昨日は澄みきりがテーマのKTER邸を訪問したのですが、その続きです。
KTER邸オフ会の後に、lin lin邸を再訪問したんです。(笑) 理由は、KTERさんもlin lin邸に行ってみたいと言われていたことと、lin linさんからも聴かせたりない旨の話をもらったからです。そして、昼間のかつどんさんの日記で「PAA3は、とどのつまりは最大音圧だけかぁよぉー」と嘆かれていたことからこの日記を書くことにしました。ですから、lin lin邸再訪問とPAA3の話が入り混じり非常に分かり難い日記になりそうですが、ご勘弁ください。
さて、KTER邸を後にしてlin lin邸に向かいました。
駅TO駅は15分ほどの非常に近い所なんです。最寄りの駅まで迎えに来ていただき、お宅まで3人で向かいました。もう夜だったので、速攻で試聴タイムに移りました。今回はKTERさんが初めてだったので、優先的な試聴タイムです。私も横で聴かせていただいていましたが、前回と随分違う印象でした。そう言えばlin linさんが「試しにスピーカー内振りを開く方向に動かしてみた」と言われていました。印象からすると、前回に比べて生気がなく立体感も薄れてしまったようでした。「前回の方がいいようです。」と話すと「さっき動かしたばかりで、良く聴いていなので戻してみよう」ということで、前回の内振りに変更です。lin linさんは、目感でさっさっとスピーカーの位置を変更されました。凄い!職人技のようです。丁度、スクリーンのギリギリの所まで角度を付けるのですが、後5mmの世界に目感で、それも一発で調整されていました。修正後は、前回同様に音が前に出てきて、迫力のあるサウンドに戻りました。やはり、反射の少ないリスニングルームは直接音が殆どのためなのか、セッティングが非常にシビアなのだろうと感じた次第です。
そして、私が先週保存し忘れた周波数特性の再測定もやらせてもらいました。
①まず、SP軸上1mの特性からです。
かなりフラットですよね。
②さらに、リスニングポイントでは、
これまたおみごと、イコライザーなしでこの特性は非常に優秀なのではないでしょうか。
③ちなみにウチの特性は、SP軸上1mの特性からです。
ここまでは、かなりフラットですね。ただし、100~200Hzは部屋の影響が出ていますね。
④ですが、これがリスポジになると
定在波の影響で、ピークとディップがかなり出来てしまいます。低域(50~200Hz付近)の伝送特性はガタガタです。データで見ると非常に良く分かりますね。定在波は、部屋に反射があるから起こる現象ですので、反射の少ないlin lin邸はリスポジでも部屋の影響を受けにくいため良い特性になるんですね。
定在波の影響が見て取れますが、反射の悪の効用はフラッターエコーもありますね。先ほど、ウチでデータを取って見たので、参考まで載せておきます。
⑤リスニングルームでの、ハンドクラップの周波数特性から
500Hz以上がほぼフラットなノイズですね。
⑥これが、フラッターエコー対策をしていない玄関になると、
1250Hzに大きなピークが出来ています。このエコーが、周辺の周波数をかき消してしまい、解像度が著しく落ちてしまうんですね。
まあ、このように問題の周波数がわかりますから、聴感とデータを比較しながら対策や追い込みに使えると言う意味では、PAA3はお手軽計測器として有益な機材ではないでしょうか。また、持ち運びが便利なのも特筆ものだと思います。私はオフ会の度にカバンの中に忍ばせていますね。出しにくい時は、そのまま持ち帰りますが、話題に応じて取り出せるようにしています。(笑)
lin lin邸再訪問の話から、PAA3の計測の話しに移り変わってしまいましたが、lin linさんは非常に気さくで楽しい方です。次回は拙宅にもお越し願って、相互訪問とすることを約束して帰宅の途につきました。lin linさん、KTERさん楽しい時間をありがとうございました。
コメント ※編集/削除は管理者のみ