『ベキスタット』はベカルト東鋼メタルファイバー株式会社の製品です。
帯電物に触れなくても近接させるだけで除電ができるという製品で、
主にフィルムの貼りつきやフィルム製品へのゴミの付着を防ぐ用途で
使われるようです。もちろん機器から人への「パチッ!」軽減にも
効果があることが関係ホームページで報告されています。
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ベキスタット – 静電気除去 ※ヒジヤンさんの日記です
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このベキスタット、オーディオに適用できないか?
そんな疑問からベキスタットを取り寄せたのが今月の始めの方。
[:image1:]
適用可能な場所は思いつくところで下記の2か所です。
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①CDなど光学メディアの除電
②レコード盤の除電
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それぞれ、再生前の除電と、再生中の除電どちらにでも適用が可能です。
わたしはレコードを所有したことも所有することもないので
CDなど光学メディアだけでしか検証できません。
ところが・・・・既報だったかもしれませんけれど
光学メディアを帯電させることができなくて、検証は頓挫していました。
トヨタの特許を模倣して販売されている某社の情報を見ますと
CDは回転させているだけで 1kVほどまで 帯電するというのですが。
しかし拙宅はまったくの 0V です。いくら環境が違うとはいえ、こんなのアリ?
※拙宅は、加湿器、空気清浄機、マイナスイオン発生装置etc
一切ありません。ウーファーは乾いていて欲しいので常に乾燥。
[:image2:]
もったいぶらずに書きますと、どうやら検証に使用していた
marantz UD7006 の CDトレーは 除電するらしいのです。
30分以上再生させても帯電しなかったので、セーターを押し付けてワシャワシャ擦っても、セーターを光学メディアから離すと「スッ」っと0Vに戻るんです。
それならばと、メディアをDVDケースに格納してワシャワシャすると・・・
5kVほど帯電しました。
うーん、
それなりのプレーヤーには除電機能が備わっているのか???
と、思わなければこれの説明がつきません。
[:image3:]
CDトレーの素材が、導電性・帯電防止性(ESD)プラスチック
あるいは帯電防止剤入りABSなんかなのではないか?と想像されます。
その場合、CDトレー自体は再生中に光学メディアから離れているので
プレーヤーの中にベキスタットを仕込むことで何かが改善する可能性は
ゼロではないのせよ、すぐ近くにそんなものがあれば静電気君は
帯電しにくいのではなかろうか・・・。
そりゃあプレーヤーの上蓋を開けて、回転しているメディアの帯電量を測定すればいいのでしょうが、そこまでやる気力が起きません。
ただ、先に述べましたように、再生するだけで 1kVくらい帯電して
トレーに出してきてもその帯電圧を保持する再生機もあるようなので
そういう環境で、ベキスタットは大きな働きを成しそうな気配はあります。
つまり、音質改善が見込めるかどうかは、再生機次第なところがあります。
検証の様子は動画にしてあります。
興味がありましたらどうぞ。
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【光学メディアをベキスタットで除電する】
https://youtu.be/EZH4v5kww7M
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