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私のお薦めする部屋録

日記・雑記
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世間では空気録音と呼ばれているものの話題です。
スピーカーが鳴っているお部屋の様子を録音する事です。
音声ラインからの録音やデジタルコピーと違って
部屋を介した音になるので音源と比較してかなりの音質劣化を免れません。

私が薦める部屋録の条件は2つ
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1.スピーカーとマイクは2~3m以上離す。
  視聴位置での録音を心掛けるという事です。
  スピーカーにマイクを近づけると部屋の影響が無くなって
  実際よりも立派に録音されてしまいます。

2.人の声を再生する。NHKの朝のニュースが望ましい。
  よく聴きなれた「声」を音源にすること。
  声の再生が難しい事はよく知られた事です。声の自然さをチェック。
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御託はこれくらいにして、拙宅の部屋録です。
冒頭は上の階で掃除機をかけてゴロゴロされている音が収録。
よく聞くと近所を走る車やバイクの音が侵入してきます。S/N最悪です。
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https://youtu.be/_4ddb4YDQfc
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[:image1:]
再生はJBL 4344。
4Wayスピーカーですので各ユニットのレベル調整が肝でした。
調整するとフルレンジと変わらなくなります。
声が被っていますが、ナレーターは一人しか居ないのにスピーカー2基
離れた場所から音を出している訳なので仕方がありません。
そういうのだと諦めて、敢えてそのままにしています。
この状況に加えて「部屋の残響」特にこの部屋の石膏ボードの壁が悪さをします。
OmniMicでそれがよく分かります。※視聴位置での測定でした
[:image2:]
ね?ひどいでしょう?横軸は100msな事に注意して下さい。

でも多くの人の視聴環境って、これくらいのが多いのではないかと思います。
しかし、建築段階から音響を意図して作られた部屋はやはり違いました。
とあるお宅で開かれたオフ会の様子をYoutubeでみましたが、
舌を巻く残響でした。部屋の主の話し声もクリア~♪
(ご本人が恥ずかしがるかもなので内緒にしておきます)

話は変わり、
私がお薦めしない空気録音の話もしておきます。
それはスピーカーとマイクが1m以内の近接録音です。
スピーカーとマイクを近づけると、部屋の影響がほとんど無くなるので
とっても良い音で録音できちゃいます。あまり意味がない。
タイムアライメントの調整のときは部屋の影響が無い方が見やすいのですけど。
こんな感じで(先のOmniMic画像と部屋は同じ。視聴位置より近いマイク位置。)
こちらは4344でなくて DALI Opticon1です。
[:image4:]
綺麗な三角が見えて、部屋の残響が見えなくなっていることが分かります。
立派な特性に見えますが・・・部屋の残響が見えなくなっているから。
スピーカーとマイクを近づけると、こんな風に立派になり過ぎて
本当のお部屋の音が分からなくなるので嫌なんです。

そもそも部屋録に音質を期待していません。

スピーカーとマイクが近いと・・・
ヘッドホンの音漏れすらマトモ?に録れます。
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https://youtu.be/0Zn9ZZOu4UA
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[:image3:]
これはもはや部屋録ではない。

という訳で、
我こそはというオーディオマニアさんには
朝のNHKニュースをシステムで再生して、
部屋録してほしいのです。
まるで自分の声を録音で聴いたときと同じような衝撃が得られると思います。
別にネットに公開する必要はありません。
単に「やってみましょうよ」という事です。

ふだん、部屋の残響や時計の針の音などは
無意識に脳が消去している場合が殆どだからです。
都合の悪い音は聞こえないように出来ています。
川沿いの旅館に長く滞在すると川のせせらぎが聞こえなくなる感じ。
それが、部屋録する事で、ありありと聴こえてくる訳です。

自分もこの部屋に引っ越してきてしばらくは
反響量の多さに違和感を感じていましたが・・・慣れました。
というか聞こえなくなりました。
長く部屋を開けると、帰宅したときに反響が気になります。

まとめると、部屋録は、
視聴位置(スピーカーから2~3m以上離れて)で行う。
NHKのニュース7とかおはよう朝日など人の声が多いソースを再生する。
部屋録は自分の部屋やシステムの音を客観的にみるための儀式。

ゴルフなら
自分のスイングをビデオカメラで確認するようなもの。

音質は悪くて当然です。
肩肘張らずに気軽に試してみましょ~♪
ネットに公開する必要はありません

高音質なアナログ・サウンドを追求するスタジオ「Dede」
https://www.a-taste-of-music.jp/article/vol-31/
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