スピーカー・セッティング(その2)

日記・雑記
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先日の日記でスピーカー(SP)ケーブルを交換して非常に満足した話を記しました。
ケーブルを交換して2日ほど経過して新品特有の音質も落ち着き始め、高域の荒さや低域の硬さがとれてきたので新しいSPベースを試します。これまで使用していたベースは、純正の付属ベースとKaNaDe02。最近はKaNaDe02を常用しておりました。
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新しいベースはアンダンテラルゴのSM-7X/B4。前回の日記でSM-7A2/B4と記しましたが、こちらは生産中止となっており期せずして新製品を購入しておりました。設置前に写真を撮り忘れましたが、何と今日のファイルウェブに記事が出ております。
https://www.phileweb.com/news/audio/201903/15/20677.html

SM-7A2の音はダイナミック・オーディオで何度も聴いており、好印象をもっています。ただ、ダイナミック・オーディオはカーペット敷きですが拙宅はフローリング床。800D3はフェルトを介したウェルフロート上にありますから、随分と設置条件が異なります。
[:image2:]
SM-7Xは付属のフェルトを添付せず直接ウェルフロートに設置、水準器で水平を確認しながら高さを調整しました。
準備が整ったので試聴します。音質はKaNaDe02との比較になります。

低域が締まって全体的により鮮明な音です。高域に艶がありますが、メタリックにならないのは好印象です。異種金属の2重構造による制振効果が効いていそうです(思い込み?)。総じてSM-7Xの方がライブで好印象なのは間違いありませんが、SPケーブル交換前だと、低域の締まりが量の減少と聴こえてこれほどポジティブな印象ではなかったのでは?と思います。

SPベースの音質評価は難しいです。音の傾向は概ね確認できますが、それが良いか悪いかは設置環境により大きく異なります。
大型SPとウェルフロートの組み合わせの評価も難しいです。小型SPでの効果は私も各所で経験しており、拙宅でもLS50用に使用しています。こちらはLS50用に購入したわけではなかったのですが、一度使用してから外せなくなってしまいました。
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大型SP、特にスパイクとの組み合わせでは台の素材(バーチ)と表面仕上げの音をどうしても感じます。音質評価はその辺りも考慮する必要があります。

本当は、800D3導入直後に作った「まな板製SP台にスパイク直刺し」の音と比較してみたいです。SP台の交換は大変なので、またいつか、ということになりますが...
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というのは、あの「まな板」の素材と構造が、当地のBarbican HallのParquet Flooring(パーケット・フローリング:寄木張り)とそっくりだからです。

話がそれますが、昨晩、Bernard Haitinkの90歳記念コンサートにそのBarbican Hallまで赴きました。90歳を迎えた御大が、ドヴォルザークのバイオリン協奏曲とマーラーの交響曲4番を随所で立ち上がって指揮した姿に感動しました。

特に、前半のソロイストを務めたIsabelle Faustのパフォーマンスは素晴らしかったです。彼女の演奏を聴くのは3度目ですが、前2回の演奏はテクニックは凄いけど冷静に過ぎて少しもの足りなく感じていました。昨晩の彼女は、時には笑みを交えて非常に気持ち良さそうに演奏しており、バイオリンの音色もLSOの面々のものとは別格でした。
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新しいSPの設置環境が出来たので、次回はトリノフ(Trinnov)による測定と調整について書きます。

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