Roonは2016年から使用していますがずっとデスクトップPCをRoon CoreとしてEthernet経由でDAC内蔵のネットワークカードに繋ぎストリーミングしています。
音楽ファイルはデスクトップPC内蔵のHDDに入れてあり、音楽を聴くためには常にPCを動かしておく必要があります。
PCは別室にあるのでファンの雑音が気になることはないけど、直接使っていないのにずっと動いているという状態でいずれ変更したいと思っていました。
それとは別に使用しているPS AudioのDirectstream DACのネットワークカードBridge IIをDACから抜き取りたいということもずっと思っていました。
そこで第一段階としてまず導入したのはRoon Nucleus。
Nucleusが入っていた箱と別購入して内装したSSD
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LAN経由でBridge IIの使用はそのままだけど、デスクトップPCから解放されます。
Nucleusのセットアップは簡単ですが、データベースの移植がちょっとややこしかった。
全音楽ファイルをNucleusに内蔵したSSDにコピーすれば新しいRoon Coreとして使用開始できます。 でもそれだとデスクトップPCで使っていた演奏履歴や、ライブラリーの設定が失われてしまう。
デスクトップPCで動くRoon Coreで直前に取ったバックアップをリストアという方法でNucleus上のRoon Coreに移植すればいいのですが、バックアップフォルダがネットワークドライブ上にないと認識してくれない。 苦肉の策で、Roon Nucleusに内蔵したSSDがネットワークから見えるのでそこにバックアップをコピーしてそれを指定してリストアしました。 移植後は古いバックアップファイルは削除。
というわけで移植終了して早速音出し。なんか違う。 ずいぶんとすっきりした音になっている。
Roon CoreがデスクトップPCからRoon Nucleusに変わっただけで、同じネットワークスイッチ経由でDAC内のBridge IIにストリーミングするのは以前と変わりがないので音が変わることは全く予想していませんでした。
Network Switch
[:image1:]
細かいことを言えば音楽ファイルはHDDからSSDになり、デスクトップPCはWindows 10で他のアプリケーションも同時にいろいろ動いているのに対してRoon NucleusはLinixベースのRoon OSで余計なものは一切動いていない。 また設置場所も違うからネットワークスイッチまでのLANケーブル長も違う。
書いてみるといろいろ違うな。 だけどなぜそれがこのような音の違いになるのか。 まあ変わるものは変わるとして深く考えるのはやめよう。
あくまでこれは途中の設定。
第二段階として導入したのはMatrix Audio X-SPDIF 2というUSB入力をS/PDIF(RCA,AES/EBU,TosLink)、とI2S(HDMIコネクター)に変換する機器。
これでNucleusのUSB出力をI2Sに変換してPS Audio Directstream DACのI2S入力に入れます。
これで晴れてBridge IIから解放されるわけです。 もちろんBridge IIカードは抜き取ります。
Roon NucleusとMatrix X-SPDIF 2
[:image2:]
I2Sの2は二乗のことで「Inter-IC Sound」の略です。 本来は機器内のIC間の音楽信号規格として登場しましたが、昔々、確かオーディオアルケミー(Audio Alchemy)がケーブルで機器間の接続に使ったことで一般に知られるようになったと記憶してます。
I2S入力の使用で音はさらに変わりました。 これは予想していたことですが、Nucleus、X-SPDIF 2導入前とどう変わったか、あまり判然としません。 というのもデスクトップPCからRoon Nucleusへ変えたことで音が変わってX-SPDIF 2を入れてさらに変わったので元の音が思い出せない。
前より悪くなったわけではないので良しとしましょう。
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