クリストファー・ノーラン監督によるTENETについてはすでに複数の方が話題にされているので今更私が書くことではないのですが、自身の備忘録として書くことをお許しください。
私が観たのはレンタルのブルーレイディスクです。
皆さん書かれているように難しい。
2回見てもまだわからなかったのでさらに後半を…計2.5回見ましたが、まだ完全には理解できていないようです。
[:image1:]
不思議なストーリー。
どうしてこんなストーリーを思いつくのかノーラン監督の頭の中を覗いてみたいくらい。
TENETというのはラテン語の回文
の中の真ん中に置かれている語なのでラテン語の教育を受けている欧米の方たちには何となくイメージが浮かぶのかもしれません。
この回文は「TENET」の語の前後の語も以下のようにTENETが組み込まれた凝った構成になっている。
[:image2:]
「TENET」の前後に置かれた語が登場人物の名前だったり、施設の名前として使われているという映画の方も凝った構成。
時間の順行と逆行というストーリーによく合った題名のようです。
悪役を演じているケネス・ブラナーが印象的なのですが、これには既視感があります。
[:image3:]
つい最近見たのでわかったのですが、Jack Ryan : Shadow Recruit で彼が演じたやはり悪役のロシアの実業家とかなりかぶるのです。
訛りの強い英語でしゃべるロシアの実業家で、深刻な病気を抱えていて、彼をケアする医療スタッフの不手際に腹を立てて手荒く扱うような短気な性格など。
Shadow Recruit はケネス・ブラナー自身が監督までこなした映画なのですが、ノーランがこの演技が気に入ってTENETでも採用したのか…
ちょっと大げさな感じですが、悪役なのでこのくらいじゃないとだめなのかも…。
ケネス・ブラナーはハリーポッターの秘密の部屋の時はペテン師みたいな教師の役だったのでこの時は軽妙な感じでしたが。
ハリーポッターといえば今回の主人公(この主人公には名前が無いんです)の相棒のニールは炎のゴブレットでセドリックを演じたロバート・パティンソン。
それから同じ炎のゴブレットでフランスの魔法学校の美人生徒を演じたクレマンス・ポエジーがちょっと顔をを出しています。
どこかで見たような気がしたのですが後で調べるまではよくわかりませんでした。
もうこんな大人になっちゃったんですね。時間の流れの速さを感じました。
ノーラン監督は英国出身のせいなのか英国人の俳優が多くて言葉のせいでちょっと米国の映画とは雰囲気感が異なるような気がしています。
はっきりと英国のアクセントでしゃべっているのはマイケル・ケインぐらいかもしれませんが、米国のアクセントでしゃべっているのは主人公と彼の雇い主くらいで他はインターナショナルな英語のように思えます。
この辺は私の英語力では難しいので、ロンドンにお住いののびーさんや米国(西海岸?)にお住いのBI1961さんのご意見を伺いたいところです。
最後になりますが、音響は素晴らしいです。最後の方の戦場の場面は低音のレベルが高いのでボリュームの上げすぎには注意が必要かもしれません。
映像はUHDで見てみたいです。
結局UHDディスクを購入することになりそうです。(^^;)
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