既に他の方からもレポートが上がっていますが、僕も昨日、
名古屋のオーディオフェスタに行ってきました。
13時過ぎに着いて、飲まず食わずで19時過ぎまでいたので
ヘロヘロになりました。(笑)
あっっと言う間に時間が過ぎました。
駄耳ですが、僕なりに感想を書いてみます。
・ラックスマン
L-507uXと802Dの回と、新しいUSB-DACのDA-06の回に入場。
ラックスマンのコンポーネントを聴くのは今回が初めて。
とても聴き心地の良いものでした。
そのうち509が出るんじゃないかと思われますが、そうだとしても
507uXはかなり良いです。これで上がりでもいいんじゃないでしょうか。
DA-06の音は、音楽が出て来た瞬間、心の中で「ほお~~っ」と
声が出たほどです。アンプは800シリーズだったと思います。
始まる時間前に行ったのに既に満席で、椅子席のすぐ後ろ、
SP間のちょうど真ん中で立ち聴きになってしまいました。
開始からしばらく経つと、立ち聴きの人でギチギチになって
きました。(笑) やはり注目機種だけのことはあります。
CD音源、ハイレゾ、DSDの聴き比べも行いました。
CD音源とDSDの差はわかりましたが、96kと192kのそれぞれの差は
わかりませんでした。(^^; もう少し少人数で、良い位置で聴きたい
ですね。
DA-06欲しいです!
・アキュフェーズ
デモの終わる20分ほど前に入場。
左スピーカー(JBLの大きなDDシリーズ)の目の前に座りました。
説明員の方は若い方でしたが、実物の部品を示しながら一生懸命
説明されていました。P-6100のガラス製極厚フロントカバー、A-200の
金メッキされたずっしり重いSPターミナルの部品、どでかいコンデンサー、
トランスを入れる巨大アルミ容器と、全てが重厚で作りがしっかり
しており、見ているだけで安心感を与えるものです。
音質のほうは、試聴した位置が位置だけにちょっと判断はできないかも
ですね。
偶然にも僕が以前フェーズテック試聴会の時に感銘を受けたカンターテ
ドミノがかかりましたが、今回はソプラノ歌手の姿は現れませんでした。
真ん中辺で聴きたかったです。きっと現れたと思います。
最後にジャズがかかりましたが、A-200(4台使われてました)のデジタル
パワーメーターが287ワットを示したのを覚えています。
あそこまで行くとトランペットは空気を切り裂き、ドラムスとシンバルは
雷が落ちたようです。強烈でした。バッキバキのギンギンでした。(笑)
ちなみに僕の聴いた時間帯はプリアンプにC-2420を使っていたようです。
・ディナウディオ
新しいコンセプトの2ウェイスピーカー、Xeo(シオ)3でデモをしていました。
一言で言うと、びっくりするほどよく鳴ります。
USBバスパワー接続で動作するトランスミッターが付属するのですが、
僕の持っているクリエイティブSB-DM-PHDよりも一回り小型です。
このトランスミッターからスピーカーに音を飛ばします。
このため、スピーカーはパワードとなっています。
PC(トランスミッターにはRCA端子とACアダプタもあり、CDPなどにも対応)
と付属トランスミッター、そしてこのスピーカーでシステムは完結します。
お手軽ですが、音質は本格的ですと言うかむしろ驚くほどです。
発展性は全くと言っていいほどありませんので、既存のオーディオ
ファン向けではなく、これから新規で購入する人向け、しかもそれほど
オーディオコンポをあれやこれやと選ぶことのない人向けなのでは
ないかと思いました。
ちなみに、こんな曲がかかるのは珍しいなと思ったのがこちらです。
「Yello イエロ(発売当時の表記)」と言うグループの「The Race」です。
http://www.youtube.com/watch?v=ey7tGRFLpPE
実際にかかったものはバージョン違いでしたが、アルバムバージョンは
上記になります。「Flag」と言う1988年のアルバムに入っています。
その後、待ってました、エビデンスプラチナムの試聴になりました。
調べたら値段は700万円ぐらいするようですね。
CDPは2セット使っていてメトロノームとシムオーディオ(Moon 750D)、
パワーアンプは800万円のゴールドムンドです。
これがハイエンドの音か~と言う感慨にふけった音でした。
こんな高額な組み合わせで聴くのは初めてです。
音量が僕にとってはちょうどよかったからか、派手派手のバリバリに
鳴るという感じではなく、しっとりと音楽を聴かせるように感じました。
あれだけ大きいと言うか背の高いスピーカーなのですが、大きさは
感じさせませんでした。
僕の聴いた位置は立ち聴きで、SP間のちょうど真ん中でした。
椅子最後尾のすぐ後ろです。なのでこの感想が正確かどうかは自信が
ありません。(^^;
・MACE
17:00~19:00の回に入場。
JBL、キソアコースティック、フェーズメーション、マークレビンソンを
使っての試聴。
オーディオフェスタHPのメニュー表によると、DD65000、HB-1、No.326S、
No.532、No.512、EA-1000、SOLID ROYALです。
この他にフェーズメーションのステレオカートリッジとモノカートリッジ
も使っています。
DD65000は、先ほどのアキュフェーズとは違い音量も程よく、素直に
いい音だなあと思える物でした。司会の三浦氏の話は軽妙で面白かった
です。67000より65000のほうが好みとのことでした。
アナログ再生はフェーズメーションのステレオカートリッジとモノ
カートリッジ、フォノイコにEA-1_2とEA-1000をつなぎ変えながら
行いました。
プチノイズは少し多めでしたが、それを補って余りある音質でした。
モノカートリッジの音質にはとても驚きました。
うちのラックに収めるにはどうしたらいいかなあなどと妄想してみたり
しました。(笑)
EA-1000の電源筐体2つ使いについては、差がよくわかりませんでした。(^^;
僕もアナログ再生システムはどうにかしたいですねえ。
そしてスピーカーをキソアコースティックHB-1に変更しての後半開始です。
いやあ、ここファイルウェブコミュニティでも評判が非常に良いので、
期待していました。びっくりですね。期待以上でした。
手嶌葵さん(今調べ直しました・笑)と言う女性ボーカルの曲がかかり、
その生々しさは格別でした。そこにいるみたいでしたね。
じーっと聞いていると、やっぱDD65000はすごいなあと思い始め、いやいや、
今かかってるのはHB-1だから!などと脳内でよくわからん展開になって
いました。(笑) 目の前で変更してたのを見てるのになぜこんなこと
考えたのかよくわかりません。それほどサイズを超越してるという事かも。
いろんなジャンルに対応できるようです。その空気感、鳴りっぷり、
どれを取ってもとても良い感触です。ボーカルはふんわりとした表現に
なるように聴こえました。
・非常にがっかりしたブース
名前は伏せます。
ちょうど入った時に、気になってたスピーカーでフュージョンが鳴って
いました。
おお、なかなかいいじゃんと思った矢先、ボリュームを絞って終了。
説明があり、今度はクラシックが鳴り始めました。
やけにオーケストラが混濁した感じで聞こえ始めました。
さっきの曲とエライ違いです。
これは変だなと思っていると、もうボリュームを絞って終了。
音源はアイパッドで送り出しと説明があり、その次に驚愕の発言が。
「音楽ファイルはMP3です。」
なんですとー!?
そりゃ、もしかしたら聞き分けできないかもしれませんよ。
ですけど、オーディオフェスタと言うからには音質に配慮した音源を
かけるのが流儀と思うのですが・・・。
他のブースでは名盤レコードだのSACDだの高音質なCDだの
ハイレゾだのかかっているわけです。
そんな中、MP3。
その後かかる曲もなんだか興ざめで、ボーカルは上ずってるし
早々に退散。ああいう試聴会の形式を取っている場でMP3がかかる
なんて、僕は初めての経験でした。オーディオメーカーとして
沽券にかかわる気がするのですが。
ざっとですがこんな感じでした。今日も行けばよかったかな・・・。
こういう密閉された空間での試聴は1年以上ぶり。
試聴場所が後ろのほうだったり横だったりと条件は万全ではありません
でしたが、とても刺激になりました。
試聴会に行くと、やっぱりすごい音がするなあと欲しくてしょうが
なくなるのが常なんですが、家に帰って自分のシステムを聴いたら
聴いたで、あれ、これも意外にいい音出てるじゃん、みたいに悦に入るのも
いつものことみたいです。(笑)
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