ノートルダム寺院の火災は心が傷みます。
パリの中心部から近いので何度も立ち寄りました。次女が英仏交流の一環で聖歌隊の一員として唄うのを応援?に行ったりもしました。
大聖堂の本体部分と双塔が消失を免れただけでも良しとせねばならないようです。
私の方は、年度末にとくに影響される訳でもないのに、何かとバタバタしていてオーディオはなおざりになっています。
そんな中、3月末から思いがけず良いこともありました。
① 急遽、誘われたフローレスのコンサートが良かった
3月29日。家内の友人がファン・ディエゴ・フローレスの大ファンで、女性達で出かける予定が、友人の体調不良で急遽お呼びがかかりました。現代最高の超高音テナーという評判ですが、個人的には渋めのテナーが好みなので特に期待もせず出かけたところ、何と席は最前列ど真ん中。家内はフローレスの目の前。私はその左隣でコンマスの前という席。[:image1:]
フローレスまで直線距離で約2メートル。歌いだす前の鼻呼吸まで聴こえました。この音圧は凄かった。まさに鼓膜がビリビリするレベル。ノリにノッたアンコールではギターを取り出し「ベサメムーチョ」の弾き語り。[:image2:]
「連隊の娘」でハイC連発。〆は「誰も寝てはならぬ」でお腹(お耳)いっぱいで帰途につきました。翌日のコンサート評は賛否色々でしたが、そんなことはどうでも良い、素晴らしい体験でした。
② ライブのチケットを取り損ねて、シネマ・ビューで見た「運命の力」が良かった
4月2日。ネトレプコとカウフマンの共演が話題で、ダフ屋で1枚3435ポンドという値段がつき一般紙でも大騒ぎとなった超話題作。「ボーっと生きてる」私は当然、チケットをとれず近くの映画館でシネマ・ビューとなりました。カウフマンもテジエも素晴らしかったけど、何と言ってもネトレプコが凄かった。近年益々増量して目で鑑賞するには限度を超えた感はありますが、その歌唱は見た目のネガティブを文字通り「目をつぶらせる」ものがありました。
③ GRF邸で聴いたMFPCが素晴らしかった
4月6日。日本に着いた翌日、秋葉原の某店で昨今話題の700万円と更に上の1200万円のCDプレーヤーのセットを試聴した足で、GRF邸に伺いました。
耳のハードルは相当上がっていたはずですが、あっさりとクリア。送り出し機器の価格は数十分の1ですが、周辺機器とソースのレベルの高さにも助けられて、出音では互角以上の勝負。その後、大きな部屋でのCD再生。あの音を超えるのは大変そうですが、GRFさんとMFさんなら近いうちにやってくれそうです。
④ 時差ボケで、早朝散歩に出かけたら思わね出会いがあった
4月7日。時差ボケで恒例の皇居周りの早朝散歩。桜は場所にもよりますがまだまだ見ごろでした。[:image3:]
桔梗門手前で小さな人垣を発見。皆が桔梗門方面に移動しているので近づいてみると、!!![:image4:]
両陛下をお見かけしました。朝起きは「三文の得」ならぬ「参門の徳」でした。
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