グランド・ピアノを最近購入しました。
我家の長年の懸案であったものの、スペースの関係でアップライト・ピアノでお茶を濁していましたが、昨年引越してスペースの余裕が出来たので思い切りました。
新品のピアノを購入するのは初めてだったのですが、当地(イギリス)では、複数のピアノを聴き(弾き)比べて気に入った音調のものを購入するのが慣例のようです。色々と下調べして、予算とも相談してヤマハのC6XとC7Xの何れかを購入することにしました。Steinwayは当地でも人気ですが、中古でも程度の良いものとなると少なくとも8万ポンド(1500万円)以上するのとメンテナンスが大変そうなので、今回は見送りました。
ロンドンには、Yamaha Music Londonというヤマハの直営店(日本とロンドンにしか無いらしい)がありますが、そこの紹介でロンドンから1時間程度の距離にあるYamaha Piano Selection Centre で、2台のC6Xと2台のC7Xを聴き比べて来ました。といっても私は全く弾けないし妻も大したこと無いので、友人のプロのピアニストに同行してもらい、彼女の演奏で評価した訳です。
聴き比べといっても、ある種の工業製品の同じ型番のピアノですから大した差は無いだろうと思っていたのですが、一聴して相当違います。オーディオ機器の違いよりもずっと大きな差です。
結局、C7Xにしたのですが、第2候補は何とC6Xで、もう1台のC7Xはボイシングで調整しても好きな音調にはならないだろう、と思わせるものでした。
ちなみにC7Xはコンシューマー用では最大でC6Xはそれより約15センチ程短くなります。
音色の差はある意味、低音域から高音域まで一貫したものですから、キャビネットの響きの影響が大きいのだと思います。
で、先日、我家に収まりました。
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若いピアニストの練習の場になってもらえれば、幸いです。
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