>自宅で鑑賞した結果について再度レポートするかも知れません・・とM1おんちゃん様に返信してから早くも1週間が過ぎました。お借りしたハイエンド光HDMIケーブルの効果はあったものの、定価の半値で買った中古DLA-V7がM1おんちゃん邸で見せていただいたDLA-V900Rに化ける事はありませんでしたが、それなりの実力も引き出せたかと思いレポートいたします。今回の再生環境はYouTubeアプリが入っているパナのDMR-4CW400(※DMR-ZR1にはYouTubeが入っていない)から光HDMIケーブルを用いてDLA-V7に直結して投射した映像です。なお、アイキャッチ画像だけはPCのスクリーンショットにしています。(笑)
【光HDMIケーブルの効果】当宅ではプロジェクターを自作天吊ボックスに収納していて再生機器との距離が5mになるためHDMIケーブルの特性がモロに出ます。皆さまご存知のとおりHDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格は原則として無圧縮のデジタル伝送のためケーブルの優劣で画質なんて変わらない・・と、思ったら大間違いでHDMI伝送は質の悪いケーブルだとエラー訂正信号の割合が多くなりエラー訂正が追いつかない場合はスムージング処理で画質を落としてしまうそうで(ASCII.jpより)当方なんて比較的最近になって知りました・・(汗)
昨年(2024年)2月にDLA-V7を導入した際、従来どおりAVアンプ(SC-LX901)を経由し接続しましたが、DMR-ZR1のリモコン「i」ボタンで映像信号の詳細を表示するとソース側の色域「BT.2020」が実際に出ている色域「BT. 709」と不一致でHDRも忠実に再現できず「アバックで不良中古を買ってしまったか~」と早合点しそうになりました。しかし、HDMIケーブルを新しい物に交換すると出力信号の規格が変化し、最終的には新しいケーブルでDMR-ZR1とDLA-V7を直結すると信号規格が一致するようになりました。
今回はせっかくHDMI2.1規格ケーブルを使えるため、再度、AVアンプ(SC-LX901のHDMIは4K/60p 4:4:4、24bit伝送、HDR、色域BT.2020に対応可)経由でプロジェクター側に使ってみました。
その結果、色域BT.2020やHDR10も通るようになりましたが、HDR(HLG)はHDR(PQ)に変換されるようで、再生機とAVアンプ側のケーブルもHDMI2.1規格ケーブルにしましたが、2016年リリースのSC-LX901はHDRのHLGは想定されていない印象で、やはり再生機とプロジェクターとの直結方式が最も確実なようです。それにしてもHDMIとHDRに関してはディープ過ぎるため「沼」には近づきすぎないようにしたいと思います。(汗)
【DLA-V7での実写結果】M1おんちゃん邸で見せていただいたDLA-V900Rとの最も大きな違いは、下の画像のようなCG系の動画でDLA-V7だと如何にもスクリーンに投射し反射して目に入る映像ですが、M1おんちゃん邸ではスクリーンが発光しているかのようでした!
そして、そして、M1おんちゃん邸で見せていただいた8k-YouTube動画を一生懸命探しているウチに見つけてしまったのが、こちらのチャンネルで物凄く目の保養になりますが、さすがに画像の貼り付けは自粛したいと思います。(爆)


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たかけんさん、こんにちは。
お示しのASCIIの記事ですが、
「HDMI 2.0が伝送する情報のうち実際のデータは30%しかないそうだ。」
これは誤りでしょう。
AIの回答ですが、
——————
Q)HDMI 2.1以降でエラー訂正できない場合映像データは補間されるのか?
A)HDMI 2.1以降でもFECで訂正できないエラーは補間されません。
HDMI 2.1以降のエラー処理の流れ
FRL(Fixed Rate Link) ではデータをパケット化して伝送します。
各パケットには FEC(前方誤り訂正符号) が付加され、ビットエラーの一定範囲内なら受信側で正しいデータに修復できます。
訂正できないレベルのエラー が発生した場合、そのパケットは「破損」として扱われ、
破損データを捨てる
その結果、フレームの一部が抜ける/ブロックノイズや瞬断になる
といった目に見える形でエラーが現れます。
なぜ補間しないのか
HDMIは「映像信号を忠実に転送する規格」であり、デコーダーやGPU側で「勝手に映像補間」を行うと元データと異なる映像になってしまうため。
例えば放送やストリーミングではMPEGエラー隠蔽(error concealment) のように前後フレームで補間する仕組みがありますが、HDMIはあくまで「伝送路」であり、そういった高度な補間処理はしません。
実際の見え方
軽微なエラー → ノイズが走る、ブロック欠け
大きなエラー → 一瞬画面がブラックアウト、音切れ
深刻なリンクエラー → そもそも映像が出なくなる
まとめ
HDMI 2.1のFECは誤り率を大幅に下げる効果がありますが、訂正不能エラーは補間されず、そのまま欠落として扱われるため、映像の乱れや途切れとなって現れます。
補間をするのは 映像圧縮規格(MPEG, H.264, AV1など)側 であって、HDMIの伝送層では一切行わないのがポイントです。
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HDMI2.0以前ではもっと簡単なエラー訂正を行っており、訂正できない場合、もちろん映像データや音声データの補間はされません。
上記の通りであってもHDMIケーブルによって映像、音声品質とも大きく異なります。
ミネルヴァ様、ご指摘ありがとうございます。
実は記事投稿後も引用元のアスキー記事の検証もしたのですが、HDMI2.0まではエラー訂正機能がないとのことなので、ちょっと自信のないままの投稿になっていて引用元も残しました。
その後もネットで半日以上、HDMIケーブルの良否によって画質が変わる要因を調べても明確な記述が皆無で、調べれば調べるほど逆に分からなくなってましたが、単なる信号の欠落で補間するから画質が悪くなるのでしょうね。
それにしてもHDMIとHDRってのは簡単には分かりにくいですね・・おそらく、自分にとって分かりにくいため、イキなりハイエンドケーブルを使い満足な効果は得られましたが、シッカリ理解をしていれば音響機器と同様、必要最低限のケーブルを使えると思います。
AVアンプを経由すると色域やHDRが変わってしまうのも、HDMIのEDID(Extended Display Identification Data)信号のやり取りが阻害されるからのようですが、AVアンプからプロジェクター間もケーブルの良否でEDID信号のやりとりに影響が出るものなのか・・
当方の経験でも2018年に4Kレコーダーと4Kモニターを導入した際、4Kレコーダー側が4Kモニターを認識せず4K解像度にならないため、HDMIケーブルを抜き差ししたりモニター側でEDID設定を自動モードからEDID2.0に切り替えたりしていましたから、性能不足のHDMIケーブルを使っていたのでしょうが、デジタル伝送なのに魑魅魍魎(ちみもうりょう)な振る舞いをするHDMI規格は悩ましいですね。
タッチパネルコントロールシステムのAMX社のホーページにEDIDについて整理されて記されています。映像を送る側の+5V電圧が映像を受け取る機器にシッカリ伝える必要があり、長いHDMIケーブルでは+5V、またはHPD信号を正しく受信できず、EDID信号も映像を送る側に100%伝わらないのでしょう。
データ通信の世界なら情報がシッカリ伝わるまで何度か信号をやり取りし何度かやり取りして駄目ならば「リンクエラー」を表示すれば良いような気もしますが、家庭向けの映像機器同士をつなぐHDMI規格ですから、多少のエラーがあっても「映像を見せること」を優先したインターフェースのため曲がりなりにも繋げてしまうのでしょう。そのような振る舞いが私たちを悩ますのでしょうが・・(汗)
http://amxjp.net/svsi_nav/EDID.html
たかけんさん、
こんにちは。
HDMIケーブルの良否によって画質が変わる要因ですが、エラー発生による補間ではなく、伝送される0,1を表現するアナログ波形の綺麗さ加減が影響している、と考えています。この綺麗さ加減はジッターに影響します。
アナログ波形の綺麗さ加減が問題なので、これ以上であれば問題無くなる、という閾値が無いのがつらいところです。
エラー発生が原因ならエラーが発生しないぎりぎりのケーブルを使えば良いだけで簡単なのですが。
ミネルヴァ様、コメント有難うございます。
>アナログ波形の綺麗さ加減が問題なので、これ以上であれば問題無くなる、という閾値が無いのがつらいところです。
・今回の光ケーブルを使っての最も顕著な効果は、ランプ「低」モードで使ってもランプ「高」モードなみに明るく(光が強くなった)なったことで、アナログ接続なら信号強度の強弱で変化する事はありますが、デジタル接続のHDMIで何故にこのような事象が起こるのか、これからも自分なりに深追いしてみようと思います・・「沼」にハマらない程度に・・(笑)