今日のログさんの「Blu-specCD が届いたので試聴してみました。」に影響されて、比較用にお借りしているXRCDの確認も合わせて、光ディスクの比較をやってみました。
まず最初は、ログさんからお借りしているボーカルから
①Jheena Lodwick 「Getting To Know You」
XRCDとHDCDの比較です。
私見
・好みはHDCDの方が好きでした。
・音質は同等といったところ。
・XRCDの方がマスタリング時に高音を上げて保存している感じ。
(誰か、バイナリチェックしてくれませんか!)
次は、ヤマテツから借りているジャズで比較してみた
②Sonny Rollins 「Way Out West」
2003年XRCDと2007年CD(DSDマスタリング)の比較です。
私見
・これは、マスタリングが大幅に違う。
・XRCDはカマボコ型、CD(DSDマスタリング)はフラットにしてある。
・好みはXRCDの方が安心します。CDの方が生なましい。
マスタリングが違うんじゃ、比較にならない・・・と思い
HYBRID SA-CDで比較してみた。
③Stan Getz 「Getz/Gilberto」
オノセイゲン マスタリングのSA-CDをSA-CD層とCD層で比較
私見
・どちらも似たようなもの
・CDの方が若干あっさりしている程度。ブラインドではわからないと思う。
最近の録音ではどうか
④藤田恵美 「camomile Best Audio」
皆様ご存知のカモミールです。
私見
・ボーカルがSA-CDの方が自然
・これはSA-CDの方が好きです。
それじゃボーカルをも1曲
⑤Norah Jones 「Come Away With Me」
これはかなりの方がお持ちじゃないかと
私見
・これもボーカルがSA-CDの方が自然に聞こえる
・伴奏もSA-CDの方が立体感がある。
・これはSA-CDの方が好きでした。
でも、比較しなければわからないかも
クラシックを聴いてみる
⑥Janine Jansen 「The Four Seasons」
10曲目の冬で比較しました。
私見
・SA-CDの方が空気感、立体感に優れる。
・CDは単音が明瞭に聞こえる。
・SA-CDの方が大分好きです。
SA-CDとCDが別Diskとなっている、2Lレーベルのオケを聴いてみた
⑦Marinanne Thorsen 「Mozart Violin Concertos」
手持ちのディスクでSA-CDとCDが2枚入っているのはこのCDだけです。最近は、SA-CDとブルーレイ音声ディスクのセット版を出しているレーベルです。
私見
・SA-CDの方が大幅に自然
・空気感や滑らかさもSA-CDが大幅に有利
・SA-CDの方が断然好きです。
以上、比較結果です。
1、光ディスクの仕様が異なってもマスタリングの異なるものは比較にならない。
2、HYBRID SA-CDのSA-CDとCDの比較では、下記であった。
ジャズ-どちらも似たようなもの ボーカル-声の質感などはSA-CDの方が良い
クラシック-編成が大きくなるほどSA-CDの優位性が出る。
3、上記から、音数の多い録音はSA-CDが好きでした。
コメント集
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比較試聴ご苦労様でした。
7番以外はすべて持っています。
音の好みは私のシステムではXRCDの方です。
しかしマスタリングが違うと確かにきちんとした比較にはなりませんね。
SACDに関しては同様の意見です。
2000枚近くの所有SACDを聞いた感覚では、全体的に空気感があり自然な音の物が多く、柔らかい感じですが、押しが弱いというか力感やガッツのある音の再生は角が丸くなる感じです。これらの再生はDVD-Audioが圧倒的に優れています。
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そうなんですよネ!
マスタリングが違うと、光ディスク仕様の違いによる差は比較できないと思いました。理由は、ハードの仕様の違いによることよりも、マスタリングによる差の方がはるかに大きいからです。
しかしながら、このマスタリングの差は同じ音楽を聴いても別物に聞こえるほど差が大きく、消費者にとっては選択を混乱させると思い、反面色々な音が聴けてありがたいとも思いました。
このことは、見方に寄れば「ぼったくり商売」とも見えますし、「良心的商売」とも見えました。音楽好きとしては、同じ曲が様々な味付けで聴けて好ましいと思います。
ディスクに味付けを書いてくれると選びやすいのですがネ!
「マスター忠実」「生々しく」「アナログ的」などなど
SA-CDの総評は、同意見です。DVD-Audioは、残念ながら再生環境がありませんので比較出来ませんでした。
今度、ログさんの家で聞かせてもらおうっと!
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2003年盤というと「Way Out West」はXRCD24の方ですか?
前のXRCDと比較をするとXRCD24の方は、音圧が高くて高音にシャッキリとしたメリハリが付いています。
私は前の方がマッタリとしていて好きですよ。
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そうです、XRCD24の方です。
そうなんですか!XRCDの中にも色々な仕様とマスタリングがある・・・
最新のDSDマスタリングは、新しい録音のようにもっとシャキシャキ、クキクキでした。
何か、高音質CDはシャキシャキさせれば良いと思われている(メーカー側から消費者が)気がします。次々に、新しい仕様を・新しいマスタリングを出して来ますが、メリハリをつけてくる方向なんでしょうネ!
ディスクに傾向を書いてもらいたいです。
こんなの口コミや、雑誌の記事読んでから選ぶもんじゃないと思うんです。
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SACDもDVD-Aもステレオとマルチで音作りが違う・・・・・・これは、単に同一音源のミックスが違うだけかもしれませんが、音の印象は全く変ってしまうことを所有のディスクでは何度も体験しています。
話題の主旨とずれていますが、σ(^^)としては、ソースにどんな表記があっても、受け取る側の感覚と一致しなければ無いのも同じだと思うんで、好きなアーティストや製作者の作品がどんな媒体で出してきても楽しめるようにユニバーサルP+サラウンド構成にして、その中で、その時気に入ったフォーマットを再生するって感じです。
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何か、今日は生真面目なレスでどのように受け取ったら良いのか戸惑っています。(私は)再生メディアを聴く姿勢の基本として、演奏者と録音技術者とパッケージ技術者が込めたメッセージをまずは忠実に聴くことから入るのだろうと思います。そして、聴く側の味付けを加えて、自分が心地よく、満足して聴けることが一番。(ここは同意見だと思いますが)
この中には、作曲者、演奏者、録音技術者、パッケージ技術者、再生技術者(自分)、鑑賞者(自分)と多くの人間や過程が介在するのが現実ですよね!(実際には、もっと多くの過程を経ていますね)
なので、作曲や演奏から鑑賞というような直接的な伝達経路とはならないので難しい!再生する機械がどこのメーカーだとか、再生するメディアがどんなフォーマットか、というようなこと以外にも多くの要素があること。そして、それらのことにまで踏み込んでいくことで更なる発展が生まれるのかも知れません。
そんなことが言いたかった日記です。
テツがまじめに来たので、ヒジもまじめにお返事してみました。
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ご意見良く分かります。
難しいのが『忠実な、リアルな音源』だと思うのですが、昔の録音のものなどは、かまぼこ型の録音が多く、最新のマスタリングで、演奏時に出ていた音に忠実であるかのごとくパッケージ化されていても、昔聴いたイメージが出来あがっていて忠実に感じないことなんです。
先日、あるお宅でLPを聴かせてもらった時のことです。昔の録音のものは、現在の光ディスクよりも断然素晴らしいと感じました。ですが、最近の録音のものは、SA-CDの方が良かったです。このことは、録音時の機材やパッケージ化する時の機材などとの関係もあるのでしょうか。よくはわかりませんが、少なくとも私にはそのように感じられました。
ですが、難しい話は抜きにして土曜日にXRCDをお返しすると共に、HDCDも持って行きますので、LPも合わせて聴かせて下さい!
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