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はじめての「球転がし」-「真空管ハーモナイザー」後日譚

日記・雑記
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前回の拙日記、

「真空管ハーモナイザー」って、ご存知でしょうか???

にレスをいただいた皆様(Nightさん、Tomyさん、ゴンザエモンさん、ヒジヤンさん、マイペースさん、8050Aさん、EDさん=書き込み順)に、謹んでご報告です。

この度、ようやく、伊豆のAmatorIIIで、「真空管ハーモナイザー」による「球転がし」をすることができました。何の知識もなかった小生が、皆様のご助言のお陰で、ツウっぽい真似事(笑)を楽しむことができましたので、お礼を兼ねて簡単にご報告を。

今回、転がしたのは前回の日記へのレスにも書きましたが、写真にあります、この二つ。[:image1:]

12AU7 Mullard 真空管 リイシュー Reissue [並行輸入品]¥2,800
ELECTRO HARMONIX エレクトロハーモニックス 12AU7A/ECC82 EH [真空管] ¥2,410

比較試聴に使いました音源ソースは、下記の7枚(内訳は、左からピアノ2枚、ボーカル2枚、弦2枚、バリトンサックス1枚)で、いずれも今さら紹介するまでもない、人気アルバム・有名曲ばかりを使いました。[:image2:]

最初についていた真空管は、「China」と大きく朱書きがしてあるもので、スイッチを入れたばかりでは歪が目立つものでして、「まあ、真空管って、温まるまではこんなもんなんだろうな」と思っておりましたが、今回試した二本は、どちらもCold Start状態でもほとんど歪を感じられず(やはり徐々に音は良くなっていきましたが)、いきなり、「おまけ」との違いを体感。

ゆえにハナからこの「China」はボツにして、MullardとELECTRO HARMONIXの決選試聴となりました。この二つは見た目がそっくりなので、同じものかと疑っていたのですが(笑)、出音には結構な違いがありました。

結果:
全般的な傾向として、Mullardの方が音場が広い、逆に言えば、ELECTRO HARMONIXの方が音が中央に集まる傾向がある。
そのうえで、
1. ピアノ: ELECTRO HARMONIXの方が高域に強調点があり、一聴すると華やかにも聴こえるが、低音などの音の深みはMullardの方が優れていた。
2. ボーカル: ELECTRO HARMONIXの方が声が若い。Mullardの方が唇が濡れている(笑)。
3. 弦: ELECTRO HARMONIXの方がこじんまりとした音。Mullardの方がゆったりと時が流れる。
4. サックス: 音の深みで、Mullardの圧勝。

ということで、私的には、Mullardに軍配。で、早速バックアップのために、「あと一つ」となっていたMullardをAmazonでポチりました(笑)。

簡単ですが、報告は以上です。私は無精者なので、曲によって差し替えるなんて面倒な事は、想像もできません(ふたを開けるのにドライバーがいるし、やけどしそうになるし=笑)が、「球転がし」の楽しさを堪能できました。真空管、面白いですね。いずれ本格的なプリを検討したいと思っております。

皆さん、ありがとうございました。駄耳ではありますが、何らかのご参考になれば幸いです。

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