昨日、AVフェスタに立ち寄った後で、「みなとみらいアマチュア室内楽フェスティバル2009」に行って来ました。
このコンサートは「アマチュアのアマチュアによるアマチュアのための室内楽フェスティバル」として、“仲間と演奏することがなにより好き”なアマチュア演奏家により実施され21回目だそうです。このコンサートへ出かけた理由は、室内楽の様々な楽器をホールで聴いてみたかったからです。
ホールは、横浜みなとみらい小ホールです。
シューボックス型で、客席数は440席、残響時間は1.6秒で比較的短めな小型音楽専用ホールです。
何時ものように、最前列中央席に座りました。室内楽なので、観るにも聴くにも最適な位置だと思います。
座席から舞台を見た様子です。係員に断り撮影させてもらいました。
この位置でも、音響的には良いとは言えなかったです。直接音と間接音が混じってしまい、明瞭さにも欠け、響きもきれいとは言えないものでした。やはり、明瞭な直接音の周りから、綺麗な響きが自然とのってくるような音響が良いのではないでしょうか。
フェスティバルなので、10組の演奏者が変わり変わりに演奏するのですが、殆どのアンサンブルが違う楽器で演奏するものです。出場順に簡単にメモしておくことにします。
①低音集団「燕」―バリテューバ四重奏
テューバとユーフォニアム・チューバのみの演奏です。楽器自体の響きが強く、最前列でも響きの中に漂う音色!といった感じでした。
②ジェイソン・カルテット―弦楽四重奏
「死と乙女」の第2楽章を演奏されました。この曲は良く聴く音楽ですが、やはり生はいいと思いました。響きや余韻がとてもきれいに感じました。
③メカGONVE―多楽器アンサンブル
このアンサンブルの特徴は、ハーディーガーディーというヨーロッパの楽器です。円盤をグルグル回すことにより、弦をこすって音を出すような変わった楽器です。その他、バイオリン・クラリネット・コントラバスのアンサンブルでした。
④名古屋邦楽集団―邦楽アンサンブル
琴、三味線、尺八(3人)の邦楽アンサンブルです。久しぶりに聴く和楽器もいいもんだな~と思いました。和服姿で演奏する姿もいいものでした。
⑤前橋土笛の会―オカリーナアンサンブル
全員で18名が、様々なオカリーナを使い演奏していました。音合わせを盛んにやっているので、どのように合わせるのかと司会者が聴くと、吹く強さで合わせるのだそうです。
⑥ググサモ・アンサンブル―韓国伝統
韓国の伝統楽器で演奏されていました。
⑦鎌倉リコーダーコンソート アンサンブルBee―リコーダー
大から小までのリコーダーで素晴らしいハーモニーを奏でていました。
⑧ミューズ弦楽四重奏団―弦楽四重奏
第1バイオリンの演奏者は88歳と言うことで驚きでした。
⑨Alfine―Cl+Vc+Pf
オーケストラの指揮者と演奏者によるアンサンブルでした、
⑩マルティナショナルブラスアンサンブル―金管アンサンブル
ラストを飾ったトランペット・ホルン・トロンボーン・ユーロフォン・チューバによる金管アンサンブル。トランペットの口の向きが、正面だったのでホーンから出た音が飛んでくる感覚でした。
◇以上、10組のアンサンブルの演奏でした。アマチュアが楽しむためのフェスティバルだったので、アットホームなTV番組を見るような心温まるコンサートでした。色々な楽器がホールで生で聴けたのが有意義でした。
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