カーオーディオの世界では「1Ω」という
おそろしく低インピーダンスなウーファーが普通に存在します。
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カーオーディオではバッテリーが電源になるので、
電圧の上限が限られるため・・・スピーカーのインピーダンスを下げる方向で出力(W)を稼ぐ思想のようです。電流が沢山流れます。
そこまで極端でないにしても、低いインピーダンスのスピーカーもあります。
有名どころではJBLのプロジェクトK2でしょうか?公称3Ωです。
公称3Ωということは、実際にはもっと下がるかのうせいがあることも意味します。残念ながら実際のところは分かりませんが親切なメーカーならばカタログに書いてあります。
フランスはFocal社の Sopra No.2のカタログから・・・
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公称8Ωをうたっていますが3.1Ωまで下がると書いてあります。
パワーアンプにはそれをドライブする低インピーダンスのドライブ能力が要求されます。これまた親切なメーカーなら何Ωの負荷まで大丈夫か?記述があります。
プロケーブルで有名なThomann社のカタログから・・・
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4Ωのドライブは全く問題ないものの、2Ω の stable は『No』となっています。
つまり2Ωは絶対にだめ。何が起きるか分からない。
なので、Sopra No.2の 3.1Ωという値はプロケーブルで有名なThomann社のアンプでのドライブするには能力不足のなる可能性が十分に考えられます。
1Ωまでドライブ可能な家庭用アンプは・・・・
例えば Accuphase社のP5000
https://www.accuphase.co.jp/model/pdf/p-5000.pdf より一部転載
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このように 1Ωドライブの記述まであれば大抵の家庭用スピーカーは難なくドライブできそうです。
※上のP5000は同社のフラッグシップでないので、1Ωでは流石にリニアに出力が上がっていきません。しかし、一般的には4Ωまでリニアに出力が増加する程度で、必要十分だろうと個人的には思っています。2Ωまでリニアに増えたら十分に『バケモノ』アンプです。
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