3月中旬の日曜日、めぐろパーシモンホール@目黒の八雲でフレッシュ名曲コンサート「ビゼー:カルメン組曲第1番・第2番」と「ショパン:ピアノ協奏曲第1番」を楽しんできました。帰宅後、レンダラーを変更しました。
都立大学の跡地に目黒区の複合施設が2002年に誕生、その中にあるホールは界隈の地名「柿の木坂」の「柿(英語名:persimmon)」に由来して命名されました。
この多目的ホールはオーケストラピットを備えており、オペラ、バレエ、ミュージカルなど、さまざまな舞台芸術に対応します。日本初の吊り下げ式音響反射板を採用し、生の音の豊かな響きを重視したホールで、音響反射板は大編成・小編成の2パターンでの設置が可能。
残響値 音響反射板あり:2.0秒/なし:1.4秒(空席時 500Hz)
私の席からの眺め:後半のショパンに備えてピアノの調律をしているところ。
視聴位置:1階8列30番
舞台から客席の眺め。
定員:1200(固定席 1186)
1階席:658(オーケストラピット使用時 512)/車椅子スペース:14/介助者席:7
2階席:429/バルコニー席:92
指揮の原田慶太楼は、5年前にEテレ「クラシック音楽館」でドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」を聴いて感激し、今回生ですから期待も高まります。ピアノは病気のため黒木雪音に急遽変更、全く知らない若手奏者です。東京交響楽団は1947年東宝が設立、ゴジラシリーズや「さよならジュピター」など東宝映画音楽の演奏多数。松竹「砂の器」、松田優作の東映「野獣死すべし」では演奏シーンが見られる。テレ朝「題名のない音楽会」のメインオーケストラ。
前半:ビゼー「カルメン組曲第1番・第2番」
舞台が狭いためかティンパニではなく大太鼓だったのですが、シンバルと一緒に鳴り響くとピーク音量106dbAくらいには達したのでしょう、隣席の人の腰が浮いたほどです。
指揮は切れがよく、楽器への指示が早い。踊っているかのように踵で細かくリズムをとり、スピードとエネルギーあふれる若々しい姿は惚れ惚れするようです。「新世界から」のNHK交響楽団の時も感じたのですが、このオーケストラからよくこれだけの音を引き出せるものだ、と感嘆しました。第1番のおわりの「闘牛士」で感動した観客から大きな拍手が巻き起こったのです。
後半:ショパン「ピアノ協奏曲第1番」
この難しい曲をこれほど雄大に情感を込めて弾けるとは驚きました。リラックスした余裕の弾きぶりで、冒頭や間奏の待機中には天井を見上げ体を大きく揺らし、音楽と一体化した忘我の境地です。私の席からは表情がよく見えるのですが、歓喜にあふれ天上を望む信者のようです。ゾーンに入ると弾いている自分を頭上から見下ろすといいますが、正にそのように感じました。
第3楽章の左手の速いパッセージではちょっともたついた感じもありましたが、クリスティアン・ツィマーマンが23歳の時にコンドラシン指揮コンセルトヘボウ演奏で残した1975年のライブを彷彿とさせました。感動した観客がブラボーアタックで攻め立てたのがその証です。ツィマーマンのライブでは演奏終了前に拍手が沸き上がったほどでした。
アンコールはリスト「愛の夢」で、恋人に捧げるような情熱あふれる演奏でした。
満席の観客は近くの駅まで歩きますが、指揮者が好きだとか、ピアノがよかったとか、こんな素晴らしいのにチケットが安過ぎじゃないかとか、べた褒めの会話があちこちから聞こえてきました。
この澄み渡り晴れ上がるような清々しい感覚のまま帰宅、ツィマーマンを掛けながらレンダラーの調整をしました。この変更についてはのちほど日記にします。


コメント ※編集/削除は管理者のみ