■THE SQUARE
私はFusionバンド THE SQUAREのファンです。アメリカデビューのため改名したT-SQUAREではなく、F-1テーマでメジャーにな(りすぎ)るより前の頃が特に好きで、ニューアルバム発売前には大抵NHK-FMで505スタジオからライブの生放送(セッション’82とか)があり、エアチェック後アナログディスクを良く買っていました。
しかし残念なことに4年くらい前、引っ越しに伴って、他の不要(!)物と一緒に大量に処分してしまいました。ああ、後悔先に立たず。しかし望みはありました。少し活気を取り戻しつつある中古アナログ市場です。
捜してみると、あるではないですか。処分してしまった懐かしいディスクの数々。Magic以外はほとんど在庫があるようです。出来れば高音質盤のMaster Sound Series(MS)が良いのですが、贅沢は言っていられません。ということで早速大人買いしてしまいました。[:image1:]
本当は中古ディスクは全て洗浄した方が良かったのかもしれませんが、状態の良さそうなものはそのままパーモスタット処理してしまいました。[:image2:][:image3:]
やはりちょっと汚れていて、静電気放電してブラシで集めても、ブロワーで吹き飛ばせないようなディスクは、洗浄もやってみました。[:image4:]洗浄は雑誌Analog Vol.39で紹介していたFLASH Disc Ranchアナログ洗浄液(写真1枚目右上)で、専用クロスで洗い落とし、専用クロスでから拭きして仕上げます。[:image5:][:image6:]ぴかぴかになったところで、これもパーモスタット処理しました。
勢いに乗って、先日大須アメ横で入手したクラッシックも何枚かパーモスタット処理。[:image7:]ショルティの指輪1枚だけ、前ユーザーがパーモスタット処理したらしく、昔の赤いPマークシールが張られていて、ちょっとうれしかった。
早速再生してみましたが、一番楽しみだったのが、録音スタジオにカッティングマシンを持ち込んで作成されたDirect Diskの「ミッドナイト・ラヴァー(MS)」。[:image8:]私の記憶では、購入当時はとんでも無く純度の高い音が聞けた記憶があるのですが、なぜか普通。決して悪い音ではないのですが、ちょっと拍子抜けでした。カートリッジを替えてみると、また音も変わるかもしれません。
気を取り直して、一番好きなアルバム「脚線美の誘惑」。[:image9:]これは良い雰囲気で鳴ってくれます。リッピングしたCDデータとも比較して聞いてみましたが、アナログディスクのすごかったのは低域の解像度というか、肌理の細かさ。ドラムの革の張り具合や響き具合が感じられるような、とても気持ちの良い響き方です。
今回購入したのはこの他「Rockoon(MS)」「ADVENTURE」「Stars and the Moon(MS)」「RESORT」「SPORTS」「Truth」「Yes,No」。「MAGIC」と「打ち水にRainbow」は今回入手出来ず残念。SPORTS以降は元々CDのみ所持していましたので、アナログディスクがどんな音色を聞かせてくれるか楽しみです。
■トラブル発生
ちなみに今回ちょっとした事件が発生し、システムセッティング上の問題があらわになってしまいました。実は途中何回かディスクを交換したとき、針を下ろしても音が全く出ないのです。スピーカーに耳を近づけると「ブ~ン」とノイズが出てるだけ…。一瞬パニクッてしまいましたが、よく見るとターンテーブルがまだ回っていない…。(真横から見ていると、よく分からないのです)[:image10:]
確かにプレーヤーもラックの棚板もスパイク受けのソリッドタイプだし、矢切亭の床は、人が歩いてもみしみし言う安普請。フォノイコとかでノイズを拾っている可能性もありますが、針を下ろした時だけとなると、やはりハウリングでしょうか。
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