オーディオの目的は音楽再生。今年も、例年通り消化不良ながら素晴らしいコンサートや音源に出会うことが出来ました。
「ベルリン・フィルハーモニー」
欧州に20年以上も住んでいながら10月に初めてベルリンを訪問しました。まさに生ベルリン・フィル初体験。鑑賞したのは
Leonard Bernstein: Divertimento for Orchestra
Gustav Mahler: Symphony No. 5
Gustavo Dudamel conductor
Berliner Philharmoniker
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上掲写真はWall Street Journalから。満を持して選択したプログラムです。席は2階最前列のど真ん中。
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第1楽章のトランペット、第3楽章のホルンをはじめとする管楽器が素晴らしい。ホール一杯まで満たす音量はベルリン・フィルならではです。自宅システムの再生をイメージしましたが、これはウチでは無理と完全に白旗。
鑑賞前に参加したフィルハーモニーのガイド・ツアーも興味深いものでした。
「ヴェローナ野外オペラ」
7月、英国の旅行社が主催するツアーに参加してヴェローナを旅しました。4泊5日の日程で野外オペラを3作品鑑賞しました。
昼間のオペラおよびヴェローナ/イタリアに関するレクチャーと市内観光、朝夕の食事とアリーナの席まで付いたフル・パケージのツアーです。
Turandot
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Aida
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Nabuco
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日没前の午後9時に開演。深夜過ぎまで続きます。いずれもスペクタキュラーな演出で、大興奮しました。驚きは、収容人員2万人、2000年の歴史のあるアリーナでの舞台をPA無しで演じ切ることです。アリーナの残響と相俟って音量不足を感じません。夏のイタリアの夜を背景にしたオペラは正に「体験」でした。
「ロンドン」
ロンドンは、大体、東京と同じような頻度で一流の奏者のコンサートがあります。違いは常時オペラを鑑賞できることと、チケット代が随分と安いことでしょうか(それでも欧州大陸と比較すると割高です)。
今年も幾つか鑑賞しましたが、個人的にベストだったのは3月にBarbican Hallで催されたキーシンのコンサート。
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Beethoven Sonata No 29 in B flat Hammerklavier
Rachmaninov Preludes;
Op 23 Nos 1-7
Op 32 Nos 10, 12 & 13
「ミュンヘン・ハイエンド」
今や世界最大のオーディオ・ショーとなったミュンヘン・ハイエンドに初めて参加しました。2泊3日の日程で会場に1日半程度居ましたが、あまりにブースが多く駆け足での鑑賞となりました。
明確な目的意識が無いと訳が分からなくなります。一度は体験するのも良いかな、という感じです。
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CDを中心とする2018年の音源は、GRF邸での音楽体験で刺激されてポチッたものが大半です。多くはパグ太郎さんはじめGRF邸を訪問された方が素晴らしいレポートを書かれています。
2018年:私的オーディオ総括は以上です。お付き合いありがとうございました。
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