3月29日(日)の朝、中年組の高倉健さんの大型SUVにHarubaruさんと私が同乗してakazu城に向かいました。渋滞がなかったために予定より早く10時頃到着。
想像していたよりもずっとお若いakazuさんがにこやかに迎えてくださいました。
スライドドアを開けて建物内に入り、防音扉を開けるとそこは夢の世界。
写真では見ていたものの実物の迫力は…ちょっと言葉を失います。
akazuさんが用意してくださった試聴プログラムはもう一人のゲスト、Yokkunさんがいらっしゃってからということで、それまでの時間を利用して、まず私が拙宅の音楽室で生録したピアノを聴いたいただくことになりました。
実はこの件は私が日記で新マイクのテストのレポートを書いたときに、自分のシステムでの再生は生のピアノと比べてガッカリする、同じ音量での再生が難しいからかもしれないと書いたことがきっかけです。これについてHarubaruさんとakazuさんからakazu城での再生をご提案いただいたのです。
私が持ち込んだPCとオーディオI/FをセットしてRCAでプリにつないでいただきます。
[:image2:]
再生はSonasとGoldmundのペア。
曲はドビュッシーの前奏曲集#1から沈める寺。ダイナミックレンジ、周波数レンジとも広大な曲。この曲の最低音は確かC、32.7Hz。
これが何ともあっけなく拙宅音楽室での生ピアノとほぼ同音量を達成。
すばらしい低音の安定感。スタインウェイらしい輝きのある響きがakazu城の空間を満たします。こんなに軽々とこの音量 をこなすとは…。
コンサートホールで聴くピアノよりもはるかに大きな音量なのですが…
これだけの質と量で再生できる個人宅はかなり限られるでしょう。
Yokkunさんが到着されてからいよいよakazuさんのプログラムが始まります。
聴かせていただいた中から特に印象に残ったものについて書かせていただきます。
まずはSonasとGoldmundのペアで試聴スタート。
最初の曲はオルフェウス室内管弦楽団のバロックコンサートのCDから「カノン ニ長調 弦楽と通奏低音のための」
[:image1:]
羽根のように軽いチェンバロ、シルキーな弦がホログラフィックに展開します。
まるで無指向性のスピーカーみたい。
どうもこの音場表現には The Sonus Faber の裏側に配置されているスピーカー・ユニットが効いているようです。
下の写真はその裏側のスピーカー・ユニット。
[:image3:]
akazuさんによれば、裏側のユニットはかなり小さなレベルで鳴らしているけれど全く無しにしてしまうと雰囲気感が落ちてさみしくなってしまうのだとか。
akazuさんがEXTONの春の祭典がどうもうまくないので…とその代役としてかけたのがビッグバンド・ジャズ。
この曲の詳細をメモするの忘れました。
akazuさん、すみませんけれど助けて!
健さん、Harubaruさん、Yokkunさん、補足お願いします。
このビッグバンドがすさまじかった。
最初のドラムの一撃で中年組の高倉健さんがリクライニング・シートの上で飛び上がっていました。(笑)
私が手に持っていたプログラムなどの書類がクリヤファイルごとドラムの中低音に合わせて震えてその振動が手に伝わる。
こんな体験初めて。
この極めて安定感のある音の洪水が襲い掛かるのですから…。
akazuさんによればこの曲では頻繁に100dBを超えるのだとか。
たぶんピークでは110dBを軽く超えているのではないかと思います。
さらに驚きは続くのですが、それはまた次回に…
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