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閑話休題

日記・雑記
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「本筋からそれて語られていた話やむだ話をやめにすること。また、話をもとに戻すときに用いて、さて、それはさておき、などの意を表す。出典:コトバンク」

社会人になりたての頃、仕事の文書でこれを「一旦、話を本筋から脇道へ逸らす」という正反対の意味で使い、上司から日本語力の欠如を指摘された苦い思い出があります。

最近の当コミュで賑わう日記は、「〇〇が必要か?、○○をどう聴くか?」といった非常に興味深い内容ながら少し大上段に構えたものが多いような印象です。私も時々議論に参加しましたが所詮絶対的な正解がないことなので、参加しても傍観しても少し疲れました。で、今日は最近チョコっと遊んでいる自作のアクセサリーの話を記します。

オーディオ機器を「買って、繋いで、音を出して、いじる」。自作のアクセサリーで遊ぶと「いじる」ところにオーディオの面白さがあると再認識します。ただ、これが本筋なのか脇道なのかは良く分かりません。

閑話休題。

最近は、古いクラシック録音を聴くことが多いのですが、もともとボーカルものが好きなので、新しいDACとセッティングで久し振りに聴いたのがこれ。
[:image1:]
特に最終トラックの「Both Sides, Now」がお気に入りで、彼女自身の60年代のオリジナルも良いのですが、オケをバックに歌うこのバージョンを時々無性に聴きたくなります。Wayne Shorterのソプラノサックスが寄り添うエンディングは何度繰り返して聴いたことか...

交響曲を聴いて詰めたセッティングでこの曲を聴くと、どうもベースが過多で膨らみ過ぎます。ここでは柔らかくももっとしっかりとピッチを聴きたい。
[:image2:]
最初に試したのが古典的なこの方法。結構変わるし案外悪くありません(ダイナのタオル・カレンダーは色々な使い道があります)。タオルの詰め方の密度を色々変えてみると、好みの問題ですが曲により最適量が異なります。

もう少し見た目が良く、再現性の高い方法はないかと思案して、円筒型のスポンジを詰めることにしました。市販のスピーカーでもこの方法をとっているものがあり、所有しているKEF LS-50には標準で専用スポンジが付属しています。

TW3のバスレフ・ポートは内径70mm。ちょうど良いスポンジが無いかとネット検索したところ、ちょうど良いものをアマゾンで見つけました。
[:image3:]
外径80mm、厚さ50mmのスポンジ・タワシ。4個入りで8.99ポンド(1400円程度)で少し高めですが程良い密度と弾力性です。掴みやすいように真ん中に窪みがあり2個連結したように見えますが、これが1個です。

1秒で装着、見た目もグッド。さっそく試聴。
[:image6:]
おお~。ほんの少し響きが減って締まるだけですが、全体的な印象は結構変わります。

ジャズとかはこちらの方が好みです。これで当初の目的をまずます達成しました。でもせっかくだから余った2個も有効活用したい。

最初に考えたのが、2個連結してポートの空気抵抗をもっと上げる方法。これも悪くなさそうですが、1個で良い感じなので別の方法にしました。
[:image4:][:image5:]
2.5インチ(64mm)径で2.5mm厚のアクリル板を4枚重ねて10mm厚としてスポンジに接着。アクリル板でポートの実行径を小さくする方法です。こちらもさっそく試聴。

こちらはさらに響きが減ります。スポンジだけの方が音楽が楽しめそうです。せっかく作ったし曲によっては面白いのでとりあえず置いときますか...

いじるオーディオはやはり楽しいですね。本筋に戻ったかな??

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