12月某日、燻製一年目さんのお宅へオーディオ訪問させていただきました。指折り数えてみると今年14軒目でした。(多くの受け入れて下さった方々にこの場を借りて感謝。)
門のある広い敷地。太くて立派な梁と柱が魅力的な古民家風の家屋。オーディオルームは天井が高くてそこかしこに燻製さんによるDIYの跡があります。
さて恐らく私以上に数々の訪問記を上げられている燻製さん。どんなお土産を持ち帰っているか楽しみです。
前半はCDプレーヤー。まずは燻製さんの普段使いの音源を拝聴します。出だしからびっくりする程の低音。バスドラムのような深く沈み込む短い振動ではなく、トーンジェネレーターから繰り出される電子音、響く感じの民族系楽器等々、長いパッセージの低音が得意そうです。
質的にどうの、○○Hz以下がどうのと理屈を言っても仕方がないくらい豊かな量感とそれで破綻しない部屋音が持ち味のようです。これは電源とかいろいろいじっていそう。
次に持ち込んだCDから(自分にとっては)定番の音源をいくつかかけてもらいます。奥行きが気になるとのことでアシタカせっ記。客席の咳き込みが遠くで鳴っているように聞こえ、まずまずの出来。回転音源Ucraineも頭の位置を狙って合わせればほぼ狙った回転効果が得られます。拙宅の低音リファレンスWelcome to Riscaution corp.やその次のトラックを確認すると、やはり低音の量感は立派です。(自宅より多く感じる)
低音は嫌いではないのでこの音量で四六時中ガンガン聞けるのは楽しいだろうなぁ。
コーヒー休憩を挟んで後半はPCオーディオ。
新しいEDM系の音源はネットで漁るとの燻製さん。こちらもキワモノ音源が次々と繰り出されます。ほとんど生の三角波ではないかと思う音が入っていた時には驚きました。普段出会えない音源に出会えるのもオーディオ訪問の醍醐味ですね。
燻製さんが訪問する側の時はそういった音源は遠慮してあまり持ち込まないとのこと。うちに聞きに来る時は遠慮なくじゃんじゃん持ってきてくださいとお願いしておきました。
あちこち訪問して様々なフィードバックがかかっているかと思いきや、燻製一年目さんには独自の音源ワールドがあり、よく勉強されて地道に鳴らし方を学んでいるんだなぁという印象でした。
あとピュア2chで左右のスピーカーの外に音が定位すると私のテンションが上がるように、映像系でサラウンドスピーカーから音が出るとテンションが上がる人だということがわかりました。(単純化し過ぎ?)
映像系の細かい調整はよくわからなかったのですがプロジェクターで見るアニメはとても綺麗でコマめくりも滑らかでした。盛り盛りの低音と映像作品が良く合います。
一通り聞いたところで忌憚ない意見を聞きたいとのこと。ここで写真登場。(当日撮り忘れたのでプロフィールからの借用です)
[:image1:]
センター定位はとてもはっきりしていて良いと思った反面、少し右、または少し左に定位するはずの音が中央に引き込まれる感じがしました。これには真ん中にある柱が関与している可能性があります。また、水準器を使った小技をお話ししました。
燻製さん自身の日記でも報告されていますが遠くない将来、リフォームの計画もあって今後の展開が楽しみです。
美味しいコーヒーご馳走様でした。
コメント ※編集/削除は管理者のみ