これは備忘録です。本日、X1おやじさんとK&Kさんとともに、出水電器の伊豆・韮山のショールーム(っていうか、島元さんの別荘?)に行って参りました。そこでのオーディオシステムやその音については、すでにこのPhilewebにヒジヤンさんによる報告がありますので、私のような駄耳の持ち主が書き加えることは何もありません。写真も、この二つだけに留めます。
【写真1】[:image1:]
これは、島元邸の家の外の電源メーター格納庫。詳しくは企業秘密や東電に差し障りがある(?)ようなので、受けた説明は書きません。わかる人が見れば、わかるかと。
【写真2】[:image2:]
これは、ショールームからの富士の眺め。今は梅雨時なので笠をかぶっていることが多いそうですが、オーディオルーム内の仕事用(?)の机の正面の窓越しに、富士山なんて! 私なら見とれ続けて仕事になりそうにないかも(笑)。
私がここを訪問したのは、新潟から拙宅にお見えになったX1おやじさんのリクエストがあったこともありますが、最近「電源」の重要性に目覚めたものとしては、一度、ゆっくり社長の島元さんに伺いたいことがあったからです。以下、簡潔にQ&A形式で表記しますが、私は電気工学に不案内なので、聞き間違い・理解しそこないがあり得ます。ゆえに、今回ご同道いただいたX1おやじさんやK&Kさんのみならず、島元さんとコミュニケーションを取ったことのある方々(このコミュニティには多くいらっしゃると思います)から、「こんなことを言うはずがない」という点があれば、遠慮なくご指摘くださるといい「アーカイブ」となると思いますのでよろしくお願いします。
Q:どんなに家電と、オーディオルーム専用の電源を分けて敷設しても、電源メーターの所でつながっているわけだから、家電等からのノイズの混入は避けられないのでは?
A:その通り。ただ、騒音と同じで、隣の部屋の騒音より、遠くの部屋の騒音、さらには隣の家の騒音の方が気にならないのと同様、電源ノイズも発生源から遠ざければ遠ざけるだけ低減効果はあります。
Q:「末端効果」というものについて、どう考えておられるか?電柱からアンプまでのすべての電源ケーブルを質の高いものに替えなくても、機器の直近の電源ケーブルを良質なものに替えれば十分な効果が出るのは本当か?
A:「末端効果」はある。世の中には1Mで何十万円もするような「電源コンセントケーブル」があるが、では、そのケーブルを電柱から屋内配線まで何十メートルも使用すべきなのかといえば、NOだ。そもそも電柱から(たとえMY電柱でも)自宅の電源メーターまでのケーブルは東電の所有物で、勝手に変更することはできないし、変更をお願いできたとしても東電の規格品以外は絶対に使えない。東電が使うその電線は、1Mで何十万円もするものではない。だから、その先の屋内配線も、「そこそこ」いいものを使えば十分で、そこにおカネをかけるぐらいなら、私ならアンプなどにおカネをかける。
Q:では、オーディオ用の電源工事をするメリットは、ノイズの減少だけなのか?
A:それ以外にも電圧・電流が安定するというメリットがある。電圧・電流が安定すると、大音量で大太鼓を叩いた音を再生するような際に、音が頭打ちになるようなことが無くなり、芯の通った、力強い音が出る。
Q:では、オーディオ用の電源工事は、基本的には低域に効果が出るのか?
A:全域に出る。低域の質が上がると、高域もきれいに再生できるようになる。さらに、ノイズの減少は、特に高域の透明感や静寂感に効果が出る。
Q:私は今、HONDAの蓄電器を使っているが、それに対する評価は?
A:あれでは容量が足らない。もっと大きな「ダム」でないと、いざという時の出力に対応できない場合がある。ただし、高域のノイズの減少度合いについては、電源工事だけよりもメリット・効果があることは認める。
以上、記者風の取材メモ(笑)。
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