仕事部屋にしつらえたデスクトップ・オーディオ用のSPを
軽快にロックやポップスが愉しめるものに変更したくて
半年ほど、いろいろ検討しておりました。
やはりデスクトップですので、サイズが限られますし
人の話し声の聴取がしやすい(語学練習用に使用)もので
使用しているアンプ(CAMBRIDGE AUDIO Azur 650A)の
インピーダンスの関係で6Ωか8Ωのもの
というのが条件でした。
結果としては、tangent spectrum X5を中古で導入することとなりました。
http://www.porcaro-line.co.jp/tangent/spectrum.html
tangentのSPというと、EVOをご存知の方もいらっしゃるでしょう。
小型密閉型でタイトな低音、ヌケの良さ重視の音作り。
私も一度だけ聞いたことがあって、
デスクトップにはいいんじゃないかな~
と感じた記憶があります。
このspectrum X5は、リアバスレフで
低音の量感も、EVOよりあると思いますし、
ユニットの素材やツイーター周りの作りもかなり違います。
見た目は、モニターっぽいですが、
欲目で言えば、若干オシャレ感がプラスアルファされてるかな~
というところです。
能率が90dBあるので、鳴りやすい部類のSPでしょう。
なんか、こういうのもモニターっぽいです。。。
音はどうか?
アバック店員の吉田さんの紹介が的確で
私もほぼ同感なので、コメントがかぶってしまいますが
http://blog.avac.co.jp/umeda/2015/01/tangent-spectru-dac8.html
まあ、気にせず書いてみます。
基本、元気で、快活な音です。
意外に高音がよく広がります。
きれいに伸びるというよりは
ヴォーカルが埋もれずに前に出てくる感じ。
話し声も聞き取りやすいです。
ツイーター周りがちょっとホーン状にこしらえてあるせいでしょうか。
中低音はタイトで反応がよい感じですが、量感はそれなりにあります。
ウーファーがペーパー素材なので、
最初は紙っぽいスカスカ感が感じられましたが
だいぶこなれて密度感がでてきたように思います。
得意な分野は、やはりロックや打ち込み系のポップスですね。
ジャズもホーンは、まずまずいい感じ。
物足りないとしたら、ピアノ中心の音楽とか
クラシックのオーケストラとかですね。
いろいろ聞いてみましたが、ロック系ですと
これとかこれなんかよかったです。
ギターのエッジが立って、
ベースやドラムスがふくらまず、音の混濁が目立たないので
心地よいです。
ビートルズ、クイーンあたりから
ビーチボーイズ、スペクター・サウンド、古いロックンロールまで
ゴキゲンな鳴りをしてくれます!
ブルージーなものも、けっこうイケてると思います。
このへんはよかったですよ~
ポップスでは、このへんはいいですね~
打ち込みのリズムセクションや、
ちょっとスイートでポップな女性ヴォーカルが相性良し。
ジャズだと、このあたりは好感触!
トランペットは得意ですし、
音数の多いアンサンブルもけっこう上手にこなします。
最後に、ヴォーカルものでも、こういうものだと
バックのピアノの弱さがあまり気になりませんでした。
実は、このシステム、2.1chにしてしまったのですが
そのおかげで、ベースやドラムスの立体感が
割り増しで聞こえるようになりました。
ナイショにしとこうかと思いましたが。。。
以上、デスクトップ・オーディオも
やっぱり愉しいってお話でございました。。。
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