最近、自宅のシステムが落ち着きを見せているのでボチボチとソフトの充実を図っています。
オフ会などで聴かせていただいたCDを購入することもあります。
システムの調整が進んで2chソースでもかなり楽しめるようになってきたのですが、やはりマルチchソフトも充実させたいところ。でも相変わらず絶滅が危惧されているSACDマルチに頼らざるを得ないのが現状です。
こんな中で最近購入したPCMのマルチchソフトがよかったので書いておこうと思います。
e-onkyoからの購入ですが、ここのところハズレが多かったので今回もヒヤヒヤ。
買ったのはコレ。
[:image2:]
ラヴェルの道化師の朝の詩、泣き王女のためのパヴァーヌ、スペイン狂詩曲。
ルドヴィク・モルロー指揮シアトル響。96KHz/24bit 5.1ch。
シアトル響の自主制作録音のようです。
アマゾンのCDレヴューにも評価が全くないし、指揮者もオーケストラも全く聴いたことがないし、一応ネット上で試聴はしてみるもののノートPCのスピーカーではよくわからない。
今までPCのスピーカーで聴いて演奏はまあまあいいかもと思って買った中でも失敗はいくつもあったので、これは全くあてにならない。
というわけで買う前にはかなり迷いましたが、これは久しぶりのあたり。
SACDマルチとは一線を画す気持ちの良いスカッとしたPCMらしい音。
やはり私の好みはPCMの方なのです。
SACDはDSDのせいかあるいは圧縮されているせいか、どうもさらっとした粉がまぶされたような響きが感じられて…最近DACの進歩でよくなっているのでこれだけ聴いている分にはまあいいかなと思うのですが…。
このラヴェルはライブ録音のせいか演奏はやや洗練されない感じもあるのですが、全体としては私にとって楽しめるソフトでした。
これで気を良くして同じ指揮者とオーケストラのストラヴィンスキーのペトルーシュカも購入。
[:image1:]
これも正解でした。
ドビュッシーのおもちゃ箱というバレエ曲も収録されていてこれは初めて聴く曲ですが、かわいらしい楽しい曲。
この二つのアルバムの録音に共通して言えるのは音は柔らかいのだけれどクリヤーだということ。グランカッサが柔らかく豊かに響くのが気持ちいい。音調は大植英次/ミネソタ・オーケストラによるReference Recordingsの一連の録音に近く、あれをマルチch版にしたみたいな感じと言えばよいでしょうか?
残念ながらマルチchファイル・ソフトを再生できる環境をお持ちの方はほとんどいらっしゃらないと思いますが、もし再生可能であればお薦めです。
この録音の良さはたぶん2chでも味わえると思うので試してみる価値はあるかもしれません。CDでも出ていますが、値段はあまり変わらないようなので音だけで選ぶならハイレゾ2chファイルhの方が有利と思います。
同じシリーズの火の鳥も購入したいのですが、既に今月はかなり散財してしまいましたのでちょっと躊躇しています。
アマゾンの「後で買う」リストやe-onkyoの「気になる」リストにはすでに購入候補がかなり溜まっているので困ったものです。
(^^;)
マルチchファイル・ソフトとしては上記の他にも最近購入したアンドレア・バッティストーニと東京フィルのレスピーギも悪くはなかったのですが、音がやや硬いかなぁ?
[:image3:]
グランカッサがもっと柔らかく豊かに響くといいのですが、これは録音のせいというよりはホールや楽器の音の影響かもしれません。
ローマの松は大植英次/ミネソタ・オーケストラ(176.4KHz/24bit 2ch)も持っているのですが、どちらかというとしなやかな演奏と音の大植版の方が好みです。
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