましたけどリリース当時は頻繁に専門店に通っていました。

 当時、とても印象的だったのはデモで流れていた写真家 前田真三氏が当時のアナログ・ハイビジョンカメラで撮影した北海道 美瑛町の「四季の丘」の映像でEDV-9000で再生した映像を27インチのPROFEEL PROで映した映像はハイビジョンに限りなく近いものでした。

 NTSC方式なのに麦畑の穂先が風で揺れる様子まで見えるのが信じられず水平解像度500本の威力をまざまざと見せつけられ映像機器コーナーに長居したので専門店にとって迷惑な客だったかもしれません。(汗)

 水平解像度400本のS-VHSの場合、水平解像度350本弱のBS放送をほぼ劣化なく録画できるけれど、水平解像度500本のEDベータは高価なメタルテープを使って録画する高画質ソースがレーザーディスクくらい。宝の持ち腐れと揶揄されたSONYが1年後に出した結論はEDC-50(定価730,000円)と言うCCDを2枚使ったレンズ交換式本格的カメラで、当時は手取り給与が20万に満たない下っ端で既に子どもが二人いたので70万もするカメラの入手は不可能でした。

 当時はバブル期でお金を掛けた結婚式が普通に行われ、業務用カメラを備えたブライダル撮影業者が活況を呈し、EDベータカメラが立派に見えたことから安価な業務用カメラとして一時は業者に売れたようです。しかし、後継機や本格的な編集システムがリリースされなかったこと、1994年にデジタル記録で水平解像度480本のDVフォーマットが発表され、30万前後の3CCDカメラが業務用途までカバーしたことから、EDベータは業務用途でも急速に消滅したようです。

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