Simple is Bestの原理に従い、専用室の電源も壁コンセント直結が基本です。
トランス電源のパワーアンプとDACは極性を合わせて、スイッチング電源のプレイヤーPCとレンダラーPCも可能な限りケーブルは短く、それぞれ近くの壁コンセントに直結します。トランス電源とスイッチング電源はなるべく離れたコンセントにしています。
プレイヤーPC用モニターと音源用外付HDの電源は近くの壁コンセントが足りず延長タップ経由です。インターネット中継ハブとインターフォン、コードレス電話はそこからさらに中間スイッチ付きタップを挟んでつないでいます。理由はインターフォンとコードレス電話は専用スイッチング電源で低ノイズのものに変更できないため、できるだけ離して逆流ノイズを減衰させるためです。
この中間スイッチを切ることで、インターネット中継ハブからマザーボードLAN経由でのプレイヤーPCへのノイズを防ぎ、Diretta用アダプターLANだけの接続にできます。
スイッチング電源はリップルが小さく、国産コンデンサーを使っているものをお勧めします。私は秋月電子製を使っています。
レンダラーPC 19V3.15A AD-A190P315 リップル:~150mVp-p
音源用外付HD 12V5A ATS065-P120 リップル:~120mV
インターネット中継ハブ 12V2A STD-12020U リップル:~100mV
レンダラーPCと音源用外付HDには口径変換を兼ねたノイズフィルター FX-AUDIO- Petit Susie をかませています。
注意することはコイルとコンデンサーが一種の抵抗として働くため、出力1A未満、あるいは電圧5VなどのACアダプターでの使用は避けることです。突入電流に耐えられる高性能の部品を使っているACアダプターでないと故障の心配もあります。
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プレイヤーPCは専用スイッチング電源のため、CPUファンだけ低ノイズのものに交換しています。
マウスとキーボードは2.4GHzワイヤレスです。これはUSBケーブル経由でのノイズを断つため、それとリスニング・ポジションからブラインドでプレイヤーをキーボード操作するためです。お勧めはエレコム TK-FDM106TXBK と BLENCK です。
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これでモニターを電源オフにすれば、プレイヤーPCに有線でつながっているのは音源HD SATAとDiretta LANだけにできます。
アンプでもDACでも同じだと思うのですが、他機からケーブルが複数つながっているとグラウンド・ループとなりノイズ発生することがあります。その点、音源HDからスピーカーまでの全機器が1対1の直結直列接続はノイズ耐性が強いと言えると思います。
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