アモルメットコアとは今更の話題ですが、サウンドの再構築を進める中で感じたことがありましたので日記にしました。
アモルメットの白いコアは、オフ会の時に各所で見かける簡易型のノイズフィルターです。多くの方が使われているので、きっと良い効果があるのだろうと気になっていました。にゃんす邸ではきっと、気が遠くなるような数が使われているのではないでしょうか?サウンド再構築を音の入り口であるCDPから初めて、スピーカーケーブルのところまで来ましたので、このタイミングで試してみることにしたものです。
自分が使うスピーカーケーブルは、φ1.4×1.8銅単線なので穴径の小さなものでも充分通ると思い、穴径φ6.5のNS-145を選択しました。写真で見ている分にはそれなりの大きさに感じたのですが、届いてみると豆粒みたいな大きさです。見た目からは、こんなもんで効くのかな?と思うものでした。
実際にスピーカーケーブルのアンプの端子後ろに付けてみると、音が大きく変わったのでビックリです。付けた直後は音が散らばり、こりゃだめかと思いましたが、聴き進むうちに徐々に落ち着いてきました。
30分くらい経った後には、これは・・・と思わせるような効果を感じます。中域から高域にかけて、歪が減って透明な、SNが上がるような印象でした。ちょうど機器の内部やケーブルを消磁した時のように音が軽くなり、すっと上に伸びるような変化でした。反面、中低域が薄くなったように感じます。エージングで落ち着くかと思い、そのまま聴き続けましたがその後の大きな変化はありませんでした。
結果は、こんなもので・・・と驚くようなよい効果を感じる反面、聴感上の帯域バランスが上にシフトしてしまい、クラシックを聴くときに大事にしている重厚さや音楽の下支えに不満が出てしまいました。よい効果はあるものの、このままでは使えないと思いました。
折角の良い効果を何とか生かしたいと思い、販売元のHPを見ているとNSシリーズ(超Hiμ材、コモンモード専用)にNSTシリーズ(コモンモード/ノーマルモード両用)を組み合わせると低域の厚みが出るようになるとの記載がありましたので、同じサイズのNST-159を組み合わせて試してみることにしました。
これは嵌りました。NS-145を付けた時の歪が減ってSNが上がる効果を維持したままで、聴感上の帯域バランスがアモルメットコア設置以前に戻りました。片チャンネルに豆粒二つ、これで採用決定です。
音の変化の大きさは、NS-145を単独で取り付けた時の方が大きく感じます。ある面劇薬効果とも感じましたが、NSとNSTを組み合わせることで、これまでの音作りの延長線上の進化が得られたと思いました。しかもとてもリーズナブルです。
各所で見かける白いコア(NSシリーズ)ですが、単独で使われることが多いと思います。ですが、単独使用に不満が出て外してしまった方もおられるのではないでしょうか。白いコア単独で満足であればよいのですが、薄茶色のNSTシリーズと組み合わせることで不満点の解消や、更なるレベルアップが得られる可能性があるという体験をしましたので日記にしました。
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