いよいよ、OPA627Aのクロスオーバーへの実装と試聴。
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上の写真で前後方向に長い4列の回路群がありますが、左側の2列がスーパー・トゥイータ用の左右2ch。その右側の2列がトゥイータ用の左右2chです。
それぞれの列の一番奥のOP AMPが今回交換する出力用の石。
交換後、まず動作上の問題がないかどうかの確認。
クロスオーバーの電源を立ち上げ、まずテスターで出力電圧が0Vになっていることを確認。
さらにトゥイータ/スーパー・トゥイータ用のアンプAU-α607 MPの電源を入れ、ゆっくりボリュームを上げる。
トゥイータからサーっというノイズが聴こえたので一安心。
で最初に気がついたのはそのノイズの違い。
やはり今までよりもノイズレベルが低いし、そのノイズの質が異なる。
今までよりもノイズのとげとげしさが薄れてシルキーなノイズのように感じる。
期待はさらに高まる。
最初に聴いたのは手島葵のテルーの唄、これは交換直前との比較。
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ちょっと予想外。
すごくナチュラル、ひたすらナチュラル。
高音のメリハリは今までの方があった感じ。
この違いから連想するのは以前CENYAさんのところでトゥイータころがしを体験した時のアルミ・ハードドームとソフト系のリング・ドームの違い。
もちろん、トゥイータ交換ほどの大きな違いではないのだけれどイメージ的にはそんな感じ。
OPA627Aには全くピーク感がなく、超高域まで素直に伸びている感じを受ける。派手な感じは全くない。
温度感が高いという感じでもない。作られた美音という感じでもない。
シルキーでひたすら自然。肌触りはやや柔らかいか?
ピアノを聴くと冷たい高音の響きがきっちり再現される。ちょっと不思議な高音。
個人的には温度感が高い美音は好きではないので、この音に安心しました。
これならOK。
OPA2134が決して悪かったわけではないように思います。
OPA2134はクッキリハッキリ系でむしろこちらの方を好む人もいるかもしれません。
この音の差は私にとっては非常に興味深いものでした。
というわけでそれ以来いろんな音源をとっかえひっかえ聴いていますが、最初の印象は変わりません。
ただ、ピアノの冴え冴えとした感じは最近凄味を増してきたように感じます。
多少変化してきているのかもしれません。
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このまま聴き続けようと思っています。
今はちょっと幸せな気持ちになっています。
今回のきっかけを与えてくださったCENYAさんにはホントに感謝しています。
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