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DAT デッキ、蘇る!

日記・雑記
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ヤフオクで約1年前に手に入れたDATデッキ、パイオニアのD-07。最近電源が入ったり入らなかったりと。おまけに先日NHKFMでベルリンフィルの演奏会録音途中で電源が落ちてしまった。もう限界なのかと思いつつ修理をしてもらうところをネットで捜しました。

北海道のAudiolifeというところがDATやカセットデッキを修理していることを見つけました。早速連絡して修理をしてもらいました。どうやらコンデンサーの液漏れが原因で、基盤に漏れてショートしていたりしたようです。コンデンサーを交換していただきました。開閉トレイの修理やヘッドホン端子のガリも見ていただきました。しかも修理費は常識の範囲内でした。もはや替えの効かないDATデッキですので、大切に使用したです。皆さんもDATデッキやカセットデッキをお持ちの方も少なからずいらっしゃると思いますが、メーカーは修理してくれませんが、Audiolifeさんなら何とかしてくれると思います。貴重なデッキを捨ててしまうのは勿体無いですから。

これでまたFMのエアチエックができます。NHKは貴重なライブ音源を放送してくれるので、昭和的にエアチエックして楽しんでおります。T-1200も活躍中です。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. Phase Freakさん、こんちは。

    DATは、「ロストテクノロジー」の際たるモノと私は思っています(誉め言葉です)。
    DAT全盛期はソニーのDTC-1500ES、77ESを愛用していました。

    MDに負けそうになった後、パイオニアのD-07Aを購入。今は全部で6台あります。

    パイオニアの部品会社が閉鎖の噂を聞き、D-07Aの部品を大量に買い漁りました。
    先日確認したら、ロータリーヘッドは6個、キャプスタンローラーは50個くらい持っています(貴重なドライブアッセンブリー一式も2台ありました)。

    さらに、メーカーサービスも、故障判断機の導入により簡略、簡素化、DAT等修理が出来るような熟練秘術者は解雇や部署移動されたりしていたので、DAT修理に必要な調整治具も買い揃えました。

    ちなみに、ヘッド新品交換の場合は、ソニー製DATの方が調整項目が少し面倒になります。

    ただ、ソニー製のDATは、致命的な故障が起こり易いので、長年使うにはあまりお勧めしません(3D-CAD及びスキャナーが使えれば話は別)。

    パイオニアのD-07、D-07Aで起こりえるトラブルですが、ご存じのトレー不具合、ヘッドフォン端子のガリに加え、ロータリーエンコーダーの内部カーボン基板劣化によるローディングミスを起こし、下手するとテープやヘッドが傷みます。

    ロータリーエンコーダーは、残念ながらデジタル式ではなくアナログ式なので、長年使っていくと不具合が出る可能性があります。当然部品はもうありませんし、市販の汎用部品はサイズが合わないので使えず。私は、ストックを使うのがもったいなく現物修理しましたがw。

    他には、テープエンド・ストップに使うプリズムに光入力するフォトインタラプタの不具合。これがイカかれると高速早送り、巻き戻し時にテープエンドでテープが最悪千切れます。

    あと、今回経験されたと思いますが、電源の2次側の部品が総じて弱い傾向にあります。まあ、この時期のオーディオ機材はパイオニア製だけではないですが・・・・

    主に電源ブロックコンデンサー付近、(ブリッジパッケージ、アキシャルの両方)の後、あと、この時期のパイオニア製はガラス管ヒューズを使用していませんが、代わりに入っているヒューズ抵抗が一つ切断されると画面が真っ暗になります。

    特に、DIYで修理する時に、コネクター入れ忘れをして電源を入れると、ヒューズ抵抗が一気に切れる場合があります。

    以上、私が経験した内容でした。

    • ハム太郎さん

      返信ありがとうございます。

      ハム太郎さんはエンジニアでいらっしゃるのですね。ご自分で修理できるとは羨ましいです。私もSony 77ESやパイオニアHS-5を使用してまいりました。自分で録音したテープもかなりありますので、何とか使っていきたいと思い機器もテープも捨てられずにいました。DATは本当に素晴らし録音機だと思いますので。

      今度調子が悪くなったらご相談させていただけたらありがたいと思います。

      今度も宜しくお願いいたします。

  2. Phase Freakさん、コメントありがとうございます。

    うっかり書き忘れたので追記しておきます。

    D-07に該当する頻発不具合ですが、テープトラッキングのサーボ基板上の缶タイプコンデンサーの品質があまり良くなく液漏れしやすいので、調整をしてもトラッキングしなかったりノイズを発する場合があります。

    D-07、D-07AのFL管ディスプレイでエラーレート表示した時に、ヘッドクリーニングしても、ある日突然、ノイズが出たり出なかったりする場合にはこれが疑われます。
    暫く電源を入れなくて復帰する場合はほぼビンゴ(←コンデンサー漏れが発生してたら復帰は難しい)。

    エラーレート表示は、以下のようにします。

    (エラーレート表示)
    1. TIMER スイッチを PLAY / REPEAT にして、
    2. MUTE ボタンを押しながら EJECT ボタンを押す。

    D-07Aのサーボ基板は若干、耐久性を持たせたようですが、それでも時代が時代なので・・・・・

    サーボ基板修理するなら、電解コンではなく、固体電解コンデンサーなどを使用するのが良いでしょう。パナのOSコンなど。

    サーボ基板上のコンデンサー交換をすると、テープパス系などのトラッキング関係の調整が思いっきりズレるので再調整になります(アナログサーボのCDPとかも同じ)。

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