スピーカー・セッティング(その1)

日記・雑記
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先の出張で新しいスピーカー(SP)ケーブルとSPベースを持ち帰ったことは、前回の日記で記しました。

以前使用していたJBL4345ではSPケーブルによる音質差をあまり感じなかったこともあり、昨年の800D3導入後もSPケーブルは以前からのものを流用していました。元々使用していたSPケーブルは、15年ほど前に購入した1m1000円程度の切り売りケーブルで、太めの無酸素銅導体の平行ケーブルです。
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昨年3月の800D3導入後は、設置位置とSP台の検討に1年ほど費やしてしまい、ようやくSPケーブルの交換まで来ました。
拙宅のリスニング環境は、17畳専用室で、SPの設置位置は、SP中心軸の間隔が230cm、左右の壁からSP中心まで126cm、SP前面と後壁まで158cmで、平行法です。試聴位置からは大体280cmくらいで聴いています。SP台はウェルフロート・バーチ・フルコンメカです。
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新しいSPケーブルは、モガミ3104のシングル・ワイヤ仕様。パッシブ・バイアンプで使用するので2.5mを2セット導入しました。
モガミのケーブルは、プリアンプとパワーアンプ間に2534を8m使用しており、癖のない音質に好印象をもっていました。SPケーブルは高価なものが沢山あり、800D3を購入したショップからはChordのSarum Tを勧められていました。これの2.5mを2セット導入すると、当地では比較的安く導入できるとはいえ80万円ほどの出費になります。現代SPではSPケーブルで音質が大きく変化することはショップでの試聴で経験していましたが、中々踏み切れない出費です。あれやこれやと悩んでいたところ、1月に平蔵さんの日記に触発されて「モガミのケーブルなら持っていて損は無い」と考え購入しました。
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プラグは、購入したショップ(Art-Music)お薦めのVIABLUE製で、アンプ側がYラグ、SP側がバナナです。VIABLUEはドイツのケーブル/コネクターのメーカーで、私自身は聴いたことがなかったのですが欧州では人気があります。かかったコストは2セットで税・送料込みで49,800円。バイ・ワイヤも可能なケーブルをシングル・ワイヤで使用するので、導体の量は相当なものです。Art-Musicさんの作業は、プラグのハンダ付けやスリーブの処理等、どこを見ても素晴らしいです。
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ウチには、FirstWattのSIT-1、McIntoshのMC1.2KW、MC352、MC2255、Quadの405-2等のパワーアンプがあります(数えてみるとあと4セットもありました:汗)。
800D3導入後に色々聴いた結果、最近はSIT-1(中高域)、MC1.2KW(低域)のパッシブ・バイアンプ構成としています。
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前置きが長くなりましたが、とりあえず試聴。

なんだこれは!というほどの大きな変化に驚きます。中低域の量と馬力が全然違います。音場も一段と広く、深く展開します。この差はインターコネクトを変えた時より随分大きいものです。
暫く聴いて気持ちも落ち着いて来ました。おろしたてで、バーン・インすら済んでいないからか、高域は少し荒くざらつきがあり、中低域も多少の硬さがあります。比較対象が貧弱なので断言できませんが、低域のレスポンスとパワーに特徴のあるケーブルという印象です。

2日ほど聴いて幾分、高域の荒さや低域の硬さがとれてきたので、次にSPベースを試します。
新しいベースはアンダンテラルゴのSM-7A2/B4。長くなりましたので導入記は次回に。

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