オーディオ評論家の高島誠さん、といってももうすでにお亡くなりになって20年になりますので、若い方はご存じないと思います。
高島さんの書き物をリアルタイムで読まれたことがあるのは50歳以上の方くらいかもしれません。
でも、今日僕が書く高島さんの思い出はオーディオ評論家としてのものではなく、僕の高校時代の英語の先生としてのものです。
高島さんは当時、僕の通っていた高校の英語の先生だったんです。
当時のウチの高校の英語の先生は個性的な人ばかりでしたが、高島さんの最初の授業の印象は強烈でした。たぶん日本語はほとんどしゃべらなかったんではないかと思います。
登山家でもあった高島さんはよく山の話もしてくれました。それがすごく面白かったのを覚えています。
その高島さんが当時履いていたのがチロリアン・シューズ。
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分厚いゴム底のヴィブラム・ソール(登山靴の靴底として有名ですが、当時はそんな名前は知りませんでした)でずいぶん変わったごっつい靴を履いてるなぁと思ったものです。
そんな靴、誰も履いてなかったからすごく珍しくて印象的でしたが、山男らしいがっちりした体躯の高島さんには不思議によく似合っていました。
僕も中年(中高年?)になってから山歩きを始めたのですが、数年前でしょうか、某山用品店でこの靴を見つけたときは、ああ高島さんの靴だとなんだかすごく懐かしさを感じたものです。イタリア製で高島さんが履いていた靴と同じブランドかどうかはよくわかりませんが…形はほとんど同じに思えました。
いいなぁ、欲しいなぁと思いましたが、結構高価だったのとこの靴を履くシチュエーションを思いつかなかったのでその時は買えませんでした。
でも、それからすぐに絶版になったのか、輸入が途絶えたのかわかりませんが、店頭から姿を消してしまいました。
ああ、あの時買っておけばよかったと思ったのですが、後の祭り。
それが昨年の年末にくだんの山用品店でまた取り扱っているのを目にして、ついに買ってしまいました。これを履くシチュエーションについてはいまだに解決できてませんが。(笑)
まだ、履いていませんが、これを履くたびに高島さんのことが思い出されると思うと今から楽しみです。
メインの別blogはこちらですが、ほとんど同じ内容をコピーしています。
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