相互発表会の折り返しはバズケロ邸です。半年前にも実施していますので、その間に何を実施し、サウンドがどのように変化したのかが注目ポイントとなります。今回のバズケロ邸の変わり様は驚くべきものがありました。
2020年10月31日バズケロ邸:鈍行でバズケロ邸へ向かう
2020年12月29日ヒジヤン宅:<おバカにも程が…ない奴2…>
2021年 5月 3日ヒジヤン宅:<絶品毒盛りサウンドに夢中!•••>
2021年 5月 5日 バズケロ邸:今回の日記
朝早くから鈍行で遠州に向かいます。少しでも早く聴きたかったので、予定よりも前倒しで家を出たのですが、途中駅で間違えて御殿場線に乗ってしまい、トホホのスタートでした。それでも何とか約束の時間には到着することが出来て一安心です。
到着後はいつもの様に、ハーベス部屋で耳慣らしと休憩も兼ねての試聴タイムでした。こちらの部屋も若干のテコ入れはされたとのことですが、いつも通りのゆったりした音楽が流れました。
一昨日に会ったばかりですが、場所を変えればまた違った会話もはずみます。昼も過ぎましたので、昼食とすることにしました。食事中もBGMとして小さく流れる音が、会話の合間に次第によくなっていくのを感じるではないですか。
昼食後はJBL部屋に向う予定でしたが、ここからがハーベス部屋での試聴タイムとなりました。イタリア合奏団のバロックをとても気持ちよく聴かせてもらいました。音出しを始めてから1時間半ほど経ち、機器が暖まってからが本番ですね。
ならば、と言うことで拙宅で比較試聴をした諏訪内晶子のメロディの国内盤と輸入盤を聴き比べて見ます。
心地よくもリアルなサウンドでした。一見すると見分けがつかないジャケットの国内盤と輸入盤のマスタリングの違いも見事に描ききっています。ああやっぱりね、という感想で一致しました。
ハーベス部屋で気持ちよく聴かせてもらった後はJBL部屋に向います。
以前と比べて、部屋の響きがややライブとなった印象を受けました。そんな印象をお話しすると、ケーブルの配策を見直す中で無用なものの整理が進んだからかな?と言われていました。オーディオの音が大きく変わるときは、不思議と部屋に入ったときの印象も変わるものです。
今回の変更点は大きく言うと二つとのことです。
1)スピーカー位置と内振り角度の変更
2)ケーブル類の浮かし化と配策見直し
スピーカーセッティングの見直しで、ベースのサウンドが大きく変わったので、この変化を煮詰めようと、ケーブルの浮かしや配策の見直しを、地道にコツコツと時間と労力をかけて実施されたとのことでした。
若干の説明を受けた後に試聴の開始です。最初はCDからです。前回はアナログよりもCDの方がいいのでは?と思わせてくれたプッチーニが、今回はもう一つの仕上がりと感じました。アナログとデジタルの両方があると、どちらかに力が入ってしまうのでしょうか?それとも、機器が暖まっていなかったせいかもしれないですね。オフ会後に再調整をされて、今は絶好調との事です。
それでも、庄司紗矢香の雨の歌 LIVEでは、JBLとは思えない様なヴァイオリンの繊細な音と響きを感じさせてくれたのはさすがです。
そして、今回の本命は何と言ってもアナログでした。
CDを聴かせてもらっていた時に、会話が理屈っぽくなりがちだったのですが、バズケロさんが奮起します。
「えーい!しゃらくせぇ!そんなことを言うなら、これを聴いてみろ!!」
アナログサウンドに切り替えられました。
確か、カンターテドミノからだったと思いますが、理屈抜きに楽しいです。CD再生とは比べものにならないような大きな再生。そして、中低域が恐ろしいほどに分厚いサウンドです。
生演奏とは別物ですが、「オーディオ的快感のおばけ」とも言えるようなサウンドが流れました。ウリをなすレコードを次々と聴かせてもらいます。
目の前に現れた巨大スクリーンに映し出された様なサウンドでした。このような音は聴いたことがありません。端正とは対極をなすようなサウンドです。ですが、オーケストラもオペラも楽しくて止められません。帰りの電車の予定時間も遅らせて、時間の許す限り楽しませてもらいました。
半年振りの発表会でしたが、この変化にはたまげてしまいました。バズケロさんの個性がそのまま音になったようなサウンド、とはオーナー談ですが、まさにその通りだと思います。
互いの音を聴き合い、意見し合いながらも、その変化や成長を感じ合う。同じ音にしようとは思わないし、同じことをやろうとも思わない。それでも何かを感じ取って自己の肥やしにしようと思う。これだから相互発表会は止められません。またやりたいと思います。
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