5月20日、ケニティー邸でのSANSUIオフ会に行ってきました。
ケニティーさんは私と同様、SANSUIのMOS FET Ampをお使いで、以前は定評のあるAU-α907 Limitedをお使いだったのですが、最近、AU-X1111 MOS Vintageを手に入れて一段とクオリティーがアップしたとのこと。
SANSUI MOS FET Ampフェチの私としては興味津々での訪問となりました。
ケニティーさんとお会いするのは今回が初めて。
でも同じSANSUIユーザーとして親近感を持っていたのであまり初めてという感じがしません。
2階のリスニングルームは12畳くらいの広さかと思ったのですが、後からケニティーさんがほぼ真四角の8畳間だと教えてくださいました。
鉄筋コンクリート造りのがっちりとしたお家の一室です。
きれいな木目のB&W805SD Limitedはやや内振り。
[:image1:]
[:image2:]
[:image3:]
オープニングはスター・ウォーズのオープニングテーマで…
目を閉じたらとても小型のスピーカーが鳴っているとは思えないスケール感です。
続いてアキュフェーズのデモSACDの中からオルガンでトッカータとフーガ。
これはEXTONが録音したものだと思います。
これもオルガンの壮大な響きが部屋を満たしていい感じ。
次に岩崎宏美のさだまさしトリビュートから「虹~Singer」を聴かせていただいたのですが、それまではCDプレーヤーからバランス接続で1111のパワーアンプ・ダイレクト端子に接続していたのに対し、RCA接続のCD入力へ変更。
パワーアンプ・ダイレクト入力だとヴォーカルがちょっときつくなるからとのこと。
念のため、パワーアンプ・ダイレクトでも聴かせていただいたのですが、私にはこの方がすっきりして定位もよく、好ましく聴こえます。
それでケニティーさんにもリスニングポイントで確認いただいたのですが、やはりこの曲では特にきついことはなくいい感じだとのこと。きついと判断された時に使ったソフトの影響かもしれません。
さらにパワーアンプ・ダイレクトのRCA接続でも聴かせていただいたのですが、バランスとの差は微妙…でも気のせいか私にはRCAの方が若干よさそうに思えました。ケニティーさんにご確認いただいてからその後はこのパワーアンプ・ダイレクトのRCA接続で聴かせていただきました。
[:image5:]
私のリクエストでこのCDの中から秋桜も聴かせていただいたのですが、この曲のピアノ伴奏に目が点。メチャクチャ斬新な編曲でこりゃバルトークか?(笑)。この伴奏で歌ってる岩崎宏美もスゴイけど…。
塩谷哲(しおのや さとる)さんという編曲者自身がピアノも弾いていて、帰ってからネットで調べたら、作曲家、ピアニストとして有名な方のようです。
このCDの中で編曲しているのはこの曲だけのようですが、この曲だけでもこのCDを買う価値があるように思えました。
さらに部屋の中にあるCDで目に付いたJanis Ianのベスト盤から何曲か聞かせていただきました。
[:image4:]
Will you Dance?
Love is blind
Jesse
う~ん、懐かしい。思わず涙が出そうになりました。
このCDも購入することになりそうです。
この後、私が生録したソフトなどをネットワーク・プレーヤーのMARANTZ NA7004 Airbow Editionを使って聴いてみたり、同じ曲でCDとネットワーク・プレーヤとの再生比較をしたり、いろんな実験をしてみました。
ケニティーさんはネットワーク・プレーヤからデータをRCAのSPDIFでラックスマンのCDプレーヤに送ってCDプレーヤーのDACで再生しています。
ネットワーク・プレーヤ使用時のクオリティは高く、CDとの比較ではブラインドで差を検知できませんでした。
生録のヴァイオリンとピアノの曲では両方の楽器をどちらも気持ちよく再生するのは結構難しいのですが、ピアノの高音の硬質な音を再現しつつ、ヴァイオリンもきつくならないいいバランスだと思いました。
最後にケニティーさんのシステムについての私の印象を総括するとキーワードは楽しい音ということになるでしょうか?
バランスがいいし、スケール感も出せるのでどんなジャンルにも対応できるのです。
アンプがシステム全体に及ぼす影響度は部屋やスピーカーなどに較べればかなり低いと思っていますが、やっぱりあの解像度の良さや独特のちょっぴり華やかな感じとかは1111が貢献しているのではないかと思います。
SANSUI MOS FET Amp使いとしてはウレシクなる音でした。
ケニティーさん、ありがとうございました。
今度は拙宅でSANSUIオフ第2弾をやりましょう。
コメント ※編集/削除は管理者のみ