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アメリカンな邸宅の優雅なひととき―Tomy邸訪問記

日記・雑記
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私とほぼPhilewebデビューの同期で、これまで技術畑出身ならではの数々の技術的アドバイスをいただいてきたTomyさんのお宅に、このほど、念願かなって訪問することができました。私はTomyさんから、REWというソフトを使った測定というのを教わり(初めて測定用のマイクも買いました)、Roonという音楽再生ソフトの手ほどきも受けるなど、多大な影響を受けてきたのですが、TomyさんもPC版のDirac Liveの使いこなしや、視聴用の椅子を180度反転させることでマルチと2chを共存させる方法などを小生から影響を受けたと言ってくださり、恐縮してしまいました。

なんでも、私はこのコミュニティからは初の訪問者ということで、とても厚遇していただきましたが、それをここに詳しく書くと後々差し支える(笑)ということでここでは割愛(笑)。まずは一番槍の務めとしてはシステムを詳しく紹介、と行きたいところですが、日本で売っているものはほとんどない(ほとんど、ご自分でアメリカから直接取り寄せられたそうです)、という機器類を私のような素人に毛が生えた程度の人間が詳細な説明などできるはずもなく(汗)、詳しく知りたい方はTomyさん自身の「マイルーム」を見てください(笑)。

ただ、Tomyさんの「マイルーム」から現在は少し変更があるようなので、私が気がついたことだけを簡単に記せば、2chのメインSPは今はDefinitive Technologyというメーカー(Polkオーディオの関連会社だそうです)のもので、それをPC(Roon)からEXASOUNDのDACを通してマッキンのパワーアンプでドライブしておられます。場所も窓側ではなく、窓を背にする壁側の方に移動させております。
<写真1:細長いのが2ch用SP。マッキンの左横にあるのが2chDAC。後ろのSPはPolkのサラウンドバック用SP>[:image1:]
一方、B&W Matrix 802S3の方を窓側に移されてマルチチャンネルのメインLRとして使っておられ、同様にPC(Roon)からEXASOUNDの7.1chマルチチャンネルDAC、そしてNuforceのパワーアンプで7chのSP(センターとサラウンド4台はすべてPolk)をドライブしておられます(写真を撮り忘れました!以上、間違っていたら修正してください、Tomyさん)。

そして、特筆しなければいけないことは、これらスピーカーのほとんどすべてのネットワーク部品を超高品質のものに置き換えるという改造を施しておられることです(メーカー名を聞きましたがサッパリ?だったので済みません=汗)。残念ながらBefore/Afterを聴いていないので、どれほどの効果があるのかは私では判断できませんが(ご本人によると、「ものすごい効果がある」そうで、私が買ったばかりのAmator IIIも改造しようと誘われて応答に困りました=爆)、2ch、マルチとも全体を通して、歪が一切感じられず、刺激的な音がしない、S/N比の良い高域音が印象に残ったことは確かです。

今回の来訪の目的は、同じ<マルチ派>としてお互いの存在意義を確認し合う(マイノリティのサバイバル作戦=笑)ことで、そのためのマルチ系のソースを持ち込んだのですが、正直申し上げて今回強く印象に残ったのは2chの方で(笑)、ここで2chを持ち上げると「それ見たことか」と一部の方に(笑)言われそうで嫌なんですが(汗)、イイものは素直にイイ(爆)。だから紹介しちゃいます。
<写真2:右側に映っているのはPolkのサラウンドSP>[:image2:]
これがその素晴らしい音を出していて瞠目したDefinitive Technology: Mythos ST-Lのサランネットを外していただいた写真です。一番上には、ムンドルフのリボンツィーターユニットを、自作エンクロージャー(?)にはめ込んだAdd-onのスーパーツィーター(ネットワークは高級パーツを使って自作されてスピーカーの裏に隠されています)。その下には、スコーカーの2ユニットが、ドーム型のツィーターを挟んで仮想同軸を形成しています。その下の「ケーキ用のお盆」(笑)みたいな3枚は、上下がドロンコーンで、真ん中がウーファーユニットです。そしてこのウーファーユニットだけは、このスピーカーに内蔵されているアンプで駆動されているのです。つまり、マッキンがドライブしているのは中高域ユニットだけということになります(ちなみに、<写真1>で上に乗っているマッキンのプリは、現時点では「置き物」だそうです=笑)。

さらに、このシステムの要の一つは、ソース機器であるPCに組み込まれたDirac Liveの存在で、f特は言うまでもなく、位相やインパルス応答(どちらもあまり意味を理解せずに使っておりますので、突っ込まないでください=笑)などを整えており、さらにそれにオリジナルの<Tomyカーブ>を施しているとのこと。

で、その音はというと、低域は解像度が高くボワツキが一切なく、中域はボーカルなどは魅力たっぷりの肉感的な音を出し、高域はピアノなどはB&Wも真っ青(笑)のリリシズムを感じさせます。素人の見立てでは、低域はDirac Liveによる<滲み>の除去と強力な内蔵デジタルアンプ(予想)のハイグリップが効いている感じ。中域は古き良き(笑)「マッキン」の良さが出ている感じ。高域はやはりあのSTとネットワークの高品位化改造が効いていそう。そして全体的にとても立体感のある音が出てました。普通、ハイレゾ感満載の、キレキレドンシャリ系のSPだとボーカルが引っ込んじゃったり、色気が失われたり。逆にボーカル特化型のSPだと、ハイエンドとローエンドの伸びとクオリティがもう一つだったりしますが、これは、上中下、全部おいしいどころ取りをしている感じでした。これ、なんで日本で売らないのだろうか???(まあ、Tomyさんの鳴らし方だからいい音がしているのは確かですが)

Tomyさんによると、「実は置いてある場所もいい」そうで、以前、窓の前に置いていた時はこれほど立体的ないい音は出せていなかったとのこと。拙宅でも「スピーカーの後ろに窓はダメ」、とダイナのSさんに言われましたが、やはり後ろや横の壁の影響は大きいですよね。

最後に、オーディオ以外で素晴らしいと思ったのは、建物です。いわゆる輸入住宅系のお家で、窓も、ドアも、廊下もWide。天井も平均的な日本家屋よりかなり高い。無垢のオークの床もしっかりしている。やはり建材の素材の良さは音に出るんですね。まさに「邸宅」と呼べる素敵なアメリカンテイストのお家で、かなりLiveなその空間を満たす高品位の音。モニタースピーカーのように緊張を強いる音ではなく、かといって、拙宅のソナスほど甘い音でもない。凛とした、みやびで優雅な音の流れる素敵な洋館でした。

Tomyさん、(ここには書けない=笑)おもてなし、堪能いたしました。次もよろしくお願いします(毎回アレでは、破産しますよね=笑)。

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