新しいDAC(その2)

日記・雑記
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新たに購入したMola MolaのTambaquiはボリューム固定のダイレクト・モードと内蔵のデジタル・ボリュームを活かしたプリアンプ・モードを選択できます。

前回の日記で記した通り、両方のモードを慎重に聴き比べた結果、プリアンプ・モードでパワーアンプに直結して使用することにしました。他のソースを聴く際は接続を替えなければならないので面倒ですが、このDACの特徴をより鮮明に聴くことができると判断しました。

とは言え、プリアンプ・モードを十分に活かすには幾つか課題があります。
① Tambaquiの設置場所: メインSP用のパワーアンプ以外の機器は全てリスニング・ポイントの右側のラックに収めており、プリ=パワー間は10mのバランス・ケーブルで接続しています。スタジオ使用も考慮したEAR912では全く問題無かったのですが、Tambaquiにはもっと短いケーブルで接続したいです。
[:image1:]
② Tambaquiのアナログ・アウトプット: XLRが1系統あるだけです。EAR912では、2系統のXLRからメインSP用のEAR509IIとサブ・ウーファー用のマッキントッシュMC352に別々に接続しています。サブ・ウーファーを使用するにはTambaquiではXLR出力を分岐する必要があります。

色々と検討した結果、機器のレイアウトを変更しました。
① Tambaqui、Diretta Target、サブ・ウーファー用のパワーアンプをメインSPの間に移動する。サブ・ウーファー用のパワーアンプはサイズを考慮してMC352からThomann のS-75MkIIに変更。
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② Diretta HostとDiretta Targetの間は1.5mのTwinaxケーブルから20mの光LANケーブルに変更し、この際、Roon関連のPCをリスニング・ポイント後方に移動。
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サブ・ウーファー用のパワーアンプが50分の1ほどの安価なものとなりますが、超低域を聴こえるかどうかのレベルで再生するだけなので、ダメ元で試すことにしました。この配置ではSPケーブルも10mから2.5m程度に大幅に短くできます。

Diretta HostとTarget間のTwinaxケーブルは幾つかの光LAN用のトランシーバーと聴き比べて選択したものです。これの変更で音質に多少変化しますが、光LANであればケーブル引き回しによるロスが殆どない(ある程度長い方が良いことも多い)ため他の条件を優先しました。光LAN用のトランシーバーやケーブルはUSB-SFP変換ユニットに付属するBIDIの1.25GBトランシーバーとシンプレックス・ケーブルを使用しています。

肝心の音ですが、DACとプリアンプが変わると相当変化します。
サブ・ウーファーの調整は本当に微妙なので、まずメインSPだけで聴きます。
全体的にスッキリして見通しが良くなり音場の再現に優れます。音場の裾野が広がったようです。一方でバランスが変化したことで、超低域のレベルが上がり高域のアクセントが無くなったように聴こえます。Troubadour80付属のネットワーク・ボックスには高域のレベル調整機能があり、これまでマイナス2dBのポジションでしたが、この組み合わせではFlatの方がバランスが良いようです。

続いてサブ・ウーファーを追加するため、これまで使っていたLuxmanのXLRケーブルをXLR分岐ケーブルに変更してTambaquiを2台のパワーアンプに接続します。
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とりあえず市販のXLR分岐ケーブルを使用しました。これも分岐ボックスを使用したり分岐ケーブルを自作することも考えましたが、全長50cm程度なので、余分な接点を増やすより安価でもキチンと工場加工されたものが良いと判断しました。
アマゾンで1本11ポンド(1700円程度)です。造りは悪くありませんが軽量で少し頼りないです。

しばらく聴いているとやはり安物のXLR分岐ケーブルが気になってきました。LuxmanのXLRケーブルと聴き比べるとエネルギーが落ちます。仕方ないので買い置きしていたモガミ2549とノイトリックのプラグで分岐ケーブルを自作しました。
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一聴して自作ケーブルの方が音の勢いに勝ります。やはりこんな所で手抜きはいけませんね。

まだ幾つか気になる点がありますが、とりあえず及第点の音になりました。

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