先月GRFさんが拙宅に立ち寄られて短時間ですが少し聴いていただく機会を得ました。その時に薦められたのがスピーカーの設置方法のいわゆる平行法。
拙宅は現在の音楽室ができてから約17年間ずっと内振りにしてきました。
ウチの場合、リスニングポイントからのスピーカーの見開き角が比較的大きいのと左スピーカーの手前左側に柱があるので、その影響を避ける意味でもその方がいいと思ってきました。
今までも平行法を薦める方はいらっしゃったのですが、いろいろ言い訳をしながら逃げ回ってきました。(笑)
でも冷静になって考えるともしかすると置けるかも…と思い始めました。
映画を見る時のスピーカーによる映像の欠けは工夫すればうまく避けられそうだということもわかってきたので思い腰を上げて試してみました。
音楽室ができるまでは、スピーカーはリビングルームの一角に置いていて平行法だったので今回が初めてではありませんんが、はるか昔のことなので実質的には初めてみたいなものです。音を出すまではちょっとドキドキ。
リスニングポイントから見ると以下のようになります。
Before
[:image2:]
After
[:image3:]
音響空間は少し大きく感じますが、予想していたほどではない。
音響空間の密度が上がった感じ。
GRF邸の4本のジャーマン・フィジックスが創り出す異次元の音響空間密度にはもちろんはるかに及ばないのですが、Beforeと比べるとそんな風に感じます。
音は柔らかくなった感じ。これは反射音が増えたせいかも。
低音は50Hz前後がいい意味で豊かになった感じ。これはボンつくのではなく弾むような感じの低音。メインスピーカーのウーファとサブ・ウーファのつながりが良くなったためか…
ウーファの位置自体はあまり移動しているわけではないので不思議です。
ネガティブなのは女性ボーカルの定位が前よりもやや滲んでいるかも…
とりあえずこの状態でしばらく聴き続けてみることにしました。
数日すると女性ボーカルのにじみは気にならなくなりました。
Wellfloatがなじんだのかもしれません。(笑)
今回の変更で一番よかったのはオーケストラなどの楽器間に少しエーテル(笑)が注ぎ込まれたことのように思っています。
[:image1:]
GRFさんには大変感謝しています。
ありがとうございました。
ところで今回の変更については後日談があります。
スピ^カーの角度と位置が変わったので念のためOmniMicでの確認を行ったのです。ついでにTomyさん、Auro3Dさん、ケンさんが話題にされていたInpulse応答特性、位相特性も確認したところ、頭をかかえる事態に陥りました。
次回にレポートしようと思っています。
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