Accuton社の30ミリ径セラミックツイーターを導入してからもう3ヶ月以上が経ちました。
当初はコンデンサーの定数設定やツイーターの設置位置を数多く試していましたが、今は以下のように落ち着いています。
コンデンサーはパークオーディオ社の高品質フイルムコンデンサー0.68μFを2個並列接続して容量1.36μFで使用しています。
写真の黒っぽいのがそうで、黄色のスタンダード品との違いはコンデンサーを覆う樹脂が制振性向上のため2種類の樹脂でダブルコーティングされ、線材も金メッキになっています。
スタンダード品と比べて重いのでツイーター側に取り付けると重量バランスが悪くてツイーターが安定しなくなったこともあり、コンデンサー取り付け位置を反対側の分岐側に変更しました。
次はツイーターのセッティング位置ですが、当初はユニコーンのDDDユニット真上に置いて縦軸を揃えて聴くのに満足していましたが、この位置だとセラミックツイーターの音色がユニコーン本来の音色に影響を与えていることに気がつきました。
このセラミックツイーターは極めて低歪で音色の色温度が高くなる傾向があるので、フルレンジのDDDユニットの持つ自然光のようなバランスの取れた色温度に対して、照明を追加して発色をより明瞭にする4K撮影のように音の輪郭を微細に聞き取れるような傾向があります。
当初はこれを好ましく思っていましたが、聞き慣れるうちに自然光のようなユニコーン本来の音色の方が好みだということを自覚するようになりました。
そこで、先達のGRFさんが設置位置でお勧めされていたユニコーン下部のホーン開口部に設置位置を変更してみました。
不思議なことにこの位置だと、より低音域が豊かに聞こえるうえにDDDユニットとセラミックツイーターの位置が離れたことで音色にユニコーンらしさが戻ってくるのです。
また、昨今いつ起こっても不思議ではない地震動対策の観点からも、DDDユニットの真上にスタンドに乗せただけのセラミックツイーター転落破損リスクを回避出来る安心感もあって、現在はこの位置で落ち着いています。
唯一の留意点は掃除機をぶつけたりしないよう気を使うことです。
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